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最終章 幸せな

それはすべて“夢”だった。二人で歩いた川沿いも、絆を築いた手紙も、抱きとめられた腕も、交わした言の葉も、あの日見た夜空の花も、すべては泡沫の夢の世界。幻のような永い夢から目覚めた少女は、名前も知らない涙をこぼす。残っていたのは簪と、“誰か”への想い。少女は簪を握りしめる。きっと、いつか、探している“誰か”にもう一度出逢える事を願って——。
※とある本丸のお話です。解釈違いにお気をつけください。※土佐弁“もどき”です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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