4章:逃走の果てに得たものは
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シードを持っているジョシュアは何故かKSIに狙われており、彼を助ける為オプティマスは宇宙船を近づける。
接近してきた宇宙船に対してジョシュアは警戒した眼差しをしていたが、自分に向かい声をかけてきた人物達の顔を見ると納得したと言うかのように頷く。
警戒心が消えたジョシュアを船へと乗せようとした矢先、どこからか放たれた攻撃が宇宙船に命中する。
その衝撃により次々と船からふり落とされていく。
ミソラもふり落とされた内の一人で、勢いよく左肩からコンクリートの上に落ち、痛みでしばらく動くことが出来ずにいた。
「全員無事か!?」
ケイドの言葉に皆は立ち上がっていく。
ミソラも痛む肩を押さえながら立ち上がったとき、先程まで乗っていた宇宙船が山の方へと向かって墜落していく姿が見えた。
「オプティマス?」
嘘だ。そう言うかのように朧気な足取りでミソラは立ち上がると落ちていく船へ向かい手を伸ばす。
けれどその指先は船に触れることは、オプティマスに触れることは叶わなかった。
山の向こう側へと姿を消した船へと向かいミソラの指先が力無く下げられた瞬間、ソレを待っていましたかと言うかのように力強い手が握りしめる。
「君だッ!君さえ言えればコレの暴発を防げるッ!!」
ミソラの手を握ったのはジョシュアだ。
彼は嬉々として笑っている。
こうしてミソラと再会できたことが嬉しくて仕方が無い、と言うかのようなジョシュアの発言に対してミソラは何を言われているのか理解することが出来なかった。
「私の理論が正しければ君の力があればこれの発動を、いや、君さえその気になればこれをただの無意味な金属の塊にすることも可能なんだ。それはつまり神の力であり、優れたテクノロジーを君自身が有しているとことで、いや君自身がこの場合は我々の知らない道の存在であり、新たな段階に居るテクノロジーと言うべきなのか?とにかくッ!人知を越えた力を持ってすれば希望はある」
始まったマシンガントークを一言も理解出来ず、かといってソレを止めることも出来ないミソラは困惑を隠すことをしない。
どうやって彼を止めるべきかと考え始めたときだ。
ジョシュアに握られていた手を誰かが勢いよく叩き払う。
「なに若い娘の手を握って意味不明なことを言っているんだ!!いい歳をして興奮してるのかよッ!!」
「違うッ!!私は彼女の持つ可能性について話しているのだ!!!男としての欲求を訴えているのでは無いッ!!!・・・・彼女の持つ可能性は無限だ!!奇跡を全て実現できる素晴らしい力だと何故解らない!?まぁこれがジャパニーズアニメならば彼女は絶世の美女なのだろうがなぁ」
何とも残念だと言うかのような生暖かな目をしたジョシュアに対し、失礼な奴だなと思ったミソラがムッとした顔をした時だ。
『”お前の顔を剥ぐ”』
『俺には人間の美醜なんて解らんが、少なくともお前がとんでもなく失礼な奴だって事だけは認識できた』
バンブルビーとハウンドの言葉にジョシュアはキョトンとした顔をするだけだ。
ソレを見たミソラは彼が悪意を持って顔の造形に関して文句を言ったのでは無いと理解した。
「解った。お前の御託はどうでも良い。とりあえず、オプティマス達の安否が解らない以上、ここに長時間留まるのは危険だ。オプティマスならきっと自力で何とかするだろう・・・なにより、俺達にはKSIからシードを守らなきゃならない。KSIを迎撃するにしても手が足りないから逃げの一手しか選択できない」
こちらの戦力として数えられるのがバンブルビーとハウンドのみ、という時点でケイドはここから撤退することが最良の選択だと判断していた。
ソレはこの場に居る誰もが考えている事であったらしく、全員が同意だと言うかの世に頷く。
「その通りだ!私を守れ!!」
「お前は黙ってろッ!第一、守るのはお前じゃ無いッ!!そのシードだ!!」
ケイドの文句にジョシュアは自分こそ守られるべき存在だとアピールしたが、呆気ないほど簡単に言い返されてしまった。
接近してきた宇宙船に対してジョシュアは警戒した眼差しをしていたが、自分に向かい声をかけてきた人物達の顔を見ると納得したと言うかのように頷く。
警戒心が消えたジョシュアを船へと乗せようとした矢先、どこからか放たれた攻撃が宇宙船に命中する。
その衝撃により次々と船からふり落とされていく。
ミソラもふり落とされた内の一人で、勢いよく左肩からコンクリートの上に落ち、痛みでしばらく動くことが出来ずにいた。
「全員無事か!?」
ケイドの言葉に皆は立ち上がっていく。
ミソラも痛む肩を押さえながら立ち上がったとき、先程まで乗っていた宇宙船が山の方へと向かって墜落していく姿が見えた。
「オプティマス?」
嘘だ。そう言うかのように朧気な足取りでミソラは立ち上がると落ちていく船へ向かい手を伸ばす。
けれどその指先は船に触れることは、オプティマスに触れることは叶わなかった。
山の向こう側へと姿を消した船へと向かいミソラの指先が力無く下げられた瞬間、ソレを待っていましたかと言うかのように力強い手が握りしめる。
「君だッ!君さえ言えればコレの暴発を防げるッ!!」
ミソラの手を握ったのはジョシュアだ。
彼は嬉々として笑っている。
こうしてミソラと再会できたことが嬉しくて仕方が無い、と言うかのようなジョシュアの発言に対してミソラは何を言われているのか理解することが出来なかった。
「私の理論が正しければ君の力があればこれの発動を、いや、君さえその気になればこれをただの無意味な金属の塊にすることも可能なんだ。それはつまり神の力であり、優れたテクノロジーを君自身が有しているとことで、いや君自身がこの場合は我々の知らない道の存在であり、新たな段階に居るテクノロジーと言うべきなのか?とにかくッ!人知を越えた力を持ってすれば希望はある」
始まったマシンガントークを一言も理解出来ず、かといってソレを止めることも出来ないミソラは困惑を隠すことをしない。
どうやって彼を止めるべきかと考え始めたときだ。
ジョシュアに握られていた手を誰かが勢いよく叩き払う。
「なに若い娘の手を握って意味不明なことを言っているんだ!!いい歳をして興奮してるのかよッ!!」
「違うッ!!私は彼女の持つ可能性について話しているのだ!!!男としての欲求を訴えているのでは無いッ!!!・・・・彼女の持つ可能性は無限だ!!奇跡を全て実現できる素晴らしい力だと何故解らない!?まぁこれがジャパニーズアニメならば彼女は絶世の美女なのだろうがなぁ」
何とも残念だと言うかのような生暖かな目をしたジョシュアに対し、失礼な奴だなと思ったミソラがムッとした顔をした時だ。
『”お前の顔を剥ぐ”』
『俺には人間の美醜なんて解らんが、少なくともお前がとんでもなく失礼な奴だって事だけは認識できた』
バンブルビーとハウンドの言葉にジョシュアはキョトンとした顔をするだけだ。
ソレを見たミソラは彼が悪意を持って顔の造形に関して文句を言ったのでは無いと理解した。
「解った。お前の御託はどうでも良い。とりあえず、オプティマス達の安否が解らない以上、ここに長時間留まるのは危険だ。オプティマスならきっと自力で何とかするだろう・・・なにより、俺達にはKSIからシードを守らなきゃならない。KSIを迎撃するにしても手が足りないから逃げの一手しか選択できない」
こちらの戦力として数えられるのがバンブルビーとハウンドのみ、という時点でケイドはここから撤退することが最良の選択だと判断していた。
ソレはこの場に居る誰もが考えている事であったらしく、全員が同意だと言うかの世に頷く。
「その通りだ!私を守れ!!」
「お前は黙ってろッ!第一、守るのはお前じゃ無いッ!!そのシードだ!!」
ケイドの文句にジョシュアは自分こそ守られるべき存在だとアピールしたが、呆気ないほど簡単に言い返されてしまった。