サッカーやろうぜ!
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「ありがとう風丸!」
「ありがとうございます!」
「俺はやるぜ。お前らはどうするんだ?」
風丸が後方を向いて言う。円堂と瑞貴もつられて見ると木の陰や茂みから半田を含め、サッカー部員が全員いた。
「みんな!」
円堂が部員に駆け寄ろうとすると足を取られて転んでしまった。風丸と瑞貴が片目を手で覆うと「キャプテン!」と言って栗松鉄平と壁山塀吾郎が円堂に駆け寄って立ち上がらせる。
「大丈夫でヤンスか!?」
「帝国と試合する前にお前のほうがバテるぞ」
「へへっ、大丈夫だって」
「こいつら、俺が来るよりも前からお前らのこと見てたみたいだぞ」
「えぇっ!?」
風丸の言葉に驚いたように円堂がみんなを見る。
「円堂たちが他の運動部に声かけているのを見てたら……」
「ちょっと、な」
「その特訓も、なんかこう胸がジーンと熱くなってきたでヤンス」
半田は申し訳なさそうな顔をし、染岡竜吾は照れるように鼻をこすり、栗松も感動していた。
「キャプテン! 俺も特訓一緒にやらせてください!」
「俺も!」
「俺もやりたいでヤンス!」
「一緒にやってもいいっスか?」
宍戸佐吉や少林寺歩だけでなく栗松や壁山も言うと、円堂は顔を赤くしながら思いっきり涙ぐんでいた。
「当ったり前じゃないか。大歓迎だよ! うおおぉぉおおお!! 俺スッゲー嬉しい!」
叫ぶ円堂やみんなのやる気に、瑞貴もなんだか嬉しくなって微笑んでいた。
「そういえばキャプテン、あの人は誰ですか?」
「勧誘のときも一緒にいましたね」
少林寺と宍戸の声に全員瑞貴を見る。面識がある風丸と半田は知っているが、他の部員は知らないので円堂は「ああ!」と思い出して瑞貴の隣に立った。
「こいつは俺のクラスに転入してきた井上瑞貴。サッカー部に入部したんだ」
「今日からよろしくお願いします」
ペコリとお辞儀して微笑むと全員頬を赤く染める。
(((((か、可愛い……!)))))
みんながそう思っていたことを瑞貴は知らず小首を傾げると、さらに顔が赤くなった。
「入部って……マネージャーでヤンスか?」
「いや、選手だ」
「「「「「ええぇぇえええ!?」」」」」
今度は円堂と風丸以外全員驚いたように瑞貴を見る。タイヤを背負って練習をしていたのだが、みんなはどうやらただ円堂に特訓に付き合わされただけだと思っていたようだ。
「瑞貴、お前本気で選手として入るのか!?」
「うん。真一や円堂くんたちと一緒に帝国学園との試合もがんばるよ!」
「「瑞貴!? 真一!?」」
突然円堂と風丸が叫んだので二人は思わず面食らった。
「ど、どうかしましたか?」
「井上、お前半田と知り合いなのか!? というか、なんで呼び捨てで敬語がないんだ!?」
風丸が瑞貴の肩をつかみ少し声を荒げながら言う。驚きつつも瑞貴は頷いた。
「え、円堂くんが校長室に向かった後に自己紹介して、呼び捨てで構わないって言われたんで私も名前で呼んでいいってことに。敬語も使わなくていいと言われましたし……」
すると風丸が物凄い目で半田を睨むと半田は一歩下がり冷や汗をかく。なんだかダークエンペラーズになりかけている気がする、と瑞貴は思った。
「井上、俺のことも名前で呼んでくれ! 敬語もいらないから!」
「えーと……守?」
「ああ!」
「俺も一郎太で構わないから」
「うん!」
そう言うと円堂は嬉しそうに頷き、風丸は頬を染めた。それに敬語もいらないと他の部員も同意したので瑞貴は彼らに呼び捨てでタメで話すと言った。
「よーし! やろうぜ!!」
「「「「「やろうぜ!!」」」」」
それからサッカー部全員で特訓を始めた。タイヤを引きずりながら走り込みをしたり、リフティングをしたり、ドリブルをしたり、シュートをしたり、キャッチをしたり。
今までのみんなとは違い、全員やる気を出して本気で帝国学園に勝とうと特訓をしている。
「よし、やるぞっ!!」
「「「「「オウッ!!」」」」
「ありがとうございます!」
「俺はやるぜ。お前らはどうするんだ?」
風丸が後方を向いて言う。円堂と瑞貴もつられて見ると木の陰や茂みから半田を含め、サッカー部員が全員いた。
「みんな!」
円堂が部員に駆け寄ろうとすると足を取られて転んでしまった。風丸と瑞貴が片目を手で覆うと「キャプテン!」と言って栗松鉄平と壁山塀吾郎が円堂に駆け寄って立ち上がらせる。
「大丈夫でヤンスか!?」
「帝国と試合する前にお前のほうがバテるぞ」
「へへっ、大丈夫だって」
「こいつら、俺が来るよりも前からお前らのこと見てたみたいだぞ」
「えぇっ!?」
風丸の言葉に驚いたように円堂がみんなを見る。
「円堂たちが他の運動部に声かけているのを見てたら……」
「ちょっと、な」
「その特訓も、なんかこう胸がジーンと熱くなってきたでヤンス」
半田は申し訳なさそうな顔をし、染岡竜吾は照れるように鼻をこすり、栗松も感動していた。
「キャプテン! 俺も特訓一緒にやらせてください!」
「俺も!」
「俺もやりたいでヤンス!」
「一緒にやってもいいっスか?」
宍戸佐吉や少林寺歩だけでなく栗松や壁山も言うと、円堂は顔を赤くしながら思いっきり涙ぐんでいた。
「当ったり前じゃないか。大歓迎だよ! うおおぉぉおおお!! 俺スッゲー嬉しい!」
叫ぶ円堂やみんなのやる気に、瑞貴もなんだか嬉しくなって微笑んでいた。
「そういえばキャプテン、あの人は誰ですか?」
「勧誘のときも一緒にいましたね」
少林寺と宍戸の声に全員瑞貴を見る。面識がある風丸と半田は知っているが、他の部員は知らないので円堂は「ああ!」と思い出して瑞貴の隣に立った。
「こいつは俺のクラスに転入してきた井上瑞貴。サッカー部に入部したんだ」
「今日からよろしくお願いします」
ペコリとお辞儀して微笑むと全員頬を赤く染める。
(((((か、可愛い……!)))))
みんながそう思っていたことを瑞貴は知らず小首を傾げると、さらに顔が赤くなった。
「入部って……マネージャーでヤンスか?」
「いや、選手だ」
「「「「「ええぇぇえええ!?」」」」」
今度は円堂と風丸以外全員驚いたように瑞貴を見る。タイヤを背負って練習をしていたのだが、みんなはどうやらただ円堂に特訓に付き合わされただけだと思っていたようだ。
「瑞貴、お前本気で選手として入るのか!?」
「うん。真一や円堂くんたちと一緒に帝国学園との試合もがんばるよ!」
「「瑞貴!? 真一!?」」
突然円堂と風丸が叫んだので二人は思わず面食らった。
「ど、どうかしましたか?」
「井上、お前半田と知り合いなのか!? というか、なんで呼び捨てで敬語がないんだ!?」
風丸が瑞貴の肩をつかみ少し声を荒げながら言う。驚きつつも瑞貴は頷いた。
「え、円堂くんが校長室に向かった後に自己紹介して、呼び捨てで構わないって言われたんで私も名前で呼んでいいってことに。敬語も使わなくていいと言われましたし……」
すると風丸が物凄い目で半田を睨むと半田は一歩下がり冷や汗をかく。なんだかダークエンペラーズになりかけている気がする、と瑞貴は思った。
「井上、俺のことも名前で呼んでくれ! 敬語もいらないから!」
「えーと……守?」
「ああ!」
「俺も一郎太で構わないから」
「うん!」
そう言うと円堂は嬉しそうに頷き、風丸は頬を染めた。それに敬語もいらないと他の部員も同意したので瑞貴は彼らに呼び捨てでタメで話すと言った。
「よーし! やろうぜ!!」
「「「「「やろうぜ!!」」」」」
それからサッカー部全員で特訓を始めた。タイヤを引きずりながら走り込みをしたり、リフティングをしたり、ドリブルをしたり、シュートをしたり、キャッチをしたり。
今までのみんなとは違い、全員やる気を出して本気で帝国学園に勝とうと特訓をしている。
「よし、やるぞっ!!」
「「「「「オウッ!!」」」」