明日へのキックオフ!
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「一之瀬! 吹雪! いくぞ!」
「よし!」
「やろう!」
鬼道が指笛を吹くと同時に一之瀬と吹雪が走り出し、地面からペンギンが五羽現れる。
「皇帝ペンギン……」
「「2号!」」
鬼道から一之瀬と吹雪へと渡り、ボールはペンギンと共にゴールを狙う。
「ゴッドハンド!」
「出た!」
「まさに原点!」
皇帝ペンギン2号に対し円堂が放ったのはゴッドハンド。この必殺技が幾度となく雷門の窮地を救い、新たな必殺技へのヒントを出した原点なのだ。今回も見事に止め、その光景に瑞貴や染岡だけじゃなく他のみんなも笑顔になる。
円堂守……祖父に憧れてサッカーを始め、どんな激戦にもあきらめず立ち向かう強い精神を持ち仲間を引っ張る。瑞貴と相棒になって以来はお互いに支えて前に進んで行くための大切な存在に。自身の迷いなきプレーと言葉が敵も味方も惹きつけている。
《止めた――っ!! 円堂、鬼道の一撃を受け止めた――っ!!》
「シシッ!」
「フッ」
円堂と鬼道が笑い合ったとき、古株から試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
《試合終了――っ!! なんと、0対0のまま卒業試合はここに幕を閉じました――っ!!》
「引き分けかぁ」
「納得するような……でも悔しいような感じの結果だね」
同時に一気に疲れも出たのか、円堂と瑞貴を始め膝に手を当てたり汗を拭ったりしている。だが互いに握手を交わしたり笑い合ったりと、全員とても楽しい試合になった。
「いい試合だったわね!」
「ええ! みんなとっても輝いてた!」
この試合は夏未や秋のように見ている者にも心躍る試合だった。それほど楽しさとサッカーが大好きだという気持ちが伝わっていたのだ。
両チームやマネージャーたちが集まる中、円堂と瑞貴が前に出て礼を言う。
「みんな、ありがとう!」
「スッゴく楽しかったよ!」
「キャプテン! 瑞貴さん! 俺たちこそありがとうございましたでヤンス!」
「最後にひと言、元キャプテンとしてコメントが欲しいわね」
「えっ!? ひと言……?」
栗松から礼を返されたあと、夏未から思いもよらないことを言われたため円堂は焦った。
「いいっスね! 俺からもお願いするっス!」
「円堂さーん!」
「お願いします!」
「そんなこと、急に言われても……」
「円堂、最後の言葉だ。ビシッと決めてやれ!」
「みんな期待しているぞ。言わなきゃ治まらないだろうな」
「というわけよ?」
「ちょっ、瑞貴~!」
壁山や少林寺や宍戸や鬼道や豪炎寺にまで言われ、夏未がさらに促すと円堂は助けを求めるように瑞貴へ顔を振り向いたが……。
「私からも欲しいな。キャ・プ・テ・ン?」
「瑞貴まで……!」
「飾らずに心のまま言えば、それが響かせる言葉になる。今までだってそうしてきたでしょ」
「わかったよ……」
瑞貴は助ける気がサラサラなく、むしろ夏未たちに大賛成のようだ。あきらめた円堂は右手を後頭部に当てて歩きながら考える。
「えっと…何を言えばいいのかな……。うーん……えー……――うん!」
どうやら決まったらしく、笑顔で振り向いて来た。
「みんな! これからも、サッカーやろうぜ!!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「それじゃあ、もうひと試合やろうか!」
「「「「「え~~っ!?」」」」」
最初の言葉に全員拳を上げたが、続く言葉には驚いたようで上げた腕が若干下がっている。
「帝国のみんなも一緒にさ!」
「うん、そうだね! みんなでサッカーやろう!」
同意した瑞貴も帝国学園サッカー部に顔を振り向いて言うと、彼らも賛成するように笑った。
円堂が蹴り上げたボールを、全員が追いかけて行く一つのボールが繋げた物語は、これからも続いて行くだろう。
☆副キャプテン 今日の格言☆
飾らずに心のまま言えば、それが響かせる言葉になる。
以上!!
「よし!」
「やろう!」
鬼道が指笛を吹くと同時に一之瀬と吹雪が走り出し、地面からペンギンが五羽現れる。
「皇帝ペンギン……」
「「2号!」」
鬼道から一之瀬と吹雪へと渡り、ボールはペンギンと共にゴールを狙う。
「ゴッドハンド!」
「出た!」
「まさに原点!」
皇帝ペンギン2号に対し円堂が放ったのはゴッドハンド。この必殺技が幾度となく雷門の窮地を救い、新たな必殺技へのヒントを出した原点なのだ。今回も見事に止め、その光景に瑞貴や染岡だけじゃなく他のみんなも笑顔になる。
円堂守……祖父に憧れてサッカーを始め、どんな激戦にもあきらめず立ち向かう強い精神を持ち仲間を引っ張る。瑞貴と相棒になって以来はお互いに支えて前に進んで行くための大切な存在に。自身の迷いなきプレーと言葉が敵も味方も惹きつけている。
《止めた――っ!! 円堂、鬼道の一撃を受け止めた――っ!!》
「シシッ!」
「フッ」
円堂と鬼道が笑い合ったとき、古株から試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
《試合終了――っ!! なんと、0対0のまま卒業試合はここに幕を閉じました――っ!!》
「引き分けかぁ」
「納得するような……でも悔しいような感じの結果だね」
同時に一気に疲れも出たのか、円堂と瑞貴を始め膝に手を当てたり汗を拭ったりしている。だが互いに握手を交わしたり笑い合ったりと、全員とても楽しい試合になった。
「いい試合だったわね!」
「ええ! みんなとっても輝いてた!」
この試合は夏未や秋のように見ている者にも心躍る試合だった。それほど楽しさとサッカーが大好きだという気持ちが伝わっていたのだ。
両チームやマネージャーたちが集まる中、円堂と瑞貴が前に出て礼を言う。
「みんな、ありがとう!」
「スッゴく楽しかったよ!」
「キャプテン! 瑞貴さん! 俺たちこそありがとうございましたでヤンス!」
「最後にひと言、元キャプテンとしてコメントが欲しいわね」
「えっ!? ひと言……?」
栗松から礼を返されたあと、夏未から思いもよらないことを言われたため円堂は焦った。
「いいっスね! 俺からもお願いするっス!」
「円堂さーん!」
「お願いします!」
「そんなこと、急に言われても……」
「円堂、最後の言葉だ。ビシッと決めてやれ!」
「みんな期待しているぞ。言わなきゃ治まらないだろうな」
「というわけよ?」
「ちょっ、瑞貴~!」
壁山や少林寺や宍戸や鬼道や豪炎寺にまで言われ、夏未がさらに促すと円堂は助けを求めるように瑞貴へ顔を振り向いたが……。
「私からも欲しいな。キャ・プ・テ・ン?」
「瑞貴まで……!」
「飾らずに心のまま言えば、それが響かせる言葉になる。今までだってそうしてきたでしょ」
「わかったよ……」
瑞貴は助ける気がサラサラなく、むしろ夏未たちに大賛成のようだ。あきらめた円堂は右手を後頭部に当てて歩きながら考える。
「えっと…何を言えばいいのかな……。うーん……えー……――うん!」
どうやら決まったらしく、笑顔で振り向いて来た。
「みんな! これからも、サッカーやろうぜ!!」
「「「「「オウッ!!」」」」」
「それじゃあ、もうひと試合やろうか!」
「「「「「え~~っ!?」」」」」
最初の言葉に全員拳を上げたが、続く言葉には驚いたようで上げた腕が若干下がっている。
「帝国のみんなも一緒にさ!」
「うん、そうだね! みんなでサッカーやろう!」
同意した瑞貴も帝国学園サッカー部に顔を振り向いて言うと、彼らも賛成するように笑った。
円堂が蹴り上げたボールを、全員が追いかけて行く一つのボールが繋げた物語は、これからも続いて行くだろう。
☆副キャプテン 今日の格言☆
飾らずに心のまま言えば、それが響かせる言葉になる。
以上!!