序章:彼と彼女と私
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
迷い無く放たれた銃弾は高笑いをしていたメガトロンの左目を撃ち抜く。
突然の攻撃にメガトロンは掴んでいたジャズを手放し、自身の左目を押さえつける。あふれ出るオイルが手を伝い落ちる中、メガトロンは自分を攻撃した者を見つけるため残った右目で弾道を探った。
彼の目に映ったのは見慣れない機体だった。
真っ白なボディは戦闘に不釣り合いなほど美しい曲線を描いており、日の光を浴びてキラキラと輝いている。
無骨なボディには不釣り合いなモノが右手にはある。
メガトロンに向けられている右手はライフルで、ソレの銃口から微かに上がる硝煙にメガトロンはその機体が自分に攻撃してきた犯人だと悟った。
『貴様ぁぁぁ!!!』
ジェットに変形したメガトロンがその機体に向かい突き進んでいく。
『・・・そこの奴!逃げろ!!!』
ちぎれかけた体は言うことを聞いてくれないため、ジャズは声を張り上げる。
手を大きく振って去るように頼むが、白い機体は反応をしない。
通信を繋いでと考えたが、相手の通信コードが解らずジャズはチッと舌打ちをするとこの場に居るだろう全てのオートボットに通信を繋ぎ状況を説明する。
ジャズの奮闘を知らないソレは向かってくるメガトロンを黙って見つめていた。
エイリアンジェット、その姿を見ていると嫌でもあいつの姿を思い出す。
『かつての主に敬意を称して』
ライフルに変形させていた右手を元に戻す。
エイリアンジェットからその体をトランスフォームさせたメガトロンが襲いかかってくるが、ソレは非常に冷静だった。
所持していたハンドガンを左手に持ち、右手にはどこからか取り出したのか一振りの日本刀が握られていた。
『貴様何者だ!?』
『・・・スタースクリームはどこだ?』
メガトロンめがけてハンドガンの引き金を引く。
ライフルに比べて威力の劣るその攻撃に対し、メガトロンは臆することはしない。ソレのスパークを抜き取ろうと伸ばされる手。その手めがけてソレは持っていた日本刀を突き出す。
鋭い剣先がメガトロンの腕を引き裂き、そこからオイルが吹き出す。
呻き声を上げながら距離をとったメガトロンに対し、逃がさないと言うかのようにソレは開いた距離を一気に詰める。
『再度問う。スタースクリームはどこだ?』
『それを聞いてどうする?』
『アレは”俺”が殺す』
青かったはずの瞳に何かがじわりと染みていく。
それは赤い色をしていた。
その赤が青を食い尽くしたのと同時に、ソレはハンドガンと日本刀を巧みに操り攻撃を開始する。あまりにも慣れた戦い方にメガトロンが若干押され始めたときだった。
頭上を飛ぶ戦闘機の音が聞こえた。
二体が同時に視線を頭上へと向ければ、そこに居たのは今、二体の間で話題になっているスタースクリームの姿があった。
『見つけた』
狂気に震える声がソレから響く。
すでにメガトロンから興味を失ったらしいソレは、凄まじい速さでスタースクリームが去っていた方向に向かって疾走する。
『アレは、なんだ?』
オートボットを意味する青い瞳をしていた。しかし、接近戦になったのと同時にその目の色はディセプティコンを意味する赤い瞳となったのだ。
見慣れないボディをした兵士。
その存在が気になったメガトロンであったが、アレを調べるのは後ででも良いと判断し今はキューブを手に入れることを優先した。
突然の攻撃にメガトロンは掴んでいたジャズを手放し、自身の左目を押さえつける。あふれ出るオイルが手を伝い落ちる中、メガトロンは自分を攻撃した者を見つけるため残った右目で弾道を探った。
彼の目に映ったのは見慣れない機体だった。
真っ白なボディは戦闘に不釣り合いなほど美しい曲線を描いており、日の光を浴びてキラキラと輝いている。
無骨なボディには不釣り合いなモノが右手にはある。
メガトロンに向けられている右手はライフルで、ソレの銃口から微かに上がる硝煙にメガトロンはその機体が自分に攻撃してきた犯人だと悟った。
『貴様ぁぁぁ!!!』
ジェットに変形したメガトロンがその機体に向かい突き進んでいく。
『・・・そこの奴!逃げろ!!!』
ちぎれかけた体は言うことを聞いてくれないため、ジャズは声を張り上げる。
手を大きく振って去るように頼むが、白い機体は反応をしない。
通信を繋いでと考えたが、相手の通信コードが解らずジャズはチッと舌打ちをするとこの場に居るだろう全てのオートボットに通信を繋ぎ状況を説明する。
ジャズの奮闘を知らないソレは向かってくるメガトロンを黙って見つめていた。
エイリアンジェット、その姿を見ていると嫌でもあいつの姿を思い出す。
『かつての主に敬意を称して』
ライフルに変形させていた右手を元に戻す。
エイリアンジェットからその体をトランスフォームさせたメガトロンが襲いかかってくるが、ソレは非常に冷静だった。
所持していたハンドガンを左手に持ち、右手にはどこからか取り出したのか一振りの日本刀が握られていた。
『貴様何者だ!?』
『・・・スタースクリームはどこだ?』
メガトロンめがけてハンドガンの引き金を引く。
ライフルに比べて威力の劣るその攻撃に対し、メガトロンは臆することはしない。ソレのスパークを抜き取ろうと伸ばされる手。その手めがけてソレは持っていた日本刀を突き出す。
鋭い剣先がメガトロンの腕を引き裂き、そこからオイルが吹き出す。
呻き声を上げながら距離をとったメガトロンに対し、逃がさないと言うかのようにソレは開いた距離を一気に詰める。
『再度問う。スタースクリームはどこだ?』
『それを聞いてどうする?』
『アレは”俺”が殺す』
青かったはずの瞳に何かがじわりと染みていく。
それは赤い色をしていた。
その赤が青を食い尽くしたのと同時に、ソレはハンドガンと日本刀を巧みに操り攻撃を開始する。あまりにも慣れた戦い方にメガトロンが若干押され始めたときだった。
頭上を飛ぶ戦闘機の音が聞こえた。
二体が同時に視線を頭上へと向ければ、そこに居たのは今、二体の間で話題になっているスタースクリームの姿があった。
『見つけた』
狂気に震える声がソレから響く。
すでにメガトロンから興味を失ったらしいソレは、凄まじい速さでスタースクリームが去っていた方向に向かって疾走する。
『アレは、なんだ?』
オートボットを意味する青い瞳をしていた。しかし、接近戦になったのと同時にその目の色はディセプティコンを意味する赤い瞳となったのだ。
見慣れないボディをした兵士。
その存在が気になったメガトロンであったが、アレを調べるのは後ででも良いと判断し今はキューブを手に入れることを優先した。