復活の絆!!
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「どうしたんだ? あれほど嫌だって言ってたのに」
「夜の学校に一人は怖くて……お願い、一緒にいさせて」
「「っ!」」
あまり弱音を見せたり頼ったりしない瑞貴が、今は目をウルウルさせて自分たちに助けを求めている。その姿に二人は思わず頬を赤くしてしまった。
「だ、大丈夫だって! ピアノの演奏は聞こえてこないし、他の七不思議の場所も何も起こらなかったから帰ろうとしてたんだ」
「ホント?」
「ああ。なっ、風丸」
「…………」
「風丸?」
瑞貴を落ち着かせて自分たちから話した円堂は、同意を求めようと尋ねたが風丸は何も言わない。それどころか顔を少しうつむけていた。
「……円堂、瑞貴」
「「ん?」」
「ずっと、言いたいことがあったんだ」
「なんだ?」
「一郎太?」
バーベキューのときからどこか様子がおかしかった風丸。二人は彼が言葉を発するまで待っていると――風丸は頭を下げたので、二人は驚いた。
「すまなかった」
「……えっ?」
「……なんのことだ?」
「ダークエンペラーズとして、お前たちに勝負を挑んだことだ。さらに瑞貴にはエイリア石に取り込もうとした……。本当に、すまなかった……」
「そんな……」
「風丸……」
瑞貴と円堂はみんなが戻って来てくれたことで何もかも許した。しかし風丸はそれでも負い目があったようで言葉を続ける。
「エイリア学園との力の差にショックを受けた俺は、自分の実力をアップすることより、他の方法を探すことを選んでしまった。全ては……俺の心の弱さがしてしまったことだ」
「頭を上げろよ、風丸。俺も悪かった。キャプテンとして悩んでいたお前の気持ちを聞いてやるどころか、逆に特訓特訓って……俺がお前を追い込んでしまったんだ。ごめん……」
「私も。励ますつもりが一郎太に負担をかけたり、ちゃんと話を聞いてなかったね。ごめんなさい……」
「いや、お前たちは悪くない。悪いのは俺なんだ……。心の弱さに付け込まれ、エイリア石で操られてしまった……お前たちを、裏切ってしまった……」
「でも、一郎太は気づいたじゃない! エイリア石に頼るのは間違いだって!」
「ああ。だからもいい。終わったんだ、風丸」
「そうは言っても――」
「俺、嬉しかったぜ」
「私も」
「えっ?」
苦しめてしまったのに『嬉しかった』という二人に、今度は風丸が驚かされる番だった。
「エイリア石で操られていたあんな状態でも……風丸、お前には俺たちの声が届いたじゃないか」
「私たちが伝えたいこと、感じたこと、全て受け止めてくれたよ」
「暗く邪悪な何かに縛られて、お前たちを倒すことしか考えられなかった俺は……お前たちの、熱い想いが響いた。あれで俺は、正気に戻ることができた」
「そのときさ、思ったんだ。『やっぱ仲間なんだ』って! お前たちとは心で繋がってるって!」
「それがエイリア石にも打ち勝てた理由だからこそ、尚更嬉しかったんだよ」
「俺だってそうさ! どんな状況でも、いつもと変わらず仲間を想うお前たちの気持ちが嬉しかった! でも……だからこそ、俺は俺が許せない」
「一郎太……」
「風丸……」
こんなに信頼してくれる円堂と瑞貴を裏切ってしまったことが、風丸にとって最も許せないことだ。
他のみんなから聞いた話では、自分が離脱したあと円堂はサッカーから離れてしまった。瑞貴が倒れたときも、二の舞にさせないようにそばで支え続けることを選べた。……それでも二人から離れてしまったのは自分自身である。
「試合でさ!」
「えっ?」
「試合で自分がファウルをしたら相手を止められるって瞬間があるよな」
「あ、ああ」
突然話を変えた円堂に風丸は驚きながらも答えた。瑞貴もびっくりしたが、円堂の意図がわかったのか言葉を繋げる。
「でも、それじゃあ楽しくないよね」
「ああ。相手の方が強いって認めてしまうことだし、何よりルールから外れてる。サッカーを否定することになる」
「その通りだ」
「だけど……気持ちはわかるんだ」
「うん」
「えっ?」
ファウルをしたりドーピングをするのは円堂も瑞貴も嫌いなことだ。影山零治が鉄骨を落としたり神のアクアを使ったのも、エイリア石で強くなったことも、二人は否定していた。それなのに気持ちがわかるという。
「夜の学校に一人は怖くて……お願い、一緒にいさせて」
「「っ!」」
あまり弱音を見せたり頼ったりしない瑞貴が、今は目をウルウルさせて自分たちに助けを求めている。その姿に二人は思わず頬を赤くしてしまった。
「だ、大丈夫だって! ピアノの演奏は聞こえてこないし、他の七不思議の場所も何も起こらなかったから帰ろうとしてたんだ」
「ホント?」
「ああ。なっ、風丸」
「…………」
「風丸?」
瑞貴を落ち着かせて自分たちから話した円堂は、同意を求めようと尋ねたが風丸は何も言わない。それどころか顔を少しうつむけていた。
「……円堂、瑞貴」
「「ん?」」
「ずっと、言いたいことがあったんだ」
「なんだ?」
「一郎太?」
バーベキューのときからどこか様子がおかしかった風丸。二人は彼が言葉を発するまで待っていると――風丸は頭を下げたので、二人は驚いた。
「すまなかった」
「……えっ?」
「……なんのことだ?」
「ダークエンペラーズとして、お前たちに勝負を挑んだことだ。さらに瑞貴にはエイリア石に取り込もうとした……。本当に、すまなかった……」
「そんな……」
「風丸……」
瑞貴と円堂はみんなが戻って来てくれたことで何もかも許した。しかし風丸はそれでも負い目があったようで言葉を続ける。
「エイリア学園との力の差にショックを受けた俺は、自分の実力をアップすることより、他の方法を探すことを選んでしまった。全ては……俺の心の弱さがしてしまったことだ」
「頭を上げろよ、風丸。俺も悪かった。キャプテンとして悩んでいたお前の気持ちを聞いてやるどころか、逆に特訓特訓って……俺がお前を追い込んでしまったんだ。ごめん……」
「私も。励ますつもりが一郎太に負担をかけたり、ちゃんと話を聞いてなかったね。ごめんなさい……」
「いや、お前たちは悪くない。悪いのは俺なんだ……。心の弱さに付け込まれ、エイリア石で操られてしまった……お前たちを、裏切ってしまった……」
「でも、一郎太は気づいたじゃない! エイリア石に頼るのは間違いだって!」
「ああ。だからもいい。終わったんだ、風丸」
「そうは言っても――」
「俺、嬉しかったぜ」
「私も」
「えっ?」
苦しめてしまったのに『嬉しかった』という二人に、今度は風丸が驚かされる番だった。
「エイリア石で操られていたあんな状態でも……風丸、お前には俺たちの声が届いたじゃないか」
「私たちが伝えたいこと、感じたこと、全て受け止めてくれたよ」
「暗く邪悪な何かに縛られて、お前たちを倒すことしか考えられなかった俺は……お前たちの、熱い想いが響いた。あれで俺は、正気に戻ることができた」
「そのときさ、思ったんだ。『やっぱ仲間なんだ』って! お前たちとは心で繋がってるって!」
「それがエイリア石にも打ち勝てた理由だからこそ、尚更嬉しかったんだよ」
「俺だってそうさ! どんな状況でも、いつもと変わらず仲間を想うお前たちの気持ちが嬉しかった! でも……だからこそ、俺は俺が許せない」
「一郎太……」
「風丸……」
こんなに信頼してくれる円堂と瑞貴を裏切ってしまったことが、風丸にとって最も許せないことだ。
他のみんなから聞いた話では、自分が離脱したあと円堂はサッカーから離れてしまった。瑞貴が倒れたときも、二の舞にさせないようにそばで支え続けることを選べた。……それでも二人から離れてしまったのは自分自身である。
「試合でさ!」
「えっ?」
「試合で自分がファウルをしたら相手を止められるって瞬間があるよな」
「あ、ああ」
突然話を変えた円堂に風丸は驚きながらも答えた。瑞貴もびっくりしたが、円堂の意図がわかったのか言葉を繋げる。
「でも、それじゃあ楽しくないよね」
「ああ。相手の方が強いって認めてしまうことだし、何よりルールから外れてる。サッカーを否定することになる」
「その通りだ」
「だけど……気持ちはわかるんだ」
「うん」
「えっ?」
ファウルをしたりドーピングをするのは円堂も瑞貴も嫌いなことだ。影山零治が鉄骨を落としたり神のアクアを使ったのも、エイリア石で強くなったことも、二人は否定していた。それなのに気持ちがわかるという。