1章:それは必然的な出会い
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震える体を押さえつけながら立ち上がると、自分よりも遙かに大きな体をしたメガトロンを睨み付ける。
「私はもう貴方の奴隷にはならない」
脳裏に浮かぶのはメガトロンに戦いを挑みに行った銀色の彼の姿。
助けてくれると言って戦いに向かったのだ。
勝ちの薄い戦いでも彼は諦めずに挑んだのだ。
彼が最期になんて言ったのかは解らない。聞きたくとももう聞くことはできないのだ。
けれどきっと彼のことだから優しい言葉だったに違いない。
そんな彼の気持ちに少しでも報いたい。ソレがささやかなものであったとしても。だからミソラは拒絶の言葉を口にする。
恐ろしくて仕方の無い相手に対して。
「貴方の思い通りになんて絶対にならない!!!例え、腕や足が無くなったとしても・・・もう、もう貴方に対して屈したりしない!!」
『貴様ぁぁぁぁ!!』
怒りで顔歪めたメガトロンは己の腕を変形させる。
モーニングスターのようなソレを勢いよく地面に叩付けると、地響きの音と共に塔が崩れていく。
先程の一撃で恐らく塔の主柱を破壊したのだろうなとミソラが考えている中、支えを失った塔はガラガラと崩壊していく。
地面に落下していく瓦礫と一緒にミソラの体も落下をしていく。
『全てが終わった後に回収をしてやろう!二度とそんな生意気な口を叩けぬほど調教してやる!!それまでの間、そこに居るんだな!!』
落ちていく姿を見たメガトロンは声を上げて笑った後、ジェット機に変形するとその場から消えてしまう。
向かう先はキューブだ。
「駄目・・・駄目、サム」
落下していく体。
必死に空に向かい腕を伸ばす。
あんな強大なディセプティコンを相手にサムに勝ち目はない。
「誰か、誰かお願い」
涙が溢れ視界がにじむ。
何度も何度も空に向かい腕を伸ばし、見えない何かを求めるかのように指先が宙を掻く。
「助けて」
それは救いを求める言葉。
だが、ミソラを助けて欲しいという言葉では無く、たった一人でメガトロンと戦うことになるだろうサムへの救助の言葉だ。
「私はもう貴方の奴隷にはならない」
脳裏に浮かぶのはメガトロンに戦いを挑みに行った銀色の彼の姿。
助けてくれると言って戦いに向かったのだ。
勝ちの薄い戦いでも彼は諦めずに挑んだのだ。
彼が最期になんて言ったのかは解らない。聞きたくとももう聞くことはできないのだ。
けれどきっと彼のことだから優しい言葉だったに違いない。
そんな彼の気持ちに少しでも報いたい。ソレがささやかなものであったとしても。だからミソラは拒絶の言葉を口にする。
恐ろしくて仕方の無い相手に対して。
「貴方の思い通りになんて絶対にならない!!!例え、腕や足が無くなったとしても・・・もう、もう貴方に対して屈したりしない!!」
『貴様ぁぁぁぁ!!』
怒りで顔歪めたメガトロンは己の腕を変形させる。
モーニングスターのようなソレを勢いよく地面に叩付けると、地響きの音と共に塔が崩れていく。
先程の一撃で恐らく塔の主柱を破壊したのだろうなとミソラが考えている中、支えを失った塔はガラガラと崩壊していく。
地面に落下していく瓦礫と一緒にミソラの体も落下をしていく。
『全てが終わった後に回収をしてやろう!二度とそんな生意気な口を叩けぬほど調教してやる!!それまでの間、そこに居るんだな!!』
落ちていく姿を見たメガトロンは声を上げて笑った後、ジェット機に変形するとその場から消えてしまう。
向かう先はキューブだ。
「駄目・・・駄目、サム」
落下していく体。
必死に空に向かい腕を伸ばす。
あんな強大なディセプティコンを相手にサムに勝ち目はない。
「誰か、誰かお願い」
涙が溢れ視界がにじむ。
何度も何度も空に向かい腕を伸ばし、見えない何かを求めるかのように指先が宙を掻く。
「助けて」
それは救いを求める言葉。
だが、ミソラを助けて欲しいという言葉では無く、たった一人でメガトロンと戦うことになるだろうサムへの救助の言葉だ。