砕け! 無限の壁!!
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――雷雷軒に訪れた二人は夕食をとりがてら響木に鬼道が雷門中へ入ることを説明すると、響木は快く了承し、食べ終わった鬼道に瑞貴たちは今のチームの状況を話した。
『勝負は後半。前半はじっくりと円堂たちを見極めてくれ』
『前半? フッ……10分で充分だ!』
『できますか?』
『任せろ』
――あのとき鬼道は自信満々の笑みを浮かべていた。
「瑞貴!」
半田が瑞貴にパスを送ると瑞貴はそれをうまく受け取った。
《おぉーっと! 雷門、ここで初めてパスが通ったー!》
瑞貴はそのまま攻め上がるが千羽山の選手が三人も周りを囲んだ。これでは動くに動けない。
「修也!」
瑞貴が豪炎寺に向けてパスを送るも、大鯉昇にカットされ原野徹に回された。
《これは千羽山の必殺技、ラン・ボール・ラン!》
原野はそのまま松野と栗松をかわす。
「キラースライド!」
土門がキラースライドでボールを取ろうとしたが、それもかわされてボールはゴールへと向かう。
「ザ・ウォール!」
壁山が止めて弾き返すも威力が強すぎて、そのまま田主丸茂樹に渡る。
「シャインドライブ!」
田主丸の足から放たれる強い光を放つシュートに、円堂は思わず目を塞いでしまいゴールを許してしまった。
《ゴォ――ルッ!! 千羽山が先制だー!これは大きな一転が入ったぞー! 未だ無失点の千羽山、GOOD勝利を手繰り寄せた――っ!!》
喜び合う千羽山イレブン。鉄壁のディフェンスを誇るチームに1点を許すのは非常にキツい。
「ドンマイドンマイ! 勝負はまだこれからだー!」
「まだ時間はあるんだ! とにかく1点返していくよ!」
円堂と瑞貴はみんなに声をかけると、鬼道は不敵に笑っていた。
「栗松、お前はいつもより二歩後ろを守れ」
「えっ?」
「それから松野、豪炎寺にパスを出すときは三歩、染岡には二歩半、いつもより前に出せ。井上にはそのままで構わない」
「ええ?」
急な指示に栗松と松野は不思議に思いながら顔を見合わせる。
瑞貴は鬼道が二人に指示を出している所を見て、時間を確認すると約束の10分が経過していた。
(見せてもらうよ。天才ゲームメーカーの作戦を!)
試合が再開され豪炎寺からボールを受け取った松野だが、山根羊にスライディングされてしまう。そのまま大鯉に渡り根上大地にパスが出される。これは抜かれる――と思いきや、栗松が根上に渡る前に取ったのだ。
「栗松、土門へパスだ! 三歩先!」
「さ、三歩先でヤンスか?」
栗松は鬼道の指示通りパスを送るとピッタリ渡って土門はそのまま上がる。
「通ったでヤンス~!」
「鉄平ナイス!」
「マックス!」
「待て、土門!」
土門は松野にパスを送ろうとしたが鬼道に制止をかけられた。鬼道はタイミングを見計らう。
「いけ!」
「は、はい!」
鬼道が合図を送ったので土門はパスを送ると、それは松野にうまく繋いだ。
《雷門のパスが繋がりだした!》
「いいぞ土門!」
「そのまま持ち込め、松野!」
松野は敵陣内まで入り、鬼道が「染岡にパスだ!」と言われ最初の指示通り二歩半先にパスを送った。
『勝負は後半。前半はじっくりと円堂たちを見極めてくれ』
『前半? フッ……10分で充分だ!』
『できますか?』
『任せろ』
――あのとき鬼道は自信満々の笑みを浮かべていた。
「瑞貴!」
半田が瑞貴にパスを送ると瑞貴はそれをうまく受け取った。
《おぉーっと! 雷門、ここで初めてパスが通ったー!》
瑞貴はそのまま攻め上がるが千羽山の選手が三人も周りを囲んだ。これでは動くに動けない。
「修也!」
瑞貴が豪炎寺に向けてパスを送るも、大鯉昇にカットされ原野徹に回された。
《これは千羽山の必殺技、ラン・ボール・ラン!》
原野はそのまま松野と栗松をかわす。
「キラースライド!」
土門がキラースライドでボールを取ろうとしたが、それもかわされてボールはゴールへと向かう。
「ザ・ウォール!」
壁山が止めて弾き返すも威力が強すぎて、そのまま田主丸茂樹に渡る。
「シャインドライブ!」
田主丸の足から放たれる強い光を放つシュートに、円堂は思わず目を塞いでしまいゴールを許してしまった。
《ゴォ――ルッ!! 千羽山が先制だー!これは大きな一転が入ったぞー! 未だ無失点の千羽山、GOOD勝利を手繰り寄せた――っ!!》
喜び合う千羽山イレブン。鉄壁のディフェンスを誇るチームに1点を許すのは非常にキツい。
「ドンマイドンマイ! 勝負はまだこれからだー!」
「まだ時間はあるんだ! とにかく1点返していくよ!」
円堂と瑞貴はみんなに声をかけると、鬼道は不敵に笑っていた。
「栗松、お前はいつもより二歩後ろを守れ」
「えっ?」
「それから松野、豪炎寺にパスを出すときは三歩、染岡には二歩半、いつもより前に出せ。井上にはそのままで構わない」
「ええ?」
急な指示に栗松と松野は不思議に思いながら顔を見合わせる。
瑞貴は鬼道が二人に指示を出している所を見て、時間を確認すると約束の10分が経過していた。
(見せてもらうよ。天才ゲームメーカーの作戦を!)
試合が再開され豪炎寺からボールを受け取った松野だが、山根羊にスライディングされてしまう。そのまま大鯉に渡り根上大地にパスが出される。これは抜かれる――と思いきや、栗松が根上に渡る前に取ったのだ。
「栗松、土門へパスだ! 三歩先!」
「さ、三歩先でヤンスか?」
栗松は鬼道の指示通りパスを送るとピッタリ渡って土門はそのまま上がる。
「通ったでヤンス~!」
「鉄平ナイス!」
「マックス!」
「待て、土門!」
土門は松野にパスを送ろうとしたが鬼道に制止をかけられた。鬼道はタイミングを見計らう。
「いけ!」
「は、はい!」
鬼道が合図を送ったので土門はパスを送ると、それは松野にうまく繋いだ。
《雷門のパスが繋がりだした!》
「いいぞ土門!」
「そのまま持ち込め、松野!」
松野は敵陣内まで入り、鬼道が「染岡にパスだ!」と言われ最初の指示通り二歩半先にパスを送った。