2章:喧嘩と秘密と任務
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ミカエラの運転する車の中でティスランドは事情を説明するようにサムから詰め寄られていた。無言を貫き通すという選択肢もあったのだが、ここで彼を下手に刺激しない方が良いと判断すると話せる範囲内で自分の事と任務について伝える。
「・・・つまり、えぇっと、君は軍人ってこと?」
「みたいなものだ」
実は君の愛車と同じトランスフォーマーです、と言った所でなにも証拠がないため信じてはくれないだろうティスランドは思いながら答える。
銃の残弾数を確認した後、衣服の下へとしまう。
「仲間に救援を要請した。すぐに、とは言えないが出来るだけ早く助けが来るだろう。それまでの間はどこかに身を潜めて、」
全てを言い終わる前に突然、車が急停止する。
何事かと思ったティスランドが車の状態を確認すると頭上から何かに車がつかみ取られていた。
「ディセプティコンか!!」
チッと舌打ちをしたティスランドが銃を撃つよりも先に車が浮上する。
凄まじい速さで浮上したヘリはどこかに向かって飛行を開始した。
窓から見える街の景色から高さを計算したティスランドはここで落下したら全員死ぬことは確実だと悟り、チャンスが来るまでの間は大人しくしていることを決める。
「車内で大人しくしていろ。下手に動いて敵を刺激したくはない」
解ったな?と問いかけようとした矢先、車が大きく左右に揺れた直後サムの身体が車外に投げ出されそうになる。
慌ててミカエラとレオがサムに手を伸ばしてそれを食い止めているが、不安定な状態のためか中々引き戻すことが出来ずにいた。
「何をやっているんだ!?」
ティスランドもサムに腕を伸ばす。
身を乗り出し、サムのズボンにあるベルトを掴むと車の中へと引きずり込む。車の中に再び戻ることになったサムは一目散に扉を閉めるとロックをかける。
「僕の意思じゃない!!」
「当たり前だ。お前の意思なら殴ってるところだよ」
サムを睨み付けながらティスランドがそう告げると、サムは気まずそうな顔をして額に滲んでいた汗をぬぐい取る。
「このヘリどこに私達を連れて行くのかしら?」
「・・・恐らく敵の本拠地だろうな。我々を連れて行く目的は解らないが」
今所持している銃だけでは勝ち目はない。
いざという時には人からトランスフォームするしかないのだ。
「(それでも)」
敵の数が多ければ勝ち目はない。
ディセプティコンが何故、サムを狙うのかは解らないが彼が持っているだろう何かを元も得ているのは確かだ。
サイドスワイプが一刻も早くオプティマスと共に救援に来てくれることを願うしかない。そう考えていた時、突然、車の拘束具が外される。
重力に従い落下する車はどこかの窓を突き破ってから地面に落下した。
外に出ようとするよりも早く、車の中央に金属製のカッターが当てられソレが凄まじい速さで回転したのと同時に車を二つに引き裂く。
「外に出ろ!!」
隣にいたレオの腕を掴み外へと投げ捨てたティスランドは護衛対象であるサムを保護するため手を伸ばしたが、ティスランドが保護するよりも早くサムの身体は何かによって車から無理矢理引きずり出されていく。
助けなければ、そう思い銃を取り出したティスランドの目は巨大なトランスフォーマーの姿を見つけてしまう。
「何故ここにメガトロンがいる?」
オプティマスによって破壊されたはずの、かつての主がそこにいた。
「・・・つまり、えぇっと、君は軍人ってこと?」
「みたいなものだ」
実は君の愛車と同じトランスフォーマーです、と言った所でなにも証拠がないため信じてはくれないだろうティスランドは思いながら答える。
銃の残弾数を確認した後、衣服の下へとしまう。
「仲間に救援を要請した。すぐに、とは言えないが出来るだけ早く助けが来るだろう。それまでの間はどこかに身を潜めて、」
全てを言い終わる前に突然、車が急停止する。
何事かと思ったティスランドが車の状態を確認すると頭上から何かに車がつかみ取られていた。
「ディセプティコンか!!」
チッと舌打ちをしたティスランドが銃を撃つよりも先に車が浮上する。
凄まじい速さで浮上したヘリはどこかに向かって飛行を開始した。
窓から見える街の景色から高さを計算したティスランドはここで落下したら全員死ぬことは確実だと悟り、チャンスが来るまでの間は大人しくしていることを決める。
「車内で大人しくしていろ。下手に動いて敵を刺激したくはない」
解ったな?と問いかけようとした矢先、車が大きく左右に揺れた直後サムの身体が車外に投げ出されそうになる。
慌ててミカエラとレオがサムに手を伸ばしてそれを食い止めているが、不安定な状態のためか中々引き戻すことが出来ずにいた。
「何をやっているんだ!?」
ティスランドもサムに腕を伸ばす。
身を乗り出し、サムのズボンにあるベルトを掴むと車の中へと引きずり込む。車の中に再び戻ることになったサムは一目散に扉を閉めるとロックをかける。
「僕の意思じゃない!!」
「当たり前だ。お前の意思なら殴ってるところだよ」
サムを睨み付けながらティスランドがそう告げると、サムは気まずそうな顔をして額に滲んでいた汗をぬぐい取る。
「このヘリどこに私達を連れて行くのかしら?」
「・・・恐らく敵の本拠地だろうな。我々を連れて行く目的は解らないが」
今所持している銃だけでは勝ち目はない。
いざという時には人からトランスフォームするしかないのだ。
「(それでも)」
敵の数が多ければ勝ち目はない。
ディセプティコンが何故、サムを狙うのかは解らないが彼が持っているだろう何かを元も得ているのは確かだ。
サイドスワイプが一刻も早くオプティマスと共に救援に来てくれることを願うしかない。そう考えていた時、突然、車の拘束具が外される。
重力に従い落下する車はどこかの窓を突き破ってから地面に落下した。
外に出ようとするよりも早く、車の中央に金属製のカッターが当てられソレが凄まじい速さで回転したのと同時に車を二つに引き裂く。
「外に出ろ!!」
隣にいたレオの腕を掴み外へと投げ捨てたティスランドは護衛対象であるサムを保護するため手を伸ばしたが、ティスランドが保護するよりも早くサムの身体は何かによって車から無理矢理引きずり出されていく。
助けなければ、そう思い銃を取り出したティスランドの目は巨大なトランスフォーマーの姿を見つけてしまう。
「何故ここにメガトロンがいる?」
オプティマスによって破壊されたはずの、かつての主がそこにいた。