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  • 投げキッスをアナタに

    20240312(火)18:07
    「ね、シセル。ちょっと、投げキッスしてみて」
    「投げキッス…?」
    「そう。手をクチに当てて…こう、するのよ」
    「こう…?何かイミがあるのだろうか」
    「あるわよ。もしできたらモテモテになるんだけど…あなたはあなたなりの魅力があるわね。そういうの、イイと思うな」
    「シセルの魅力だって?投げキッスとはまた変わったモノだな」
    「あ。ヨミエルさん。今、警察署内で投げキッスが流行ってるんですよ。誰が1番ドキドキさせられるかってヤツです。ここはひとつ、ヨミエルさんもどうですか?」
    「…なるほど、そういうワケか。それならば…こうかい?」
    「…………………」
    「リンネ。どうしたのだろうか(真っ赤になってカオを覆ってしまった…。しゃがみ込んでしまって、体調が悪いのだろうか)」
    「角度といい、タメといい。同じスガタなのに威力がシセルと全然ちがうわ……」
    「年季というヤツだろうな。どうだったかな?女刑事さん」
    「とてもためになりました…。もう、ヨミエルさんが優勝でいいと思います…」
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  • どっちに入ってる?

    20240311(月)20:09
    「そっちにゴハンが入ってると思うの?ミサイル。ハズレー!ほら見てコッチよ」
    「えっ…リンネ様。ボク。ダマされたんですか…?」
    「そういうワケではないと思うのだが。目ではなくアンタのジマンの鼻を使えば、どちらに入っていたか当たっていただろうな」
    「その手がありましたか!もう一度お願いしますッ!」
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  • 同志発見

    20240310(日)21:04
    「おや。ここにウサギ氏がいるな。ウサギ氏もスキマが好きなのか、ハマりっぷりがハマっているようだ」
    「意外なお仲間発見ね。出る時素早いなんてプロの粋だわ。あたしたちも負けてられないわね」
    「ああ。カレとはゼヒとも語り合いたいものだな。オススメのベッドとカベのスキマを用意しておこう」
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  • お菓子作り ケーキの巻

    20240309(土)20:15
    「カノン様!何をやってるのですか?ボクもお手伝いしますッ」
    「元気いっぱいだね、ミサイル。ケーキのホイップ、ちょっとだけ分けてあげようかな。おねえちゃんにはナイショだよ」
    「おおおおッ。ありがとうございます!この甘み、とても美味しいですともッ!」
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  • 地雷を踏む 過去を許す

    20240308(金)19:46
    「ヨミエルくん。カノジョと上手くやってるの?」
    「…おカゲ様で毎日幸せだな。アンタには礼を言わなきゃいけないなあ、カバネラ警部」
    「足、踏んでるよ。痛いって」
    「アンタ、自分のムネに手を当ててよく考えてみるんだな。時間が経ったとはいえ、カノジョに気軽に話しかけられる立場か?」
    「それに関してはモウシワケないと思ってるよ。二度とアヤマチを繰り返さないと誓おう」
    「…わかった。信じているぜ、カバネラ警部」
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  • 長生きのヒケツ

    20240307(木)18:04
    「久しぶりだな、クネリ。私がいない間、何か変わったコトはなかっただろうか」
    「そうですね…あえて言うのなら。アナタ様を待っている間に、電気の強弱ができるようになったコトでしょうか。これでより一層クネクネできます」
    「ささやかだが、必要な変化だな。より一層、アンタのキモチが分かりやすくなる」
    「ええ。こうしてみると、“光”は必要なモノだと感じますね。アナタ様に着いていけたのなら、眩しく照らすコトができるのですが」
    「アンタはココを動くコトができない。だが、こうしてしゃべるコトはできる。こうしていると、いい気分転換になるな」
    「…もし。アナタ様の周りが暗くなったと感じる時は、あえて笑ってみせるのがよろしいかと。『笑う門には福来る』と申しますし、何かが変わるかもしれません」
    「そうだな。長くいるからこそ楽しみは必要だ。覚えておこう」
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  • もふもふふわふわ

    20240306(水)17:38
    「ね、ミサイル。“ポメラニアンフェス”っていうのがやってるんだって。一緒に行かない?」
    「もちろん行きますともッ!ボクが1番可愛いに決まってますッ。ね!カノン様!」
    「うん。お友達ができるか楽しみだね!」

    「帰ってきていたのか、ミサイル。“ポメラニアンフェス”とやらはどうだったのだろうか」
    「聞いてくださいよシセルさん。どこを見てももふもふのふわふわ。カノン様ったら他のヤツに『可愛い!』なんて言っちゃって、ボクだって…ボクだって…」
    「(それなりにショックを受けたようだ。いつも元気な小犬クンにしてはめずらしいな)」
    「こうなったら、徹底的に“可愛い”を振りまいてやりますッ。アイツらに負けてられませんともッ」
    「(もう立ち直ったのか。こういうトコロはリンネに似ているな。私も、ヨミエルと似てるトコロはあるのだろうか)」
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  • ダレの足跡?

    20240305(火)17:31
    「(甘そうなニオイの漂う黒いお菓子にガマンができず、つい手が出てしまった…。しまったな、シッカリ跡がついてしまっている。知らないフリをするか…)」

    「なあ、シセル。このアンコの足跡、キミじゃないのか?」
    「………。いや、覚えがないな。ミサイルのではないだろうか」
    「…そうか。出しっぱなしにしておいたオレも悪いんだが、小犬クンはここまで乗って来れなそうだぞ」
    「…もしかしたら、ミラクルが起こったのかもしれない。カレの食欲はリンネに似ているからな」
    「………。シセル。食べたかったら正直に言ったほうがいいと思うぜ?少しだけなら分けてやれる」
    「バレてしまったか…。やはり死者の世界とは言え、ヨミエルに隠しゴトはムズかしいな」
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  • 全力逃走

    20240304(月)17:26
    「ここは任せてくださいヨミエルさん!この展開、マンガで見ました!」
    「頼もしいな、リンネ刑事。で、どうするんだ?」
    「とにかく逃げます!逃げる途中でワナを仕掛けるんです!!」
    「そう来たか。…今だ!走れ、リンネ刑事!」
    「言われなくても!シセル!何か使えるモノない?!」
    「ただ見てるだけではわからない!死者の目で探すんだ!」
    「(状況はギリギリのセトギワだ。2人を助けるには、とにかく片っ端からトリツいてアヤツるしかない!)」
    「ジョードさんたちと合流できればとりあえずの安全は確保できるわ。それまで全力で行くわよ!」
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  • 変装してみよう

    20240303(日)18:14
    「カバネラ。オマエさんは前髪を下ろしたら若く見えるな」
    「キミは別人に見えるね、ジョード。前髪のボリュームがいい具合だ。ミスター・エンジニアくんは全くダレかわからなくなりそうだな」
    「いきなり巻き込まないでくれ。オレはこの尖った髪型が気に入っているんだ」
    「……。確かに、ヨミエルの髪を全部下ろせばダマせるヤツがいるな。ちょうど今度潜入捜査があるし、一緒にどうだ?」
    「巻き込まないでくれと言ったのが聞こえなかったのか?アンタらのように事件現場に踏み込む度胸はない」
    「そう言うけど、キミの演技力と行動力があればいいトコロまで行けると思うけどね。そうだろう?ジョード」
    「ああ。リンネと組ませてみてもいいかもしれないな。変装させてもよし、度胸なら人一倍ある」
    「アンタら……相変わらず気軽にムチャ言ってくれるな」
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  • 流血のワケ

    20240302(土)18:26
    「かか、カバネラさん……。ゴメンなさい、あたしのせいで…」
    「いいんだ。ベイビイがブジならよかったよ」
    「で。でも血がこんなに……。痛いじゃないですかこんなの…」
    「ああ、ベイビイの服に垂らしちゃったか…。悪いね。全然ラブリーじゃない」
    「そんな!カバネラさんが庇ってくれなかったら、今頃あたし。どうなっていたか…。ホントにすみません!」
    「…コトが終わったら、汚れを全部真っ白にしなきゃいけないね。もうすぐジョードが来る。それまでひと頑張りするとしようか」
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  • 理想的なお部屋

    20240301(金)18:06
    「久しぶりにヨミエルの部屋を訪れたのだが…どうもフンイキが変わったように感じる。花が増えたのか…?」
    「気づいたか、シセル。カノジョがキミのために全部の植物を入れ替えたのさ。猫にとって害のない、安心安全の環境だ」
    「そうだったのか。死なないカラダになったとはいえ、そういう風に気を遣ってもらえるのはありがたいな。これで今まで以上に部屋を探索できるし、日当たりのいい場所で昼寝もできる」
    「キミと花のツーショットも気軽に撮ることができるな。オレだとここまで気を遣えない。カノジョに感謝しないといけないな」
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  • 相談をどうぞ

    20240229(木)17:59
    「ねえ、センパイ。聞いてくださいッス」
    「アナタから話があるなんて珍しいですね。相談なら乗りますよ」
    「いや。話したトコロでどうにかなるとは思ってないんスけど」
    「ああああッ。じゃあなぜ話しかけてきたんですか!」
    「この場にセンパイしかいないからッス。…それで、どうしようもならない時って、センパイならどうしますか?」
    「本官ならテンテコの舞いを踊りますよ。もし禁止されたのなら…現状把握と報告でしょうか」
    「……意外とマジメに答えてくれるんスね。踊り狂うだけだと思ってたッス」
    「こう見えてアナタよりも経験がありますからね」
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  • 風が強い日

    20240228(水)19:02
    「きゃー!!リンネ様!カノン様!助けてくださーいッ。毛で前が全然見えませんッ!!」
    「だから言ったでしょミサイル!今日は風が強いからサンポはムリだって!カノン。絶対リードを離しちゃダメよ!」
    「うん!わかった!」
    「(大騒ぎの予感がして着いて来たのだが、思ってた以上に大変な状況だな。テンテコの舞いを踊ったらその側から吹き飛ばされそうだ)」
    「こうなったら何としてもウチまでたどり着くわよ。ミサイルはあたしが抱えるから、シセルは視界をお願い!」
    「わかった。飛んでくるものがぶつからないようアヤツるとしよう」
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  • ヘアゴムで遊ぶ

    20240227(火)18:22
    「(リンネの手首に、ミョーにそそられる輪っかが着けられている。どうも気になるな…)」
    「ちょ、ちょっと。ヘアゴムで何してるのよ」  
    「見ればわかるだろう。ちょっと、引っ張ってみた」
    「そう……。いい?シセル。それ、ぜっったいに離しちゃダメよ」
    「いい具合に伸びているが…もしかして、キケンなモノだったのだろうか」
    「ええ。そのまま、ゆっくりよ。ゆっっくり手首に戻して。そうじゃないと、あたし。痛みで死んじゃうかもしれないから」
    「わ。わかった。……あ」
    「イタッ。もうッ!赤くなったじゃないの!」
    「(しまった…シッパイしてしまった…。しかしこのスリル、クセになりそうだな)」
    「こらこらこら!楽しそうなカオしてもう一度やらない!今度こそ死んじゃうかもしれないでしょ!」
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  • 文字と絵

    20240226(月)18:16
    「知っての通り、私は文字を“読む”コトができない。だが…その文字に込めた“想い”は感じるコトができる。そのヒトが直接書いたモノならなおさらだ。たとえば…ジョード刑事。アンタの書く文字は勢いがよくゴーカイだ」
    「そうなんだな。まあ、もっと丁寧に書いてほしいと部下には言われてるんだが。手帳の文字はオレだけにしか読めないらしい」
    「ヨミエルは丁寧な文字を書くが、絵に添える“サイン”は流れるようだな。あれは彼自身が描いたという証明だと教えてもらった」
    「ヨミエルか。10年間でずいぶんと絵が上手くなったよな。他のヒトの文字もわかるのか?」
    「リンネの文字は元気いっぱいだな。大きめに書いていてわかりやすいらしい。小さなレディはたまにアンタにメモを残しているが、丸っこくて可愛らしい文字だ。一緒に添えられたイラストのおカゲで“読める”時がある」
    「そうか。…シセルくん、もっと文字が“読める”ようになりたいと思わないか?何かあった時に“手がかり”になるぞ」
    「たしかに。リンネなど、私に緊急事態の時のサインを教えようとしているし、読める方が安心だな。小さなレディが文字を覚えた時のように、絵が一緒だとわかるのだが」
    「絵か…。ヨミエルにいくつか描いてもらうかな。それでいいかい?シセルくん」
    「ヨミエルのが見れるのなら歓迎だ。じっくりと覚えるとしよう」
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  • 月夜の晩に

    20240225(日)18:05
    「今夜は満月か。ハンニンもこの月を見上げているんだろうな」
    「ずいぶんロマンチストだねえ、相棒。キミをタイホした夜を思い出すよ」
    「あの時も満月だったか?そこまで気が回らなかったなあ。なんせ、オマエさんの演技が上手かったモンでね」
    「よく言うよ。ボクをダマしてミスター・ゴーストの“道”を作っていたクセにさ。もう仲間はずれはよしてくれよ、相棒」
    「いちいち言わなくてもオマエさんには通じるだろう?あらゆる手でのし上がったオトコだ。1つ手がかりがあれば、十分理解できる。そうじゃないのか?」
    「まあね。キミに美味しいトコロを持って行かれないようにしないといけないけどさ。…ねえ、相棒」
    「なんだい、カバネラ」
    「キミは、上を目指す気はないのかな。ボクが推薦すれば、もっと高いトコロから現場を見れるようになる」
    「…いいや、オレは現場で走り回ってる方が性に合うな。オマエさんがウラで手を尽くしてくれてるからこそ、安心して捜査できるんだ」
    「……そうか。それじゃあボクは、ますますラブリーにやって行かなきゃいけないね」
    「ああ。…今夜の月は特にキレイだな、カバネラ」
    「ホントにそうだね、相棒」
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  • 映える投稿とは

    20240224(土)17:07
    「今。SNSでは人形を連れて旅に出るのが当たり前なんだって。流行りに乗ってあたしもやろうかな」 
    「その人形、“お気に入り”というヤツだな。リンネはダレを連れて行くのだろうか」
    「うーん。話題のトノサマンでもいいけど、この前ケーキに旅をさせてる投稿を見たのよね」
    「ケーキ?その場で食べるのか?」 
    「ううん。何でも“世界”を見せると言って巡ってるらしいの。そういうのを見ると、負けてられない気がするわ。ここはおニクで対抗すべきかしら」
    「“世界”か…。私には想像が付かないな。もし行ったとしたら、そのニクもひと味変わりそうだ」
    「でしょ。キレイな景色を知った美味しいおニク。想像しただけで期待値が上がるわ。早速一緒に行くわよ!」
    「(やれやれ。焼き上げられるニクも大変そうだな)」
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  • 差し入れをどうぞ

    20240223(金)17:50
    「お疲れ様、ヨミエル。オレからの差し入れでハンバーガーだ」
    「ありがたいが…大きくないか?」
    「それを食べられるぐらいのスタミナは付けてもらいたいモンだな。警察の連中はそれぐらい軽くいくぞ」
    「…前に比べれば食べてる方なんだがな。毎日軽い運動をしているし、栄養も気にしてるが…アンタを基準にしたら限りなさそうだ。部下たちも食べる方なのか?」
    「『刑事はギリギリのセトギワまで食うべし』だから結構いくな。食べているうちに胃袋がデッカくなっていくんだろう。キミも試してみるかい?」
    「エンリョしておくよ。食べ過ぎで倒れたら元も子もない。シゴトができるヤツはそこら辺ちゃんとしてるのさ」
    「そうだな。だが、そのバーガーは食べといた方がいいぞ。これから“ヤマ”が待ち構えてる」
    「…わかった。今回も頼むぜ、ジョード刑事」
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  • 猫の日のオシャレ

    20240222(木)18:38
    「シセルちゃん、シセルちゃん。ちょっとコレ着けてくれる?」
    「赤く大きいリボンか。小さなレディが着けてるモノと同じに見えるな」
    「そう!今日は“猫の日”だからシセルちゃんもオシャレなんてどう?それで一緒に写真を撮れたら嬉しいな」
    「わかった。私はじっとしてればいいのだろうか」
    「うん。おねえちゃんやパパも“お揃い”にしたいって言ってるから楽しみにしててね。カバネラ警部さんがコーディネートしてくれるって言っていたよ」
    「まるでファッションショーだな。コチラも気合を入れてかかるとしよう」
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  • ミサイルは警察犬になれるか?

    20240221(水)19:44
    「シセルさんッ!ボクってそんなに真ん丸ですかッ?!」
    「見るからにどこまでも転がっていきそうな感じではあるな。何かあったのだろうか、ミサイル」
    「リンネ様が『スラっとしてる犬ってデキる感じがするよね』と言っていたのですよッ。アイツら、ただ大きいだけなのに!」
    「(キャンキャンとケンカを売ってる小犬クンがいるな。まあ。体格差からすると、ミサイルに勝ち目はないのだが)」
    「そんなコトないですよッ。その気になれば“警察犬”にだってなれますッ」
    「そのためには、スルドいキバとアゴが必要だ。“待て”と指示に従う必要もある。騒がしいアンタにできるだろうか」
    「やってやりますともッ」
    「どうやら本気のようだな…。いいだろう。私も付き合うとしよう」

    「“警察犬”ってホエちゃダメなんですね…。センパイいわく、ボクはホエすぎだそうです。何でも、落ち着きが足りないとか」
    「(見るからにしょんぼりしている小犬クンがいるな。どうやら、カレにとってキビしい世界のようだったようだ)」
    「…やっぱり。ボクは大勢のためより、カノン様やリンネ様のためにがんばるのがいいです!お二人にホメてもらえると幸せですともッ」
    「アンタには、アンタにしかできないコトがある。それがわかっただけでも大きな収穫だ。よくがんばったな、ミサイル」
    「はいッ。ありがとうございますシセルさん!」
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  • お腹いっぱいになるまで

    20240220(火)19:53
    「ねえシセル。今度、カフェに付き合ってくれない?名物の巨大プディングを食べたいのよ」
    「構わないが、いつもの刑事さんはどうしたのだろうか」
    「リンジューさんのこと?何かお腹の調子が悪いらしくて、『キミの食いっぷりに付き合ってると悪化しそうだ』って断られちゃった」
    「それは…わかる気がするな。ギリギリでセトギワまで攻めるサマを眺めていると、コチラのお腹もいっぱいになる」
    「なんて言ったってイノチをかけてるからね。ダレかに見てもらった方が、『食べ切った!』という感じがするわ」
    「なるほど…。キミがどこまでいけるかキョーミが湧いてきた。胃袋の限界まで、とことん付き合うとしよう」
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  • シャッターチャンス

    20240219(月)18:41
    「くくく…ッ。し、シセル。オマエ…どうしたんだそのカオ…!」
    「どうしたのだろうか、ヨミエル。特に変わりがあるように思えないのだが」
    「変わりあるぜ…。その、舌…ふふふッ。ゼツミョーな感じに出てるじゃないか…ッ!」
    「おや、忘れていた。ミョーに乾くと思っていたらそういうコトだったか」
    「ははははッ!写真を撮っておけばよかったなあ。ジマンしたいほどの可愛らしさだったぜ」
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  • チピチピチャパチャパ

    20240218(日)13:40
    「最近“猫ミーム”とやらが流行ってるらしいな」
    「そうだね。猫を使っているから、ミスター・システムエンジニアでもパパッとできるんじゃないかな」
    「黙って聞いてりゃチピチピチャパチャパ…」
    「ちぴちぴちゃぱちゃぱ…?」
    「シセルじゃなくてカバネラ警部に言ったツモリだったんだがな」
    「あっはっは!それだけ使いこなせればモンダイないね」
    「(どうやらゴキゲンというコトだけはわかったな)」
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  • ごあいさつをする台風の目

    20240217(土)18:20
    「ようこそッ!!ようこそですともッ!!アナタも、そこのアナタも、初めてお会いしましたねッ」
    「相変わらず、とてつもないパワーと勢いだ。私にはとてもマネができそうにない」
    「あいさつすると、みんなエガオになってくれます!それを見ると、とても幸せになりますともッ」
    「みんな“幸せ”になる、か…。それが小犬くんの元気の源なのかもしれないな」
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  • ペット探偵と刑事

    20240216(金)20:57
    「柵に猫の毛がはさまっているな。ここを潜り抜けて行ったか…。どう思う?相棒」
    「この先は隠れられる場所が多い。ここを重点的に探した方がいいだろうな」
    「住宅街か…。縁の下や建物のスキマを見てよう。もしかしたら、足あとが残っているかもしれない」
    「ヨミエルが通るには狭い場所だ。先に私が様子を見てこよう」
    「ああ、頼んだ。もし本猫を見つけたら、驚かさないように声をかけてやってくれ」
    「わかっている。私にしかできないシゴトだな」
    「あ。シセルに、ヨミエルさん。どうしたの?」
    「“探偵”…といったトコロだろうか。リンネこそこんなところで何をしてるのだ?」
    「ここら辺で最近不審人物が目撃されたのよ。誘拐未遂も起こったみたい」
    「へえ。もしかしたら関係があるかもしれないな。リンネ刑事、協力しないか?」
    「いいわよ。あなたたちの“手”が借りられるのなら頼もしいわ」
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  • お菓子作り カップケーキの巻

    20240215(木)17:59
    「ううん。おねえちゃんにカップケーキ作ろうとしたんだけど、カタチがシッパイしちゃった…」
    「どれどれ。コレは…ある種の芸術性を感じるわね。食べていい?」
    「うん!いいよ!」
    「いいニオイがしますねッ。ボクも食べたいですッ」
    「アンタはダメよ、ミサイル。ジャーキーをあげるからそれでガマンして」
    「はいッ。もらえるのなら何でも頂きますともッ」
    「とても食いしん坊な小犬クンがいるな。それだけ美味しそうに食べられると、私としても腹が空いてる気がしてくる。何か分けてもらえないだろうか」
    「シセルちゃんにはササミをあげるね。みんなでオヤツにしよう!」
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  • バレンタインデーのそれぞれ

    20240214(水)18:38
    「り、リンネ刑事殿…。今日はその、バレンタインデーであるからして…。あの…だから…」
    「あ。ジョードさんだ。ちょっと行っていい?」
    「はい。その、はい……」

    「ジョードさん、カバネラさん。あたしからの、いつもお世話になってるお礼です。どうぞ!」
    「………。あのさ。どこからどう見ても大きすぎないかい?ベイビイ」
    「ざっと見てもキッチンチキンにブラ下がってるチキンよりありそうだなあ。ココロというよりムネがツブされそうだ」
    「さすがにボクには荷が重いね。どうする?相棒」
    「リンネ。この日を期待してる連中に夢を見させてやってもいいか?」
    「いいですよ。じゃんじゃん食べちゃってください!」
    「だそうだ。キミも、そこのキミもみんなで分けようじゃないか」
    「ジョード刑事殿…!ありがとうございます!いただきます!」

    「シセル。あなたにチョコは…あげられないわよね」
    「そうだな。キモチだけもらっておこう」
    「“愛は猛毒”ってこういう時に使うのかな」
    「マダムが好きそうなコトバだが、一歩まちがえればイノチを落とすと点では当てはまりそうだ」
    「代わりにオヤツをあげるわね。これからもあたしが死んだ時はよろしく頼むわ」
    「(よろしくされてしまった)」
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  • 成長すると何になる

    20240213(火)18:38
    「死者のチカラは時間が経つと変化する。いずれはマダムのショックウェーブのように力強くなれるといいのだが…こればかりは成長しないとわからないな」
    「ボクはシセルさんのように“アヤツル”が使えるようになりたいですッ。そうすれば、今以上にカノン様をビシバシと助けることができますともッ」
    「(“アヤツル”が使えるようになった小犬クンを、私は知っている。カレは私を利用する道を選んだが、果たしてココにいるミサイルは同じようになるだろうか)」
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  • 食べ物のウラミ

    20240212(月)17:39
    「ヨミエルさん、聞いてくださいよ。この前、あたしが大切に取っておいたプリンが食べられちゃったんです」
    「それは災難だったな、リンネ刑事。そのプリンに名前は書いておかなったのかな?」
    「書いておいたんですけど、警察署のダレでも使える冷蔵庫に入れておいたんですよ。ひと仕事終えたら食べようと思ってたのに、気づいたらもう…」
    「字が“読めない”食いしん坊の腹の中ってワケか。シセルだったら、そのぐらいわかるようになったんだがな」
    「…今。呼ばれた気がしたのだが」
    「シセル、そこにいたのね。もー!あなたがアヤツって食べるのを阻止してくれたらよかったのに!」
    「ムチャを言わないでくれ。その場で私にできるコトと言ったら、せいぜいひっくり返すぐらいだ」
    「それでも何もしないよりマシよ。ヨミエルさんもそんなコトってありませんか?」
    「…そう言えば。この前、カバネラ警部にクッキーを勝手に取られたな」
    「クッキーというと…サクサクで、バターのいいニオイがするお菓子か」
    「そうだ。いい出来だと妻のシセルが待たせてくれたんだが…食べられた瞬間。ここにキミがいれば、警部さんを転ばせられるのにと思ったな」
    「わかります!ヒトの楽しみを取ったらそれ相応の罰があればいいんですよ」
    「マッタクだ。死なない程度の加減は必要だが、容赦なくやってほしいモンだな。次があったら頼んだぜ、シセル」
    「(ヨミエルの思考がリンネに似てきた気がするな…)」
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  • 不審な石コロの研究

    20240211(日)18:28
    「ジャマするよ、ジイさん。アンタ…まだそのハトくんと石コロを研究していたのか」
    「…初対面のヤツに言われる筋合いはないの」
    「そりゃあ失礼した。オレはしがないシステムエンジニアでね。そのハトくんとはちょっとした知り合いなのさ」
    「そうなのか、ドバトよ。…それにしてはアタマに座る様子がないがな」
    「髪の毛にはキョーミがあるようだぜ。まあ、ジイさんに比べたらイゴコチはよくないだろうな」
    「…勝手にするといい。ワタシも勝手にする」 
    「相変わらずだな、センセ。“アシタール”にキョーミを持つのもわかるな」
    「………話しなら、少しだけ聞いてやろうかの」
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  • お届け物です

    20240210(土)17:59
    「ヨミエル、アナタに贈り物が届いているわよ。箱入りの黒猫クンだわ」
    「ありがとう、シセル。賢くて、可愛らしくて、トクベツなプレゼントだな。大切にするよ」
    「(イゴコチのいい場所で昼寝してたらプレゼントにされてしまったな。だが、このように届けられるのも悪くない。2人の気がすむまで“フリ”をしてるとしよう)」
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  • 鼻歌を歌おう

    20240209(金)18:20
    「ふんふんふーん」
    「(ヨミエルがキゲンよく歌っているな。鼻歌とは言え、とてもいいコエだ)」
    「ふーんふーんふっふっふーん」
    「(このリズム…ごく最近聴き覚えがあるな。…そうだ、“オヤツ”の歌だ。きっともうすぐ、とっておきを出してきてくれるだろう)」
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  • じっくりと撫でてみよう

    20240208(木)18:49
    「ヨミエル。ちょっと撫でてもらえないだろうか」
    「ちょっとと言わず、たっぷりなでてやるよ。他ならぬキミからのお願いだからな。それにしても、いい手触りだ」
    「毎日の毛づくろいは欠かしたコトがないな。それに、小さなレディにブラッシングをやってもらってるのもあるだろう」
    「へえ。それならオレも時間をかけようかな。ツヤツヤな宝石のようにしてやるぜ」
    「キレイになるのなら歓迎だな。キミに任せよう。特に背中辺りを重点的にやってもらえるとありがたい」
    「いいぜ。磨きあがりが楽しみだ」
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  • 新たに捜査に加わるとしたら

    20240207(水)18:12
    「みんなキミに期待してるんだよ。システムエンジニアくん」
    「だからと言ってざっくばらんな紹介じゃなかったか、カバネラ警部」
    「『「腕利きのシステムエンジニアで何でもできるからさ。みんなよろしくね』以外になんの説明が必要だと言うんだい?」
    「あるイミ有名だとでも?まあ腕利きのシステムエンジニアというのは否定しないが」
    「そこを上手くやるのがキミだ。さっそく手がかりを掴んだそうじゃないか。やるなあヨミエルくん」
    「ジョード刑事まで…。こうなったらサイバー捜査官として出来るトコロまでやってやるよ」
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  • 雪遊び

    20240206(火)17:42
    「やっとできあがったわ。どう?シセル。これ、何に見える?」
    「白い雪の上に、これまた白いモノがたくさんあるが…。この曲線とふくらみ具合、それにホネのように見える棒からすると、ニクだろうか」
    「当たり!せっかく雪が降ったんだし、作るとしたらウサギよりニクよね。やり遂げたカンジがするわ」
    「たしかに。あそこに一際大きなカタマリがあるな。より一層、愛と執念を感じる出来だ」
    「小さいのをたくさん作ったらお腹が減ってきちゃったの。そのキモチを込めたら最高ケッサクができちゃったというワケ」
    「さすがはリンネというトコロだな。刑事からコックに転職でもするのかな?」
    「それも魅力的だけど、やっぱりあたしは食べる専門がいいな。ハンニンを捕まえた後に食べるニクは最高だもの。さて!写真も撮ったし、キッチンチキンに行ってホンモノを食べるわよ!」
    「ああ。キミの食べっぷりに付き合うとしよう」
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  • 今と昔

    20240205(月)21:22
    「シセル。キミは昔と比べると落ち着いた性格になったな」
    「小さなレディを見守る役目もあるが…キミの元で暮らしていた10年があるからだろうな。キミに守られて暮らした思い出は、今でも消えずにココにある」
    「…そうか。それはよかった。子猫らしくはしゃぎ回ってたスガタも懐かしいんだが…」
    「…今度。2人きりになった時に構ってもらえないだろうか。久しぶりに運動したいキブンだ」
    「いいぜ。2人だけのヒミツだな」
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  • 冬ですね

    20240204(日)21:12
    「くしゅん くしゅん」
    「寒いのミサイル。あったまる?」
    「カノン様の温もりをわけていただけるのですかッ。ご一緒させていただきますともッ」
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  • そろそろヤツが来る

    20240203(土)20:59
    「マッタク。コマるよね、花粉ってヤツは。勝手に入ってきて、クシャミを止まらなくさせるんだもの。いったいダレの許可を取ってるのかしら」
    「私は“花粉”と縁がないが、大変そうなのはわかるな。きっと生き残るのに必死なのだろう」
    「うーん、そう考えると許しちゃいそうになるわね」
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  • ティロリ ティロリ

    20240202(金)20:49
    「あのユカイな音がすると店員たちが忙しく動き出すな」
    「あれはポテトが美味しく揚がった合図だからあまりいじらない方がいいわよ。生焼けができちゃうカモ」
    「(美味しくなるためにはガマンが必要というコトか…)
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