5章:全てはこの為に
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駆け寄ってくるヴィヴィアンの姿に気づいたクインテッサの顔に焦りが生まれる。
杖がヴィヴィアンの手に渡る前に確保しようと動こうとしたが、そうはさせないと言うかのようにミソラがクインテッサを宙に留める。
『メガトロン!女を殺しなさい!!!』
ヴィヴィアンさえ居なくなれば自分の脅威は去ると判断したクインテッサの命令に対し、メガトロンは持っていた銃の銃口をヴィヴィアンへと向けた。
止めなくては、そう思ったミソラがオールスパークの力を使おうとすると、今度はクインテッサが妨害してくる。
「逃げて!」
唯一動かせる口を使い警告を出す。
ケイドがヴィヴィアンを抱きかかえるようにしてその場に伏せた瞬間、銃を持っているメガトロンの腕が突然切り落とされる。
『邪魔はさせんぞ、メガトロン!!』
持っている剣を構え直しながらそう告げたのはオプティマスだ。
彼の姿を認識したミソラの目から涙が溢れる。
無事だった。
来てくれた。
今すぐオプティマスの元に駆け寄りたい気持ちを堪えるかのようにミソラはきつく手を握りしめた。
ジッとオプティマスを見つめていると、彼は何かを探すかのように忙しなく目線を動かしていたがミソラに気づくとその動きを止めた。
再会を喜ぶかのように青い目が輝いたが、その輝きはミソラが傷だらけである事に気づいたのと同時に消える。
あまりにも悲痛な顔をしていたためミソラは大丈夫だと言うかのように微笑む。
『ミソラ』
剣を持っていない方の手をミソラへと向かってオプティマスが伸ばした瞬間、2人の間にメガトロンが割り込んでくる。
二人は相手の顔を無言まま睥睨した後、同時に地を蹴って攻撃を開始した。
火花が散るほどの激しい剣戟が数え切れないほど繰り返される。
『我々は兄弟だった』
オプティマスの首筋に剣を押し当てながらメガトロンは告げる。
赤い瞳に浮かぶのは激しい怒りと失望、そして深い悲しみであることにオプティマスは気づくと、一瞬だけ攻撃する手を止めてしまう。
今のメガトロンはサイバトロン星に居たときと同じ目をしている。
同じ方向を見て、同じ物を見て、同じ理想を掲げていたときと同じだ。
今ならば話し合えるのではないだろうか?とオプティマスが思った時だ。
『何をしているのです、メガトロン!!』
命令に従え。
傲慢な声が響いたのと同時にメガトロンの目に殺意が浮かぶ。
握っていた剣を構え直したのを見たオプティマスはバトルマスクの下で悔しげに顔を歪めると、体制を整える。
『確かに我々はかつては兄弟だった・・・だが、今は全て過去の事だ』
言い終わるのと同時にメガトロンに蹴りを放つ。
吹き飛ばされたメガトロンは外壁を破壊し、そのまま外へとその姿を消したその直後、突然地面が大きく傾いていく。
『全員何かに掴まれ!!』
尋常では無い事態が起こると判断したオプティマスの号令を合図に、全員が近くにあったモノにしがみつく中、1人だけ動く者が居た。
「ヴィヴィアンさん!?危ない!!!」
ある場所へと向かって走っていたヴィヴィアンの手がついに杖に届いた。
杖を握った直後、青白い光が杖から放たれ辺りを照らし出す。
杖を引き抜こうとしたヴィヴィアンだったが、立っていた足場が上下逆転したため杖を掴んでいた手を離してしまう。
杖がヴィヴィアンの手に渡る前に確保しようと動こうとしたが、そうはさせないと言うかのようにミソラがクインテッサを宙に留める。
『メガトロン!女を殺しなさい!!!』
ヴィヴィアンさえ居なくなれば自分の脅威は去ると判断したクインテッサの命令に対し、メガトロンは持っていた銃の銃口をヴィヴィアンへと向けた。
止めなくては、そう思ったミソラがオールスパークの力を使おうとすると、今度はクインテッサが妨害してくる。
「逃げて!」
唯一動かせる口を使い警告を出す。
ケイドがヴィヴィアンを抱きかかえるようにしてその場に伏せた瞬間、銃を持っているメガトロンの腕が突然切り落とされる。
『邪魔はさせんぞ、メガトロン!!』
持っている剣を構え直しながらそう告げたのはオプティマスだ。
彼の姿を認識したミソラの目から涙が溢れる。
無事だった。
来てくれた。
今すぐオプティマスの元に駆け寄りたい気持ちを堪えるかのようにミソラはきつく手を握りしめた。
ジッとオプティマスを見つめていると、彼は何かを探すかのように忙しなく目線を動かしていたがミソラに気づくとその動きを止めた。
再会を喜ぶかのように青い目が輝いたが、その輝きはミソラが傷だらけである事に気づいたのと同時に消える。
あまりにも悲痛な顔をしていたためミソラは大丈夫だと言うかのように微笑む。
『ミソラ』
剣を持っていない方の手をミソラへと向かってオプティマスが伸ばした瞬間、2人の間にメガトロンが割り込んでくる。
二人は相手の顔を無言まま睥睨した後、同時に地を蹴って攻撃を開始した。
火花が散るほどの激しい剣戟が数え切れないほど繰り返される。
『我々は兄弟だった』
オプティマスの首筋に剣を押し当てながらメガトロンは告げる。
赤い瞳に浮かぶのは激しい怒りと失望、そして深い悲しみであることにオプティマスは気づくと、一瞬だけ攻撃する手を止めてしまう。
今のメガトロンはサイバトロン星に居たときと同じ目をしている。
同じ方向を見て、同じ物を見て、同じ理想を掲げていたときと同じだ。
今ならば話し合えるのではないだろうか?とオプティマスが思った時だ。
『何をしているのです、メガトロン!!』
命令に従え。
傲慢な声が響いたのと同時にメガトロンの目に殺意が浮かぶ。
握っていた剣を構え直したのを見たオプティマスはバトルマスクの下で悔しげに顔を歪めると、体制を整える。
『確かに我々はかつては兄弟だった・・・だが、今は全て過去の事だ』
言い終わるのと同時にメガトロンに蹴りを放つ。
吹き飛ばされたメガトロンは外壁を破壊し、そのまま外へとその姿を消したその直後、突然地面が大きく傾いていく。
『全員何かに掴まれ!!』
尋常では無い事態が起こると判断したオプティマスの号令を合図に、全員が近くにあったモノにしがみつく中、1人だけ動く者が居た。
「ヴィヴィアンさん!?危ない!!!」
ある場所へと向かって走っていたヴィヴィアンの手がついに杖に届いた。
杖を握った直後、青白い光が杖から放たれ辺りを照らし出す。
杖を引き抜こうとしたヴィヴィアンだったが、立っていた足場が上下逆転したため杖を掴んでいた手を離してしまう。