4章:戦闘と終幕と企事
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バンブルビーとストラトスがサム達を守りながら移動をする。
途中、何度かディセプティコンとの交戦があったものの妙に息の合った連携を行った二体により無事に撃退することに成功しており、このまま無事に何とかオプティマスの元へと迎えそうだとサムは胸をなで下ろす。
【君は本当にティスランドなの?】
突然行われた極秘回線での会話にティスランドは視線だけをバンブルビーへと向ける。
これから二体の間で交わされる会話はサム達に聞かれては困る、今起きている事態はきっと隠すべきだと判断したバンブルビーの決断をストラトスは評価しながら返答した。
【そうだ。疑うか?】
【・・・だってあまりにも違う。ティスランドは乱暴者で、無愛想で、口も悪いし、オイラへの礼儀もなっちゃ無い。正直に言うとみんなが、特にジャズが可愛がるのが理解出来ないヤツだ】
【テメェ。喧嘩売ってんのか?】
【ティスランドは口が悪くてもそんなしゃべり方はしない。それに目の色も赤じゃ無い】
きっぱりと断言したバンブルビーの発言にストラトスは沈黙する。
そもそも今の状況はあまりにも可笑しすぎた。
スタースクリームが絡んだときのみ、この身体の主導権はティスランドからストラトスへと移り変わり、そしてスタースクリームとの戦いを終えればいつも自動的に意識の切り替えは行われていたのだ。
何故か今回はそれが行われず、ストラトスがこの身体の主導権を握ったままでいる。その原因は何だとストラトスは必死に探していたとき、ふとある事に気がついた。
『(そういやコイツと話したときに将校に会いたくないとか言っていたな)』
そうなった原因は何だ?とストラトスは考えるとジャズとの最後の記録を呼び起こすと、少しだけティスランドに対して申し訳ない気持ちになった。
ティスランドからは想像出来ないような横暴な態度、そして何よりジャズはティスランドの目がディセプティコンを示す赤になっていたことに気づいていた。
全てが終り次第きっと尋問じみたことが待っているのだと、仲間から疑われるのだとティスランドが悩んでいたことくらい意識を多少共有していたストラトスは気づいていた。
けれどその時は下らないと思い完全に無視していたのだ。
『(俺のせいか?)』
自分の中に居るだろう存在の確認をストラトスは行う。
スパークの奥底、隠れるかのような2つの存在に気づいた瞬間、ストラトスは安心したと言うかのように排気したとき、ふと思う。
何故自分は今、彼女達がいた事に安心したのだ?と。
二人が消えてしまえば自分がこの身体を支配し、好き勝手できたはずなのだ。
最初こそずっとそう思っていたのだ。
隙あらばこの身体を奪い、邪魔な二人の存在を消してやろう、と。
『・・・俺も随分とまぁ絆されたようだな』
この奇妙で歪な関係を少なからず自分は楽しんでいたらしいということに気づいたストラトスは苦笑を浮かべるとバンブルビーへと視線を向けた。
『今から俺は少しの間シャットダウンする。その間はお前一人で人間達とそしてコイツを守れ』
『”意味不明”』
『お前の反論は認めるつもりはねぇぞ。・・・安心しろ。目が覚めたときにはお前の知っているティスランドだ。お前達にはアイツの方が色々と都合が良いだろ?』
自分のようなひねくれ者よりも良い子で従順なティスランドと一緒に居たいだろう?そう思いながらストラトスはスパークの奥底でふて腐れているティスランドを引きずり出そうとしたときだ。
【オイラはアンタの事嫌いじゃ無いよ。アンタって結構良い奴そうだし】
【・・・一言多いんだよクソガキ】
本当にらしくない。
そう思いながらシャットダウンしたティスランドの身体が地面に崩れ落ちた。
途中、何度かディセプティコンとの交戦があったものの妙に息の合った連携を行った二体により無事に撃退することに成功しており、このまま無事に何とかオプティマスの元へと迎えそうだとサムは胸をなで下ろす。
【君は本当にティスランドなの?】
突然行われた極秘回線での会話にティスランドは視線だけをバンブルビーへと向ける。
これから二体の間で交わされる会話はサム達に聞かれては困る、今起きている事態はきっと隠すべきだと判断したバンブルビーの決断をストラトスは評価しながら返答した。
【そうだ。疑うか?】
【・・・だってあまりにも違う。ティスランドは乱暴者で、無愛想で、口も悪いし、オイラへの礼儀もなっちゃ無い。正直に言うとみんなが、特にジャズが可愛がるのが理解出来ないヤツだ】
【テメェ。喧嘩売ってんのか?】
【ティスランドは口が悪くてもそんなしゃべり方はしない。それに目の色も赤じゃ無い】
きっぱりと断言したバンブルビーの発言にストラトスは沈黙する。
そもそも今の状況はあまりにも可笑しすぎた。
スタースクリームが絡んだときのみ、この身体の主導権はティスランドからストラトスへと移り変わり、そしてスタースクリームとの戦いを終えればいつも自動的に意識の切り替えは行われていたのだ。
何故か今回はそれが行われず、ストラトスがこの身体の主導権を握ったままでいる。その原因は何だとストラトスは必死に探していたとき、ふとある事に気がついた。
『(そういやコイツと話したときに将校に会いたくないとか言っていたな)』
そうなった原因は何だ?とストラトスは考えるとジャズとの最後の記録を呼び起こすと、少しだけティスランドに対して申し訳ない気持ちになった。
ティスランドからは想像出来ないような横暴な態度、そして何よりジャズはティスランドの目がディセプティコンを示す赤になっていたことに気づいていた。
全てが終り次第きっと尋問じみたことが待っているのだと、仲間から疑われるのだとティスランドが悩んでいたことくらい意識を多少共有していたストラトスは気づいていた。
けれどその時は下らないと思い完全に無視していたのだ。
『(俺のせいか?)』
自分の中に居るだろう存在の確認をストラトスは行う。
スパークの奥底、隠れるかのような2つの存在に気づいた瞬間、ストラトスは安心したと言うかのように排気したとき、ふと思う。
何故自分は今、彼女達がいた事に安心したのだ?と。
二人が消えてしまえば自分がこの身体を支配し、好き勝手できたはずなのだ。
最初こそずっとそう思っていたのだ。
隙あらばこの身体を奪い、邪魔な二人の存在を消してやろう、と。
『・・・俺も随分とまぁ絆されたようだな』
この奇妙で歪な関係を少なからず自分は楽しんでいたらしいということに気づいたストラトスは苦笑を浮かべるとバンブルビーへと視線を向けた。
『今から俺は少しの間シャットダウンする。その間はお前一人で人間達とそしてコイツを守れ』
『”意味不明”』
『お前の反論は認めるつもりはねぇぞ。・・・安心しろ。目が覚めたときにはお前の知っているティスランドだ。お前達にはアイツの方が色々と都合が良いだろ?』
自分のようなひねくれ者よりも良い子で従順なティスランドと一緒に居たいだろう?そう思いながらストラトスはスパークの奥底でふて腐れているティスランドを引きずり出そうとしたときだ。
【オイラはアンタの事嫌いじゃ無いよ。アンタって結構良い奴そうだし】
【・・・一言多いんだよクソガキ】
本当にらしくない。
そう思いながらシャットダウンしたティスランドの身体が地面に崩れ落ちた。