幕間:貴方と私を繋ぐのは
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久しぶりのオプティマスとの気分転換、そのことに心が躍る。
あまり遠出はできないのは解っているが、オプティマスとのドライブに無意識の内に浮かんでくる笑みを止められずにいた時だ。
『おや?心拍数と体温が上昇しているな。これでは出かけることは難しいようだ』
「ラチェット!」
むっとした顔をしてラチェットに抗議をすると彼はわざとらしく肩をすくめる。
『今日の気温は人には肌寒いだろう。何か羽織るモノを持ってくると良い』
「・・・ありがとう」
『あぁでも必要ないかもな。オプティマスの中から下りなければ良い。そして彼に暖めてもらった方が良いだろうな』
「ラチェット!」
真っ赤な顔をして軍医の名を呼ぶと、ラチェットは楽しそうな電子音を出していた。
彼の掌で良いように扱われていることにムッとしていると、軽く肩を叩かれたので視線を向けるとそこにはオプティマスが居た。
『ラチェットほどではないが私とて君の体調管理くらいは出来る。だから安心してくれ』
「ち、違うの!!そうじゃなくて・・・」
嫌なわけではない、むしろ嬉しいです。と言いそうになるのを必死に思い止まる。
顔に熱が集まりはじめ、絶対に赤くなっているだろう頬を隠すかのようににうつむいたミソラをオプティマスは微笑ましい目で見つめた。
『早く行かないと時間がなくなるぞ?着替えてくると良い』
「ラチェット!夜にまた来るから!!」
『あぁ』
慌ただしく自分の部屋へと走って行くミソラに向かいラチェットは小さく手を振る。
あからさまなその態度にラチェットは微笑ましい気持ちになる。ちらりと隣に立っている同胞を見ると、彼はミソラが消えていったドアを黙って見つめていた。
『彼女の様子から準備を終えるのに一時間というところかな?』
意中の相手からのデート申し込みに恋する乙女がするだろう準備が、それなりの時間を要することは明らかだ。
『門限は気にするなと言われている』
『・・・ほぅ?よくレノックスが許したな』
使った道具を片付けながらラチェットが呟いた。
彼はミソラに対し、家族愛を持って接している。
恐らく娘が居るが故に無意識の内に重ねているのだろう。そんな彼が門限を気にするなと言うのは珍しいとラチェットは思う。
『レノックスは不本意な顔をしていたが、周りの隊員達から説得をされたらしい』
『なるほど』
ふむふむと一人で納得をしていたラチェットであったが、ふと先日この部屋にやってきた者達のことを思い出す。
彼らのことに対する処罰はレノックスが下したが、恐らく今後はそういった件が増えていくのは明白だ。
恐らくオプティマスの耳にもその報告はされているだろう。
だから彼はここに来たのだ。
話すタイミングとしても今がベストだろうとラチェットは判断すると防音システムを起動させた。
あまり遠出はできないのは解っているが、オプティマスとのドライブに無意識の内に浮かんでくる笑みを止められずにいた時だ。
『おや?心拍数と体温が上昇しているな。これでは出かけることは難しいようだ』
「ラチェット!」
むっとした顔をしてラチェットに抗議をすると彼はわざとらしく肩をすくめる。
『今日の気温は人には肌寒いだろう。何か羽織るモノを持ってくると良い』
「・・・ありがとう」
『あぁでも必要ないかもな。オプティマスの中から下りなければ良い。そして彼に暖めてもらった方が良いだろうな』
「ラチェット!」
真っ赤な顔をして軍医の名を呼ぶと、ラチェットは楽しそうな電子音を出していた。
彼の掌で良いように扱われていることにムッとしていると、軽く肩を叩かれたので視線を向けるとそこにはオプティマスが居た。
『ラチェットほどではないが私とて君の体調管理くらいは出来る。だから安心してくれ』
「ち、違うの!!そうじゃなくて・・・」
嫌なわけではない、むしろ嬉しいです。と言いそうになるのを必死に思い止まる。
顔に熱が集まりはじめ、絶対に赤くなっているだろう頬を隠すかのようににうつむいたミソラをオプティマスは微笑ましい目で見つめた。
『早く行かないと時間がなくなるぞ?着替えてくると良い』
「ラチェット!夜にまた来るから!!」
『あぁ』
慌ただしく自分の部屋へと走って行くミソラに向かいラチェットは小さく手を振る。
あからさまなその態度にラチェットは微笑ましい気持ちになる。ちらりと隣に立っている同胞を見ると、彼はミソラが消えていったドアを黙って見つめていた。
『彼女の様子から準備を終えるのに一時間というところかな?』
意中の相手からのデート申し込みに恋する乙女がするだろう準備が、それなりの時間を要することは明らかだ。
『門限は気にするなと言われている』
『・・・ほぅ?よくレノックスが許したな』
使った道具を片付けながらラチェットが呟いた。
彼はミソラに対し、家族愛を持って接している。
恐らく娘が居るが故に無意識の内に重ねているのだろう。そんな彼が門限を気にするなと言うのは珍しいとラチェットは思う。
『レノックスは不本意な顔をしていたが、周りの隊員達から説得をされたらしい』
『なるほど』
ふむふむと一人で納得をしていたラチェットであったが、ふと先日この部屋にやってきた者達のことを思い出す。
彼らのことに対する処罰はレノックスが下したが、恐らく今後はそういった件が増えていくのは明白だ。
恐らくオプティマスの耳にもその報告はされているだろう。
だから彼はここに来たのだ。
話すタイミングとしても今がベストだろうとラチェットは判断すると防音システムを起動させた。