復活の絆!!
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「豪炎寺……お前だな?」
「みんな物足りなさそうにしていたからな」
「まあ、こういうのは俺も嫌いじゃない」
「フッ」
最後に『11』と声を上げたのは声のトーンを少し高めにした豪炎寺だった。鬼道もなんだかんだで驚かすのは好きなようだ。次に鬼道は隣にいる瑞貴に顔を向ける。
「それにしても、あれほど怖がっていたお前がよく残ったな」
「…………」
「瑞貴?」
「どうしたんだ?」
様子がおかしいと思った鬼道が声をかけ、豪炎寺が明かりを点けると……瑞貴は座ったまま気絶していた。
((……器用な奴だな))
鬼道と豪炎寺の思考は一致していた。瑞貴が我に返ったのはその数分あとである。
☆☆☆☆☆
翌日。昨夜は思い出話に枕投げをして就寝時間がいつもより遅くなったにもかかわらず、瑞貴はいつものように早起きをし、いつものようにジョギングを終えた。キャラバンで全国を回っていたときも変わらない日常だが、今日はいつもと違う。
彼女は水を淹れたバケツに雑巾にモップに洗剤などの掃除道具を用意し、目的の場所へ到着すると……。
「「あっ」」
バッタリ、という効果音がピッタリだろう。欠伸をしながら反対方向から現れた円堂も同じように掃除道具を持っていた。お互いの持ち物を見た二人は顔を見合わせると笑ってしまう。
「瑞貴も同じことを考えていたんだな」
「守もね。さっ、やろうか」
「ああ!」
円堂は雑巾を水に浸して絞り、瑞貴はスプレー式の洗剤を振りかけた。
「みんなには言ったけど、まだお前には言ってなかったよな」
「「ありがとう/な、イナズマキャラバン」」
二人が掃除をしているのは、北海道から沖縄まで、自分たちを全国に送り届けてくれた乗り物――イナズマキャラバンである。
「お前も、エイリア学園を倒すため一緒にずっと旅してきた仲間だ」
「世話になった分、今日は心をこめて掃除するね」
「――円堂! 瑞貴!」
第三者の声が聞こえて振り向くと風丸がやってきた。彼の姿に二人は掃除する手を止める。
「風丸?」
「早いね……って、バケツに、雑巾?」
風丸の手に持っているバケツと雑巾を見て円堂と瑞貴は察すると、綻ぶように笑った。
「あっ、そっか!」
「お前もか、風丸!」
「考えることは同じか」
「ほらね!」
「やっぱり俺たちは、雷門中サッカー部なんだよ!」
「みたいだな」
風丸はバケツを置くと、円堂と瑞貴に対して真剣な表情を向ける。
「あれから考えてみた。自分のしたことがやっぱり許せない……でも、今度のことがあったからこそ改めて気づかされたことがある。『仲間の大切さ』だ」
「「うん!」」
「仲間が間違ったことをしそうになったとき、今度は俺が止める。俺の目を覚まさせてくれた円堂と瑞貴やみんなに、恩返しをするためにも」
「恩返しなんて堅苦しいって。仲間だろ?」
「助け合うのも、間違ったら止めるのも、理由なんて必要ない。ただ自分がしたいだけでいいんだよ」
円堂も瑞貴もそう言って笑った。その言葉と表情に風丸は二人はこういう奴らであり、だからこそ助けられたんだと思わされる。
「そうだな……。ありがとう、円堂、瑞貴。改めて、よろしく頼むな!」
「ああ! こっちこそ!」
「よろしくね、一郎太!」
「――あれ? 円堂さんに瑞貴さんに風丸さん」
三人が笑い合っていると、また新たな声が聞こえた。立向居に続き、壁山と彼に負ぶさって眠っている木暮だ。
「勇気に夕弥、塀吾郎も」
「ん? 掃除道具……ひょっとしてお前らもか?」
「はい! キャラバンを綺麗にしようと思って!」
「木暮くん、いい加減目を覚ますっス。いつまで背中におぶさってるんス?」
「ふぁ~……。キャラバンに着いたらちゃんと働くからさ…それまで休ませてくれよ……」
「だから、もう着いたんスよ」
木暮は朝早くやると決意したのはいいが、眠気に勝てずに壁山に運んでもらったようだ。
「みんな物足りなさそうにしていたからな」
「まあ、こういうのは俺も嫌いじゃない」
「フッ」
最後に『11』と声を上げたのは声のトーンを少し高めにした豪炎寺だった。鬼道もなんだかんだで驚かすのは好きなようだ。次に鬼道は隣にいる瑞貴に顔を向ける。
「それにしても、あれほど怖がっていたお前がよく残ったな」
「…………」
「瑞貴?」
「どうしたんだ?」
様子がおかしいと思った鬼道が声をかけ、豪炎寺が明かりを点けると……瑞貴は座ったまま気絶していた。
((……器用な奴だな))
鬼道と豪炎寺の思考は一致していた。瑞貴が我に返ったのはその数分あとである。
☆☆☆☆☆
翌日。昨夜は思い出話に枕投げをして就寝時間がいつもより遅くなったにもかかわらず、瑞貴はいつものように早起きをし、いつものようにジョギングを終えた。キャラバンで全国を回っていたときも変わらない日常だが、今日はいつもと違う。
彼女は水を淹れたバケツに雑巾にモップに洗剤などの掃除道具を用意し、目的の場所へ到着すると……。
「「あっ」」
バッタリ、という効果音がピッタリだろう。欠伸をしながら反対方向から現れた円堂も同じように掃除道具を持っていた。お互いの持ち物を見た二人は顔を見合わせると笑ってしまう。
「瑞貴も同じことを考えていたんだな」
「守もね。さっ、やろうか」
「ああ!」
円堂は雑巾を水に浸して絞り、瑞貴はスプレー式の洗剤を振りかけた。
「みんなには言ったけど、まだお前には言ってなかったよな」
「「ありがとう/な、イナズマキャラバン」」
二人が掃除をしているのは、北海道から沖縄まで、自分たちを全国に送り届けてくれた乗り物――イナズマキャラバンである。
「お前も、エイリア学園を倒すため一緒にずっと旅してきた仲間だ」
「世話になった分、今日は心をこめて掃除するね」
「――円堂! 瑞貴!」
第三者の声が聞こえて振り向くと風丸がやってきた。彼の姿に二人は掃除する手を止める。
「風丸?」
「早いね……って、バケツに、雑巾?」
風丸の手に持っているバケツと雑巾を見て円堂と瑞貴は察すると、綻ぶように笑った。
「あっ、そっか!」
「お前もか、風丸!」
「考えることは同じか」
「ほらね!」
「やっぱり俺たちは、雷門中サッカー部なんだよ!」
「みたいだな」
風丸はバケツを置くと、円堂と瑞貴に対して真剣な表情を向ける。
「あれから考えてみた。自分のしたことがやっぱり許せない……でも、今度のことがあったからこそ改めて気づかされたことがある。『仲間の大切さ』だ」
「「うん!」」
「仲間が間違ったことをしそうになったとき、今度は俺が止める。俺の目を覚まさせてくれた円堂と瑞貴やみんなに、恩返しをするためにも」
「恩返しなんて堅苦しいって。仲間だろ?」
「助け合うのも、間違ったら止めるのも、理由なんて必要ない。ただ自分がしたいだけでいいんだよ」
円堂も瑞貴もそう言って笑った。その言葉と表情に風丸は二人はこういう奴らであり、だからこそ助けられたんだと思わされる。
「そうだな……。ありがとう、円堂、瑞貴。改めて、よろしく頼むな!」
「ああ! こっちこそ!」
「よろしくね、一郎太!」
「――あれ? 円堂さんに瑞貴さんに風丸さん」
三人が笑い合っていると、また新たな声が聞こえた。立向居に続き、壁山と彼に負ぶさって眠っている木暮だ。
「勇気に夕弥、塀吾郎も」
「ん? 掃除道具……ひょっとしてお前らもか?」
「はい! キャラバンを綺麗にしようと思って!」
「木暮くん、いい加減目を覚ますっス。いつまで背中におぶさってるんス?」
「ふぁ~……。キャラバンに着いたらちゃんと働くからさ…それまで休ませてくれよ……」
「だから、もう着いたんスよ」
木暮は朝早くやると決意したのはいいが、眠気に勝てずに壁山に運んでもらったようだ。