2章:エピローグ
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目を覚ましたミソラはこめかみを伝っていく涙に気づく。
そっと目元を拭えば涙が指をぬらす。
妙にリアルな夢だった。
そう思いながら体を起こすと、見慣れた部屋であることに苦笑を浮かべると、黄緑色が部屋の中に入ってくる。
『目が覚めたようでなによりだ』
「ラチェット」
かすれた声で彼の名を呼んだことにミソラは驚く。
まるで久方ぶりに声を出したかのような状態だ。
『君は三週間意識を失っていた』
予想よりも長い時間だったことに驚く。
だが、こうしてラチェットが現れたと言うことはオプティマスは勝利したという結果になる。彼の勇姿を見届けることが出来なかったのは残念だが。
『話があるのだが』
「私の体はもう半分以上人じゃ無いんでしょう?」
さらりと言われた爆弾発言にラチェットは驚いたように青い目を瞬かせた。
彼らしくない行動にミソラは笑みを一つ浮かべる。
「親切な将校さんが教えてくれたの」
銀色の彼。
きっとオールスパークが彼の姿をかたどって教えてくれたのかもしれない。だが、もしかしたら彼本人が来てくれたのかもしれない。
どちらにしてもミソラには辛かった。
『ミソラ?どこか痛むのかね?』
「いいえ・・・ただ、ちょっと懐かしい夢を見たんです。良い夢だったんですけど、夢はいつか覚めちゃうんですよね」
もう少しだけあの優しい夢を見ていたかった。
そんなことを考えていると、ラチェットは興味深そうな顔をしてミソラを見つめていた。
『我々は夢を見ない。だから君達人間の夢というものを理解出来ない・・・だが、君の雰囲気を察するにきっと良い夢だったのだろうな』
「はい」
『そうか』
言い終わるとラチェットは無言のままミソラの検査を開始する。
やはり数値が想像通りだったことにラチェットは一つ排気をした。
『オプティマスが君と会いたがっている。君が目覚めたことを報告した直後にこれとは・・・彼も少々変わったな。あぁ、話がずれたが、君の体調さえ良ければ明日にでも面会をしたいのだが良いかな?』
「・・・オプティマスが?私に?」
一体どうしたのだろうか、と考えた瞬間、ジャズの言葉が脳裏に浮かぶ。
彼を押し倒そうとしている自分の姿を想像した瞬間、ミソラの顔が真っ赤になり、心拍数が異常なほど上がる。
『ミソラ?』
「っ・・・無理!無理です!!会うのはちょっと待って下さい!!」
ジャズの言葉が忘れられない内は会えそうに無い。
顔を真っ赤にしたミソラが必死にラチェットに懇願すると、彼は小首を傾げながらも本人がそう言っているのだからと判断し、予定していた明日の面会は却下、本人が会いたいと言うまでの間は会わせられないと報告がされてしまう。
ソレを聞いたオプティマスの雰囲気が可笑しかったことはごく一部の者達しか知らない。
そっと目元を拭えば涙が指をぬらす。
妙にリアルな夢だった。
そう思いながら体を起こすと、見慣れた部屋であることに苦笑を浮かべると、黄緑色が部屋の中に入ってくる。
『目が覚めたようでなによりだ』
「ラチェット」
かすれた声で彼の名を呼んだことにミソラは驚く。
まるで久方ぶりに声を出したかのような状態だ。
『君は三週間意識を失っていた』
予想よりも長い時間だったことに驚く。
だが、こうしてラチェットが現れたと言うことはオプティマスは勝利したという結果になる。彼の勇姿を見届けることが出来なかったのは残念だが。
『話があるのだが』
「私の体はもう半分以上人じゃ無いんでしょう?」
さらりと言われた爆弾発言にラチェットは驚いたように青い目を瞬かせた。
彼らしくない行動にミソラは笑みを一つ浮かべる。
「親切な将校さんが教えてくれたの」
銀色の彼。
きっとオールスパークが彼の姿をかたどって教えてくれたのかもしれない。だが、もしかしたら彼本人が来てくれたのかもしれない。
どちらにしてもミソラには辛かった。
『ミソラ?どこか痛むのかね?』
「いいえ・・・ただ、ちょっと懐かしい夢を見たんです。良い夢だったんですけど、夢はいつか覚めちゃうんですよね」
もう少しだけあの優しい夢を見ていたかった。
そんなことを考えていると、ラチェットは興味深そうな顔をしてミソラを見つめていた。
『我々は夢を見ない。だから君達人間の夢というものを理解出来ない・・・だが、君の雰囲気を察するにきっと良い夢だったのだろうな』
「はい」
『そうか』
言い終わるとラチェットは無言のままミソラの検査を開始する。
やはり数値が想像通りだったことにラチェットは一つ排気をした。
『オプティマスが君と会いたがっている。君が目覚めたことを報告した直後にこれとは・・・彼も少々変わったな。あぁ、話がずれたが、君の体調さえ良ければ明日にでも面会をしたいのだが良いかな?』
「・・・オプティマスが?私に?」
一体どうしたのだろうか、と考えた瞬間、ジャズの言葉が脳裏に浮かぶ。
彼を押し倒そうとしている自分の姿を想像した瞬間、ミソラの顔が真っ赤になり、心拍数が異常なほど上がる。
『ミソラ?』
「っ・・・無理!無理です!!会うのはちょっと待って下さい!!」
ジャズの言葉が忘れられない内は会えそうに無い。
顔を真っ赤にしたミソラが必死にラチェットに懇願すると、彼は小首を傾げながらも本人がそう言っているのだからと判断し、予定していた明日の面会は却下、本人が会いたいと言うまでの間は会わせられないと報告がされてしまう。
ソレを聞いたオプティマスの雰囲気が可笑しかったことはごく一部の者達しか知らない。