3章:全てを見ていた月
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戦うサイドスワイプとディーノをアイアンハイドと共に見て居たときだった。慌ただしい警報が鳴り響いたのと同時に軍人達が臨戦態勢に入り込む。
『・・・侵入者か。ミソラ、お前はここにいろ』
軍人達に何があったのか確認しに向かったアイアンハイドの背中をミソラは不安な面持ちで見つめる。
今はオプティマスがいない。
もしも、もしも侵入者がメガトロンであれば勝ち目は薄い。
縋るようにネックレスに着いている青い石を握りしめると、警報を聞いたサイドスワイプが側に近づいてくる。
『大丈夫だ。ここにはアイアンハイドも俺も居る』
「そうだよね」
何やら深刻な面持ちで会話をしているアイアンハイドの背中を見つめていると、彼の青い目が向けられる。
『ミソラ、懐かしい客人だ。レノックスと共に行け』
「客人?」
どういう意味だと首を傾げつつもミソラは指示されたので行動を始める。訓練場の入り口にいるレノックスに向かってミソラは近づくと、彼はにんまりと微笑む。
「相変わらずトラブルメーカーのようだな」
「私ですか?」
「お前さんなわけないさ。見事に警報を鳴らして俺の仮眠を妨げてくれた客人のことだよ・・・それから、オプティマス達が無事に地球に帰還した。今こっちに向かっている。戻り次第すぐにでも蘇生が行われる予定だから心しておけ」
「はい」
無事にオプティマス達が月から戻ってきてくれたことにミソラは安堵の笑みを浮かべる。
それにしてもレノックスの言っている人物とは誰だろうかと考えながらミソラが足を動かしていると、前方から懐かしい人物が歩いてくることに気がつく。
「・・・・サム?」
まさか、という顔をしてレノックスを見上げると彼は行ってこいと言うかのように微笑んで頷いてくれた。
嬉しさを隠しきれないミソラは彼に向かい一礼をすると、サムに向かい駆け寄った。サムも久しぶりに見るミソラに気づくと駆け寄ってきてくれる。
「サム!」
「久しぶり、ミソラ!!」
彼の少し手前で立ち止まったミソラとは対照的に、サムは勢いを止めることなく自分よりも小さな体のミソラを抱きしめる。
久しぶりの抱擁にミソラは少しだけ恥ずかしさを感じ、軽く彼の背中を叩いて離れるように頼む。
「元気だった?」
「まぁね」
変わらないサムの姿にミソラはウィトウィッキー家で暮らしていたときのことを思い出し、彼と会話をしていたとき少し離れたところに立っている女性の姿に気づく。
ブロンドの綺麗な髪をした女性は目が合うと微笑んでくれたので、ミソラは条件反射で一礼をする。
「紹介するよ。カーリー・スペンサー・・・僕の彼女」
さらりと言われた発言にミソラは驚きながらサムとカーリーを交互に見ることしか出来ない。
ミカエラはどうしたのだ、と問いかけたかったがサムの雰囲気から聞いてくれるなと伝わってきたので口を閉ざす。
「初めまして。話はサムから聞いてるわ」
「ミソラ・アマネです・・・昔、ウィトウィッキー家でお世話になっていました」
なんだかぎこちないながらも挨拶を終えた二人は握手をする。
自己紹介が終わったのを見届けたレノックスが三人をある場所へと案内すると告げ、歩き出したので三人は彼に続く形で歩き出した。
『・・・侵入者か。ミソラ、お前はここにいろ』
軍人達に何があったのか確認しに向かったアイアンハイドの背中をミソラは不安な面持ちで見つめる。
今はオプティマスがいない。
もしも、もしも侵入者がメガトロンであれば勝ち目は薄い。
縋るようにネックレスに着いている青い石を握りしめると、警報を聞いたサイドスワイプが側に近づいてくる。
『大丈夫だ。ここにはアイアンハイドも俺も居る』
「そうだよね」
何やら深刻な面持ちで会話をしているアイアンハイドの背中を見つめていると、彼の青い目が向けられる。
『ミソラ、懐かしい客人だ。レノックスと共に行け』
「客人?」
どういう意味だと首を傾げつつもミソラは指示されたので行動を始める。訓練場の入り口にいるレノックスに向かってミソラは近づくと、彼はにんまりと微笑む。
「相変わらずトラブルメーカーのようだな」
「私ですか?」
「お前さんなわけないさ。見事に警報を鳴らして俺の仮眠を妨げてくれた客人のことだよ・・・それから、オプティマス達が無事に地球に帰還した。今こっちに向かっている。戻り次第すぐにでも蘇生が行われる予定だから心しておけ」
「はい」
無事にオプティマス達が月から戻ってきてくれたことにミソラは安堵の笑みを浮かべる。
それにしてもレノックスの言っている人物とは誰だろうかと考えながらミソラが足を動かしていると、前方から懐かしい人物が歩いてくることに気がつく。
「・・・・サム?」
まさか、という顔をしてレノックスを見上げると彼は行ってこいと言うかのように微笑んで頷いてくれた。
嬉しさを隠しきれないミソラは彼に向かい一礼をすると、サムに向かい駆け寄った。サムも久しぶりに見るミソラに気づくと駆け寄ってきてくれる。
「サム!」
「久しぶり、ミソラ!!」
彼の少し手前で立ち止まったミソラとは対照的に、サムは勢いを止めることなく自分よりも小さな体のミソラを抱きしめる。
久しぶりの抱擁にミソラは少しだけ恥ずかしさを感じ、軽く彼の背中を叩いて離れるように頼む。
「元気だった?」
「まぁね」
変わらないサムの姿にミソラはウィトウィッキー家で暮らしていたときのことを思い出し、彼と会話をしていたとき少し離れたところに立っている女性の姿に気づく。
ブロンドの綺麗な髪をした女性は目が合うと微笑んでくれたので、ミソラは条件反射で一礼をする。
「紹介するよ。カーリー・スペンサー・・・僕の彼女」
さらりと言われた発言にミソラは驚きながらサムとカーリーを交互に見ることしか出来ない。
ミカエラはどうしたのだ、と問いかけたかったがサムの雰囲気から聞いてくれるなと伝わってきたので口を閉ざす。
「初めまして。話はサムから聞いてるわ」
「ミソラ・アマネです・・・昔、ウィトウィッキー家でお世話になっていました」
なんだかぎこちないながらも挨拶を終えた二人は握手をする。
自己紹介が終わったのを見届けたレノックスが三人をある場所へと案内すると告げ、歩き出したので三人は彼に続く形で歩き出した。