9章:彼と敵とこれからと
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サウンドウェーブから極秘計画の概要を聞き終えたストラトスは呆れたように排気をすると肩を竦ませる。
『アンタの計画ってのはいつだってエグいと思っていたが、今回はまた一段とヤバい作戦だなぁ』
『光栄だ』
『褒めてねぇよ』
ニヤニヤと嗤いながらストラトスはサウンドウェーブへと告げると、目の前のディスプレイに表示されている映像を見る。
地球人の味方をしていたオートボットが哀れにも宇宙船に乗せられて追い出される光景。
正義の味方を謳っていた連中の何とも哀れな末路。
『かのプライムともコレでお別れか』
『寂しいのか?』
『あぁ。できるのならば腕の一本でも欲しかったぜ』
『お前では無理だろう』
『テメェよりは可能性はあるさ』
軽口を叩きながら宇宙へと飛んでいく宇宙船を見つめていたときだ。
見覚えのある戦闘機が急接近したかと思えば、間髪入れずにミサイルを撃ち込む。
命中したのと同時に爆発していく宇宙船の姿をストラトスは黙って見つめる。
『俺がやりたかった』
羨ましい、と言うかのような声でストラトスで呟く。
『あんな仕事は三下の仕事だろう。お前がやることではない』
使い走りのような役割など似合わないと言うかのようにサウンドウェーブが言葉を返してくるが、ストラトスにとっては面白くはない。
『それで?俺は一体いつまで待機なんだ?』
サウンドウェーブと合流して以来、ストラトスは彼と共に行動するように言われている。それに関しては直属の上司の側に居ることは当たり前だとストラトスは理解しており、いつでも出撃できるように万全の体制を整えているのだが、サウンドウェーブから出撃命令が下されることはない。
『……説明しただろう?お前は任務において負傷をした。その修復が遅れている』
『問題ないとも報告したが?』
事実、システムの稼働状況に問題は無い。
トランスフォームをしてもエラーが表示されることはないのにサウンドウェーブは頑ななまでにストラトスに命令を出さないのだ。
『俺のメンテに関しては情報参謀は重々承知だろう?毎晩毎晩俺の体を調べているんだからな』
『そうだな。今ではお前以上にお前の体を理解している』
『気持ち悪ぃ……そんなんだから陰険とか言われるんだよ』
気心の知れた者同士の会話のように軽口を叩いてはいるがこの状況にストラトスは大変不満を抱いていた。作戦実行の為に自分よりも階級の低い者にも出撃命令が出ているというのに、ストラトスに与えられるのは待機だけ。
『空を飛びたい』
この星に蔓延る生命体はどうでもいい。いっその事、全て絶滅させても何の感情も抱かないが、地球の空に関しては失われることを惜しいと思う。
サイバトロン星とは違う色をした空。
あの空を自由に飛び回ることができたのならば、きっとこの鬱蒼とした気持ちも消えるだろうと思いながら空を見つめる。
その空をスタースクリームが飛んでいることが酷く不快だった。
奴には空は似合わない、惨めたらしく地面を這いつくばっているのがお似合いだろうに、と考えたときストラトスは気づく。
『(俺は何故、航空参謀にそんな感情を抱く?)』
スタースクリームとの関わりなど無いというのに。
『アンタの計画ってのはいつだってエグいと思っていたが、今回はまた一段とヤバい作戦だなぁ』
『光栄だ』
『褒めてねぇよ』
ニヤニヤと嗤いながらストラトスはサウンドウェーブへと告げると、目の前のディスプレイに表示されている映像を見る。
地球人の味方をしていたオートボットが哀れにも宇宙船に乗せられて追い出される光景。
正義の味方を謳っていた連中の何とも哀れな末路。
『かのプライムともコレでお別れか』
『寂しいのか?』
『あぁ。できるのならば腕の一本でも欲しかったぜ』
『お前では無理だろう』
『テメェよりは可能性はあるさ』
軽口を叩きながら宇宙へと飛んでいく宇宙船を見つめていたときだ。
見覚えのある戦闘機が急接近したかと思えば、間髪入れずにミサイルを撃ち込む。
命中したのと同時に爆発していく宇宙船の姿をストラトスは黙って見つめる。
『俺がやりたかった』
羨ましい、と言うかのような声でストラトスで呟く。
『あんな仕事は三下の仕事だろう。お前がやることではない』
使い走りのような役割など似合わないと言うかのようにサウンドウェーブが言葉を返してくるが、ストラトスにとっては面白くはない。
『それで?俺は一体いつまで待機なんだ?』
サウンドウェーブと合流して以来、ストラトスは彼と共に行動するように言われている。それに関しては直属の上司の側に居ることは当たり前だとストラトスは理解しており、いつでも出撃できるように万全の体制を整えているのだが、サウンドウェーブから出撃命令が下されることはない。
『……説明しただろう?お前は任務において負傷をした。その修復が遅れている』
『問題ないとも報告したが?』
事実、システムの稼働状況に問題は無い。
トランスフォームをしてもエラーが表示されることはないのにサウンドウェーブは頑ななまでにストラトスに命令を出さないのだ。
『俺のメンテに関しては情報参謀は重々承知だろう?毎晩毎晩俺の体を調べているんだからな』
『そうだな。今ではお前以上にお前の体を理解している』
『気持ち悪ぃ……そんなんだから陰険とか言われるんだよ』
気心の知れた者同士の会話のように軽口を叩いてはいるがこの状況にストラトスは大変不満を抱いていた。作戦実行の為に自分よりも階級の低い者にも出撃命令が出ているというのに、ストラトスに与えられるのは待機だけ。
『空を飛びたい』
この星に蔓延る生命体はどうでもいい。いっその事、全て絶滅させても何の感情も抱かないが、地球の空に関しては失われることを惜しいと思う。
サイバトロン星とは違う色をした空。
あの空を自由に飛び回ることができたのならば、きっとこの鬱蒼とした気持ちも消えるだろうと思いながら空を見つめる。
その空をスタースクリームが飛んでいることが酷く不快だった。
奴には空は似合わない、惨めたらしく地面を這いつくばっているのがお似合いだろうに、と考えたときストラトスは気づく。
『(俺は何故、航空参謀にそんな感情を抱く?)』
スタースクリームとの関わりなど無いというのに。
