伝説のイレブン!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「俺は……俺たちは!」
「「「無敵の!!」」」
「「「イナズマ!!」」」
「「「イレブン!!」」」
浮島、場寅と髪村と会田、中間と定良と菅田、民山と備流田と碇。彼らの雰囲気がガラリと変わった。もうそこには先ほどの五十代のおじさんではない。伝説と呼ばれし『イナズマイレブン』だ。
「やっと目覚めたか!」
響木は嬉しそうに白い歯を出してニッと笑う。
「証明しようぜ! 伝説は真実だと!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
そして試合が再開された。少林寺がドリブルで上がると中間が横から迫ってきた。
「こっちだ!」
「頼みます!」
半田が声をかけ、少林寺がパスを送るが、菅田に取られてしまった。
「マスター!」
「オウッ! クロスドライブ!」
菅田からパスを受けとった民山の必殺シュートが円堂に襲い掛かる。
「熱血パンチ!」
対応する円堂だが、弾かれたボールはゴールに入ってしまった。
「シューティングアロー!」
「フッ。見せてやろう。これが元祖ゴッドハンドだ!」
瑞貴のシューティングアローは響木のゴッドハンドによって止められてしまった。瑞貴は悔しそうに、でも楽しそうな表情をする。
「止められた! けどスゴい!」
「スッゲー! やっぱり元祖はスゲーや!」
「さあ浮島! 見せてやれ!」
響木がボールを投げ、それに反応したのは浮島と備流田だ。
「備流田!」
「オウッ!」
二人は同時にボールを足に挟んで高く上げ、備流田は浮島よりも高く飛び、ボールの上へ。浮島は、クルリと半回転をしてオーバーヘッドキックの体勢に。彼らが撃ったボールに六枚の赤い炎の羽根が生え、円堂が反応するもゴールに入った。
「そうだ! それでこそイナズマイレブンだ!」
「イエスッ!」
「甦ったな……本当に!」
響木や総一郎や鬼瓦は、伝説のサッカーが復活したことに喜びを感じていた。
「スゲー……なんだ今の技は! あっ!」
円堂は何かに気づき、ボールを持って鬼瓦に駆け寄る。
「審判さん! タイム! タイム、お願いします!」
「サッカーにタイムはないぞ」
「大事なことなんです! お願いします!」
必死に頼み込む円堂に鬼瓦も負けたのか「わかったよ」と言って許可した。
「ありがとうございます! ――みんな! 来てくれ!」
円堂は鬼瓦に礼をしてみんなに呼びかけた。円堂の周りに集まった雷門中サッカー部の選手とマネージャーは、円堂が広げた秘伝書を見る。
「あったぞ。『炎の風見鶏』だ」
「炎の風見鶏?」
「解読できたのか?」
「ああ!」
風丸と染岡が声を上げると円堂は嬉しそうに笑った。だが今回はいつもと少し違う所がある。
「その上、今日はお手本が目の前にある。絶対にモノにしようぜ!」
「で、誰がやるの?」
「えーと……」
松野が問いかけると、円堂は秘伝書に書いてあるポイントとなる部分を読み上げる。
「『この技はスピードがビューン、ジャンプ力がビヨヨーン』か」
「「「「「…………」」」」」
イナズマ落としのときのように擬音語ばかり並べられている説明に、全員が呆れて半目になる。
「相変わらずの宇宙語ね……」
秋に同意するように瑞貴は深く頷いた。
「スピードとジャンプか。陸上部の出番だな!」
「うん! これは風丸が適任だ!」
「じゃあもう一人は修也だね」
「任せろ」
瑞貴はチラリとベンチに座っている影野を見る。目金と宍戸は興味津々だったので輪に入っているが、彼だけが唯一残っていた。すると浮島が影野の隣に座って話している。
(サッカーはピッチだけじゃなく、ベンチにいる選手だって戦っているんだ)
役割も決まったので全員再びピッチに入る。
「よし。風丸! 豪炎寺! 頼んだぜ!」
「二人ならきっとできる!」
「「オウッ!!」」
円堂と瑞貴の掛け声に風丸と豪炎寺もやる気満々という気持ちで答えた。
――それから何度も挑戦しているが、全然成功しない。
「焦るな! 俺たちにも必ずできる!」
「絶対に成功させるよ!」
「浮島! もう一度見せてやるか!」
「ああ! しっかりとな」
響木からボールを受け取った浮島は備流田と上がって行く。ベンチにいる影野はそれを注意深く観察していた。浮島と備流田が上げたボールが落ちる場所に走り出すと、影野が何かに気づいたようだ。
「「「無敵の!!」」」
「「「イナズマ!!」」」
「「「イレブン!!」」」
浮島、場寅と髪村と会田、中間と定良と菅田、民山と備流田と碇。彼らの雰囲気がガラリと変わった。もうそこには先ほどの五十代のおじさんではない。伝説と呼ばれし『イナズマイレブン』だ。
「やっと目覚めたか!」
響木は嬉しそうに白い歯を出してニッと笑う。
「証明しようぜ! 伝説は真実だと!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
そして試合が再開された。少林寺がドリブルで上がると中間が横から迫ってきた。
「こっちだ!」
「頼みます!」
半田が声をかけ、少林寺がパスを送るが、菅田に取られてしまった。
「マスター!」
「オウッ! クロスドライブ!」
菅田からパスを受けとった民山の必殺シュートが円堂に襲い掛かる。
「熱血パンチ!」
対応する円堂だが、弾かれたボールはゴールに入ってしまった。
「シューティングアロー!」
「フッ。見せてやろう。これが元祖ゴッドハンドだ!」
瑞貴のシューティングアローは響木のゴッドハンドによって止められてしまった。瑞貴は悔しそうに、でも楽しそうな表情をする。
「止められた! けどスゴい!」
「スッゲー! やっぱり元祖はスゲーや!」
「さあ浮島! 見せてやれ!」
響木がボールを投げ、それに反応したのは浮島と備流田だ。
「備流田!」
「オウッ!」
二人は同時にボールを足に挟んで高く上げ、備流田は浮島よりも高く飛び、ボールの上へ。浮島は、クルリと半回転をしてオーバーヘッドキックの体勢に。彼らが撃ったボールに六枚の赤い炎の羽根が生え、円堂が反応するもゴールに入った。
「そうだ! それでこそイナズマイレブンだ!」
「イエスッ!」
「甦ったな……本当に!」
響木や総一郎や鬼瓦は、伝説のサッカーが復活したことに喜びを感じていた。
「スゲー……なんだ今の技は! あっ!」
円堂は何かに気づき、ボールを持って鬼瓦に駆け寄る。
「審判さん! タイム! タイム、お願いします!」
「サッカーにタイムはないぞ」
「大事なことなんです! お願いします!」
必死に頼み込む円堂に鬼瓦も負けたのか「わかったよ」と言って許可した。
「ありがとうございます! ――みんな! 来てくれ!」
円堂は鬼瓦に礼をしてみんなに呼びかけた。円堂の周りに集まった雷門中サッカー部の選手とマネージャーは、円堂が広げた秘伝書を見る。
「あったぞ。『炎の風見鶏』だ」
「炎の風見鶏?」
「解読できたのか?」
「ああ!」
風丸と染岡が声を上げると円堂は嬉しそうに笑った。だが今回はいつもと少し違う所がある。
「その上、今日はお手本が目の前にある。絶対にモノにしようぜ!」
「で、誰がやるの?」
「えーと……」
松野が問いかけると、円堂は秘伝書に書いてあるポイントとなる部分を読み上げる。
「『この技はスピードがビューン、ジャンプ力がビヨヨーン』か」
「「「「「…………」」」」」
イナズマ落としのときのように擬音語ばかり並べられている説明に、全員が呆れて半目になる。
「相変わらずの宇宙語ね……」
秋に同意するように瑞貴は深く頷いた。
「スピードとジャンプか。陸上部の出番だな!」
「うん! これは風丸が適任だ!」
「じゃあもう一人は修也だね」
「任せろ」
瑞貴はチラリとベンチに座っている影野を見る。目金と宍戸は興味津々だったので輪に入っているが、彼だけが唯一残っていた。すると浮島が影野の隣に座って話している。
(サッカーはピッチだけじゃなく、ベンチにいる選手だって戦っているんだ)
役割も決まったので全員再びピッチに入る。
「よし。風丸! 豪炎寺! 頼んだぜ!」
「二人ならきっとできる!」
「「オウッ!!」」
円堂と瑞貴の掛け声に風丸と豪炎寺もやる気満々という気持ちで答えた。
――それから何度も挑戦しているが、全然成功しない。
「焦るな! 俺たちにも必ずできる!」
「絶対に成功させるよ!」
「浮島! もう一度見せてやるか!」
「ああ! しっかりとな」
響木からボールを受け取った浮島は備流田と上がって行く。ベンチにいる影野はそれを注意深く観察していた。浮島と備流田が上げたボールが落ちる場所に走り出すと、影野が何かに気づいたようだ。