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猛暑の原因

「うぁああああ!死ぬの嫌ぁあああ!!」

「…な、何だってんだ…あれ…」

「珍しいな…半分だけモンスター化している」

村の外れで半分モンスター化した女の子が暴れていた。
ジェーンが落ち着かせようと応戦している。

「ジェーン!!」

「ダクロ様…大変ですの、急に女の子の様子が…」

「…ジェーン…お前のその怪我の方が大変だってんだ…ここはおれに」

「任せろ」

「え?」

一瞬で間合いを詰めて女の子に素早く薬を打ち込むジュラア。

「はぁ…はぁ…」

「…あんだけ暴れていたのに落ち着いた…」

薬の効果で落ち着いてきた女の子。
ダクロとジェーンは科学の力に感心する。

「貴様の願いを叶えてやる」

「…え?」

「…急に何を言っているんですの?」

不思議そうにするジェーンにさっき説明されたことを伝えるダクロ。
なんとなく察したジェーンは黙って見守る。

「その薬は長くは持たない。早く答えろ」

「…あの暑いさばくをなくしてほしいの…」

「………。」

「砂漠を無くすだなんて無」

「砂漠を無くせば貴様の心は救われるのか?」

「…うん。けんきゅういんのヒトに強くなるからってさばくにおいてかれて…私いがい、みんな死んじゃっ、たの…だからさばくをなくしてほしいの」

「ヒトがどこまで暑さに堪えれるかの実験か…全くもって無駄な実験だな。」

「!」

女の子の願いを聞いたジュラアは女の子を気絶させる。

「…コイツが目覚める前に手を打つぞ」

「手を打つって…こんな広い砂漠をどうやって無くすってんだ」

「こうしてやるのさ」

涼しい顔で何かの装置を取り出すジュラア。
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