if...【桜木花道】
幼馴染のヒロイン
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引っ越した次の日にも、お隣さんと会えた。
挨拶だけでなく、もっと声が聴きたくて、飯を食えるとこを聞いた。
ちなみに、オレは、そんなに女性が得意じゃない。
実業団の時に会社の先輩のおねーさんに色々よくしてもらって、昔ほど苦手意識はないが、昔からの性格はそうそう治らない。
でも、お隣さんはなんか懐かしい感じがして、自然体でいられた。
食事を終え、ふと名前を聞くと、少しためらった様に
『佐倉 はな』と言った。
その名前を思い出すのに少し時間がかかった。
思い出すと、バスケに夢中で、記憶の中に閉じ込めていた小さい頃の懐かしい記憶が一気にあふれてきた。
オレがさよならも言わずに、喧嘩に逃げるように分かれてしまったはな。
こんな運命みたいなことがあるのかと、びっくりした。
記憶の中のはなとは違うふわっとした栗色の髪型は、今のはなにとてもよく似合っている。
偶然の再会に向こうは気付いていたのに、オレは全く分からなかった。
今は、とにかくあの時のことを謝りたい。
「ごめん」
ずっとずっと言いたかったことが言えた。
はなは、バスケットマンになったオレを応援していてくれたことを知って、心の底から嬉しかった。
「『あの…』」
二人の声が重なる。
告白…それには早すぎる。
オレは、はやる気持ちを抑え、はなに伝えた。
「もう一回、…友達になってくれねーか?」
『もちろん』
はなは少し目を潤ませて、笑顔で答えてくれた。
もしも、あの時。髪を赤く染めていなかったらーーー
運命的な再会に、オレは、珍しくちょっと感傷的になる。
この赤毛で、バスケを続けてきて、良かった。
***
こぼれ話はこちら→if...【桜木花道】
挨拶だけでなく、もっと声が聴きたくて、飯を食えるとこを聞いた。
ちなみに、オレは、そんなに女性が得意じゃない。
実業団の時に会社の先輩のおねーさんに色々よくしてもらって、昔ほど苦手意識はないが、昔からの性格はそうそう治らない。
でも、お隣さんはなんか懐かしい感じがして、自然体でいられた。
食事を終え、ふと名前を聞くと、少しためらった様に
『佐倉 はな』と言った。
その名前を思い出すのに少し時間がかかった。
思い出すと、バスケに夢中で、記憶の中に閉じ込めていた小さい頃の懐かしい記憶が一気にあふれてきた。
オレがさよならも言わずに、喧嘩に逃げるように分かれてしまったはな。
こんな運命みたいなことがあるのかと、びっくりした。
記憶の中のはなとは違うふわっとした栗色の髪型は、今のはなにとてもよく似合っている。
偶然の再会に向こうは気付いていたのに、オレは全く分からなかった。
今は、とにかくあの時のことを謝りたい。
「ごめん」
ずっとずっと言いたかったことが言えた。
はなは、バスケットマンになったオレを応援していてくれたことを知って、心の底から嬉しかった。
「『あの…』」
二人の声が重なる。
告白…それには早すぎる。
オレは、はやる気持ちを抑え、はなに伝えた。
「もう一回、…友達になってくれねーか?」
『もちろん』
はなは少し目を潤ませて、笑顔で答えてくれた。
もしも、あの時。髪を赤く染めていなかったらーーー
運命的な再会に、オレは、珍しくちょっと感傷的になる。
この赤毛で、バスケを続けてきて、良かった。
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