来たぜ! 全国大会!!
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全国大会へ向けて練習に励む雷門中サッカー部。今日は先日OBイレブンとの試合で習得した炎の風見鶏の練習だ。
豪炎寺修也と風丸一郎太が撃ったボールは鮮やかな六枚の炎の羽が生え、見事ゴールに突き刺さった。
「よし! 決まったぜ!」
「順調だね」
「もう一本だ!」
円堂守と井上瑞貴は成功させたことに喜び、響木正剛はもう一度撃つように指示を出す。
染岡竜吾が蹴り上げたボールを風丸が受け取ってドリブルし、今度は高く蹴り上げて落ちる前に風丸と豪炎寺がボールを挟んで再び高く上げ、風丸はボールの上に豪炎寺はオーバーヘッドで撃つ。
「「炎の風見鶏!」」
先ほどより威力が上がったような感覚に円堂と瑞貴は破顔する。
「スッゲー!」
「息ピッタリじゃん!」
「こりゃドラゴントルネードも負けてられないぜ」
「それを言うならシューティングトルネードだって」
染岡と瑞貴は顔を見合わせてニッと笑う。
そして再び炎の風見鶏が放たれ、感慨気に頷く円堂と瑞貴。円堂は学校から見ている影野仁に両手を口元に押さえてメガホンのようにして叫ぶ。
「どうだ! 影野ー!」
「完璧……!」
影野は親指をグッと立てる。
「お前のおかげだよ、影野!」
風丸の言葉に豪炎寺も同意して頷く。それに影野は答えるように両手を振った。
「おぉ~。なんか俺、燃えてきたっス!」
「俺もあんなスッゲー技、できるようになりたいでヤンス!」
二人の技に刺激されたのは壁山塀吾郎と栗松鉄平だけでなく、他のみんなも同じだ。選手だけでなく、マネージャーも笑い合っていた。
すると車の音が聞こえて振り向くと、見たことのある黒塗りの高級車が止まり、雷門家の執事である場寅仕が出てきた。円堂と瑞貴も場寅の存在に気づき目を向ける。
場寅が後方座席の扉を開くと、現れたのは雷門夏未の父であり、雷門中学の理事長・雷門総一郎だ。初対面である土門飛鳥はそばにいた染岡に声をかける。
「ねぇ。あのおじさん誰?」
「おいおい、うちの理事長だぜ。つまり雷門の親父さん」
「ンなこといっても、俺転校生なんだからさ。知らないっつの」
円堂と瑞貴は顔を見合わせて頷くと夏未の両隣に駆け寄った。
「なんで理事長が?」
「さあ……」
「練習を見に来たのかな」
「わかった! 理事長も元イナズマイレブンなんだな!」
「なんでそうなるのよ……」
自信満々に答えた円堂に夏未は肩を落とした。反対側にいる瑞貴も頭に手を当てる。
「夏未ちゃんのお父さんはね、中学サッカー協会の会長だよ」
「それにフットボールフロンティア大会実行委員長でもあるのよ」
「ふぇ?」
全然知らなかった円堂は傍から見てマヌケな声を上げる。
それから総一郎の呼びかけにより練習を中断して全員集合することになった。
「諸君! 全国大会出場おめでとう!」
「「「「「ありがとうございます!!」」」」」
「監督。夏未から聞いたときは驚きましたよ。まさか伝説のイナズマイレブンがチームを率いているとは」
「よしてください。昔のことですよ」
総一郎からの褒め言葉に響木は照れくさそうに眉を下げる。
「いやいや。よく戻ってきてくださった。そして! 君たちのおかげでフットボールフロンティアは大きな盛り上がりを見せている! 全国大会でも熱いゲームを期待しているよ!」
「「はい!!」」
代表として円堂と瑞貴が元気よく返事をし、チームメイトに振り向く。
「みんな! 優勝目指してがんばろうぜ!」
「今度は全国制覇をしよう!」
「「「「「オ――ッ!!」」」」」
やる気満々に拳を掲げる雷門イレブンに理事長たちは微笑ましく感じた。
「ホホォ。頼もしい」
「理事長も応援してください!」
「任せておきたまえ!」
円堂の言葉に総一郎もやる気満々で答える。理事長である総一郎が「意外と熱い」や「円堂くんに似ているかもしれない」と話していた音無春奈と木野秋の会話に夏未は恥ずかしそうに咳払いをし、総一郎の隣に立つ。
豪炎寺修也と風丸一郎太が撃ったボールは鮮やかな六枚の炎の羽が生え、見事ゴールに突き刺さった。
「よし! 決まったぜ!」
「順調だね」
「もう一本だ!」
円堂守と井上瑞貴は成功させたことに喜び、響木正剛はもう一度撃つように指示を出す。
染岡竜吾が蹴り上げたボールを風丸が受け取ってドリブルし、今度は高く蹴り上げて落ちる前に風丸と豪炎寺がボールを挟んで再び高く上げ、風丸はボールの上に豪炎寺はオーバーヘッドで撃つ。
「「炎の風見鶏!」」
先ほどより威力が上がったような感覚に円堂と瑞貴は破顔する。
「スッゲー!」
「息ピッタリじゃん!」
「こりゃドラゴントルネードも負けてられないぜ」
「それを言うならシューティングトルネードだって」
染岡と瑞貴は顔を見合わせてニッと笑う。
そして再び炎の風見鶏が放たれ、感慨気に頷く円堂と瑞貴。円堂は学校から見ている影野仁に両手を口元に押さえてメガホンのようにして叫ぶ。
「どうだ! 影野ー!」
「完璧……!」
影野は親指をグッと立てる。
「お前のおかげだよ、影野!」
風丸の言葉に豪炎寺も同意して頷く。それに影野は答えるように両手を振った。
「おぉ~。なんか俺、燃えてきたっス!」
「俺もあんなスッゲー技、できるようになりたいでヤンス!」
二人の技に刺激されたのは壁山塀吾郎と栗松鉄平だけでなく、他のみんなも同じだ。選手だけでなく、マネージャーも笑い合っていた。
すると車の音が聞こえて振り向くと、見たことのある黒塗りの高級車が止まり、雷門家の執事である場寅仕が出てきた。円堂と瑞貴も場寅の存在に気づき目を向ける。
場寅が後方座席の扉を開くと、現れたのは雷門夏未の父であり、雷門中学の理事長・雷門総一郎だ。初対面である土門飛鳥はそばにいた染岡に声をかける。
「ねぇ。あのおじさん誰?」
「おいおい、うちの理事長だぜ。つまり雷門の親父さん」
「ンなこといっても、俺転校生なんだからさ。知らないっつの」
円堂と瑞貴は顔を見合わせて頷くと夏未の両隣に駆け寄った。
「なんで理事長が?」
「さあ……」
「練習を見に来たのかな」
「わかった! 理事長も元イナズマイレブンなんだな!」
「なんでそうなるのよ……」
自信満々に答えた円堂に夏未は肩を落とした。反対側にいる瑞貴も頭に手を当てる。
「夏未ちゃんのお父さんはね、中学サッカー協会の会長だよ」
「それにフットボールフロンティア大会実行委員長でもあるのよ」
「ふぇ?」
全然知らなかった円堂は傍から見てマヌケな声を上げる。
それから総一郎の呼びかけにより練習を中断して全員集合することになった。
「諸君! 全国大会出場おめでとう!」
「「「「「ありがとうございます!!」」」」」
「監督。夏未から聞いたときは驚きましたよ。まさか伝説のイナズマイレブンがチームを率いているとは」
「よしてください。昔のことですよ」
総一郎からの褒め言葉に響木は照れくさそうに眉を下げる。
「いやいや。よく戻ってきてくださった。そして! 君たちのおかげでフットボールフロンティアは大きな盛り上がりを見せている! 全国大会でも熱いゲームを期待しているよ!」
「「はい!!」」
代表として円堂と瑞貴が元気よく返事をし、チームメイトに振り向く。
「みんな! 優勝目指してがんばろうぜ!」
「今度は全国制覇をしよう!」
「「「「「オ――ッ!!」」」」」
やる気満々に拳を掲げる雷門イレブンに理事長たちは微笑ましく感じた。
「ホホォ。頼もしい」
「理事長も応援してください!」
「任せておきたまえ!」
円堂の言葉に総一郎もやる気満々で答える。理事長である総一郎が「意外と熱い」や「円堂くんに似ているかもしれない」と話していた音無春奈と木野秋の会話に夏未は恥ずかしそうに咳払いをし、総一郎の隣に立つ。