4章:逃走の果てに得たものは
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緑色の瞳がミソラの存在を捉える。
こんな所に居たのかというかのようなその視線に対し、ミソラは不敵に微笑むと大きく手を振った。
「私は此処よッ!!コレクションに加えたいのなら・・・捕まえてみれば!?」
不敵な笑みを浮かべながら告げればロックダウンは楽しげに笑う。
ハンターとしての矜持がそうさせるのか、または彼自身にある加虐心がそうさせるのかは解らないが、ロックダウンの意識が向けられた事にミソラが満足そうに笑った時だ。
『ミソラ!?・・・・何をしている。逃げろッ!!!』
必死に手を振りながら訴えるオプティマスに向かいミソラは微笑みかける。
あくまでも時間稼ぎだ。
そう思いながら見知らぬ土地をがむしゃらに走り回る。
『小娘。貴様は必ず俺の手元に置いてやるっ!!』
迫り来る巨大な手は嫌でもメガトロンの記憶を思い出させた。
自分を支配する手。
それを見つめながらミソラは穏やかに微笑む。
「私は・・・あの頃とは違う」
恐怖に怯えていた幼い女の子では無い。
立ち向かう術も勇気も持っているのだと思いながら笑った時だ。
「貴方の負けよ」
ロックダウン越しに見える景色が彼の負けを物語っていた。
宙を舞う剣。
それを迷うこと無く掴んだオプティマスはロックダウンへとそれを突き刺す。
引き裂かれていくロックダウンの姿をミソラは目を逸らすこと無くただジッと見つめた。
『きさま、は・・・』
伸ばされた手。
執念のみで伸ばされたそれを大きな足が踏みつける。
その足の持ち主が誰なのか解っているミソラはぎこちなく微笑む。
「オプティマス」
『相変わらず無茶をする』
「貴方と同じね」
涙を流しながらミソラが微笑んだ瞬間、オプティマスの手がミソラの身体を持ち上げる。
眼前に見える青い瞳は出会った時から何一つとして変わらない。
いつも知的で、いつも勇敢で、そして少しばかりの憐憫を浮かべた瞳。
それに向かいミソラは微笑みかける。
「貴方が好きよ、オプティマス」
『私も君が好きだ、ミソラ』
交わされる会話からこの後の展開に気づいたケイドが抗議の声を上げるが、それを聞かないふりをした二人はそっと唇を重ねた。
伝わってくる金属の感触。
これを絶対に忘れないと思いながらミソラは微笑む。
「行くの?」
寂しさを滲ませながら呟いた言葉に対する返答は無い。
それが答えだと思ったミソラは震える手でオプティマスの手に触れた。
こんな所に居たのかというかのようなその視線に対し、ミソラは不敵に微笑むと大きく手を振った。
「私は此処よッ!!コレクションに加えたいのなら・・・捕まえてみれば!?」
不敵な笑みを浮かべながら告げればロックダウンは楽しげに笑う。
ハンターとしての矜持がそうさせるのか、または彼自身にある加虐心がそうさせるのかは解らないが、ロックダウンの意識が向けられた事にミソラが満足そうに笑った時だ。
『ミソラ!?・・・・何をしている。逃げろッ!!!』
必死に手を振りながら訴えるオプティマスに向かいミソラは微笑みかける。
あくまでも時間稼ぎだ。
そう思いながら見知らぬ土地をがむしゃらに走り回る。
『小娘。貴様は必ず俺の手元に置いてやるっ!!』
迫り来る巨大な手は嫌でもメガトロンの記憶を思い出させた。
自分を支配する手。
それを見つめながらミソラは穏やかに微笑む。
「私は・・・あの頃とは違う」
恐怖に怯えていた幼い女の子では無い。
立ち向かう術も勇気も持っているのだと思いながら笑った時だ。
「貴方の負けよ」
ロックダウン越しに見える景色が彼の負けを物語っていた。
宙を舞う剣。
それを迷うこと無く掴んだオプティマスはロックダウンへとそれを突き刺す。
引き裂かれていくロックダウンの姿をミソラは目を逸らすこと無くただジッと見つめた。
『きさま、は・・・』
伸ばされた手。
執念のみで伸ばされたそれを大きな足が踏みつける。
その足の持ち主が誰なのか解っているミソラはぎこちなく微笑む。
「オプティマス」
『相変わらず無茶をする』
「貴方と同じね」
涙を流しながらミソラが微笑んだ瞬間、オプティマスの手がミソラの身体を持ち上げる。
眼前に見える青い瞳は出会った時から何一つとして変わらない。
いつも知的で、いつも勇敢で、そして少しばかりの憐憫を浮かべた瞳。
それに向かいミソラは微笑みかける。
「貴方が好きよ、オプティマス」
『私も君が好きだ、ミソラ』
交わされる会話からこの後の展開に気づいたケイドが抗議の声を上げるが、それを聞かないふりをした二人はそっと唇を重ねた。
伝わってくる金属の感触。
これを絶対に忘れないと思いながらミソラは微笑む。
「行くの?」
寂しさを滲ませながら呟いた言葉に対する返答は無い。
それが答えだと思ったミソラは震える手でオプティマスの手に触れた。