9章:彼と敵とこれからと
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鋭い光を放ちながらストラトスの側を通りすぎたソレはカーリーに勢いよく衝突し、その衝撃で彼女の体は倒れる。
『余計なことをしてんじゃねぇよ』
ゲラゲラと嗤いながらそう告げたのは一羽の鳥だ。
見間違いではなければソレはサウンドウェーブのドローンだと思いながらストラトスは身を起こす。
「あの野郎……保険を用意してやがったか」
『ケケケ!当たり前だ!マスターはずっとお前を欲していた。ようやく手に入れたお前をみすみす逃がすわきゃねぇだろうが!!』
耳障りな声で嗤う鳥を殺してやろうにもエラーによって自身の体は思うように動かず、ストラトスはチッと舌打ちをすることしかできない。
動くことのできないストラトスの側に降りたドローンはジッとストラトスの様子を伺う。
『マスターに報告だな。浸食は予想よりも進んでいない』
浸食、その言葉にストラトスは目を細める。
定期的に行われているサウンドウェーブによるメンテナンス。
あれはメンテナンスではない。
自分を都合良く扱うために行われている洗脳だ。
ソレを理解した瞬間、凄まじいほどの怒りが全身を支配する。
体を無理矢理動かせば激痛が全身に走るが、その痛みすら感じられないほどの激情がストラトスを満たす。
思うように動かない四肢を動かし主に対して報告しているドローンの背後に立つのと同時にストラトスはドローンの首を背後から掴む。
「おい。鳥野郎。サウンドウェーブに伝えろ「テメェの部下なんざ死んでもごめんだ」とな」
一方的に宣言するのと同時に掴んでいた首を勢いよく引き千切る。
絶叫と共に辺りに飛び散るオイルとエネルゴンの臭い。
それは戦場で満ちていたモノだ。
全身にソレを浴びたストラトスはしばしの間、黙って立ち尽くしていたがその肩が震え始める。
「あぁ……あぁ!!やっぱり戦場はこうでなくっちゃぁなぁ!!」
狂気と殺意で満たされた赤い瞳が煌めく。
他者の命を蹂躙する強者の権利。
力なき者が希望を失い消えていく瞬間。
失われていく命の光。
ソレらはストラトスにとってずっと側にあり、当たり前のように享受していたものだ。
飢えていたモノを、欲していたモノを手に入れたストラトスは狂ったように嗤う。
「足りねぇなぁ」
こんな僅かなモノでは満たされない、新たな獲物を探さなければ、この飢えを満たさなければ、そう言うかのように手にしていたドローンの残骸を投げ捨てたときだ。
押し殺した悲鳴が聞こえた。
無言のまま声のした方を見ると恐怖に怯えたカーリーの姿があった。
抗う術を持たぬ哀れな生贄に向かい、ストラトスは微笑みながら近づく。
「ティスランド」
その名を呼んでも近づいてくる殺戮者は止まらない。
人とは違う赤い目が恐ろしいほどに光り輝いており、口元に浮かぶ残虐な笑みから自分の未来を悟ったカーリーの目から涙が溢れる。
「サム。サム。……助けて」
助けを求めるカーリーの声を聞くストラトスのスパークは喜びで満ちる。
いつだって弱者の懇願は彼のスパークを満たしてくれるものでしかない。
ストラトスの手がカーリーの向かって伸ばされ、今まさに彼女の命を脅かそうとした瞬間だった。
「助けて、兄さん!!」
その言葉を聞いた瞬間、自身のスパークが何かに応えるかのように大きく震えた。
『余計なことをしてんじゃねぇよ』
ゲラゲラと嗤いながらそう告げたのは一羽の鳥だ。
見間違いではなければソレはサウンドウェーブのドローンだと思いながらストラトスは身を起こす。
「あの野郎……保険を用意してやがったか」
『ケケケ!当たり前だ!マスターはずっとお前を欲していた。ようやく手に入れたお前をみすみす逃がすわきゃねぇだろうが!!』
耳障りな声で嗤う鳥を殺してやろうにもエラーによって自身の体は思うように動かず、ストラトスはチッと舌打ちをすることしかできない。
動くことのできないストラトスの側に降りたドローンはジッとストラトスの様子を伺う。
『マスターに報告だな。浸食は予想よりも進んでいない』
浸食、その言葉にストラトスは目を細める。
定期的に行われているサウンドウェーブによるメンテナンス。
あれはメンテナンスではない。
自分を都合良く扱うために行われている洗脳だ。
ソレを理解した瞬間、凄まじいほどの怒りが全身を支配する。
体を無理矢理動かせば激痛が全身に走るが、その痛みすら感じられないほどの激情がストラトスを満たす。
思うように動かない四肢を動かし主に対して報告しているドローンの背後に立つのと同時にストラトスはドローンの首を背後から掴む。
「おい。鳥野郎。サウンドウェーブに伝えろ「テメェの部下なんざ死んでもごめんだ」とな」
一方的に宣言するのと同時に掴んでいた首を勢いよく引き千切る。
絶叫と共に辺りに飛び散るオイルとエネルゴンの臭い。
それは戦場で満ちていたモノだ。
全身にソレを浴びたストラトスはしばしの間、黙って立ち尽くしていたがその肩が震え始める。
「あぁ……あぁ!!やっぱり戦場はこうでなくっちゃぁなぁ!!」
狂気と殺意で満たされた赤い瞳が煌めく。
他者の命を蹂躙する強者の権利。
力なき者が希望を失い消えていく瞬間。
失われていく命の光。
ソレらはストラトスにとってずっと側にあり、当たり前のように享受していたものだ。
飢えていたモノを、欲していたモノを手に入れたストラトスは狂ったように嗤う。
「足りねぇなぁ」
こんな僅かなモノでは満たされない、新たな獲物を探さなければ、この飢えを満たさなければ、そう言うかのように手にしていたドローンの残骸を投げ捨てたときだ。
押し殺した悲鳴が聞こえた。
無言のまま声のした方を見ると恐怖に怯えたカーリーの姿があった。
抗う術を持たぬ哀れな生贄に向かい、ストラトスは微笑みながら近づく。
「ティスランド」
その名を呼んでも近づいてくる殺戮者は止まらない。
人とは違う赤い目が恐ろしいほどに光り輝いており、口元に浮かぶ残虐な笑みから自分の未来を悟ったカーリーの目から涙が溢れる。
「サム。サム。……助けて」
助けを求めるカーリーの声を聞くストラトスのスパークは喜びで満ちる。
いつだって弱者の懇願は彼のスパークを満たしてくれるものでしかない。
ストラトスの手がカーリーの向かって伸ばされ、今まさに彼女の命を脅かそうとした瞬間だった。
「助けて、兄さん!!」
その言葉を聞いた瞬間、自身のスパークが何かに応えるかのように大きく震えた。
