4章:逃走の果てに得たものは
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車の中からミソラはオプティマスの戦いを見つめていた。
オプティマスの持つエナジーブレードがメガトロンの胸を引き裂く。本来ならばスパークがあったその場所には何もない。
それはすなわち、今のメガトロンには魂が無いということになる。
『まがい物が!!!お前に魂はない!!!!』
『そうだ、だから俺は恐怖を感じない!臆することもない!!
ニヤリと笑ったその顔はやはりメガトロンのもので間違いがない。
新たな身体を手に入れたメガトロンは勝ち誇った顔をしてオプティマスに攻撃をする。魂のない身体故、破壊される事への恐怖がない今のメガトロンの攻撃は迷いがない。次第に押され始めるオプティマスであったが、隙を突いてメガトロンを地面に叩付ける。
そのまま動けなくなるまで破壊しようとしたその時だった。
どこからか飛んできたミサイルが背後からオプティマスに命中する。
装甲をいとも簡単に破壊してしまうほどその威力は凄まじく、衝撃により内部パーツがいくつか吹き飛ばされる。
道路に落下する金属音を聞いた瞬間、ミソラは無意識の内に車から降りるとオプティマスへと向かって駆け寄った。
「オプティマスッ!!!!」
命中した右肩を押さえながらオプティマスが背後へと視線を向けると、そこには宇宙船が一隻あった。
その宇宙船を背にした何かが近づいてくる。
黒を基準としたそれに気づいたミソラは息を呑む。
『ロックダウンかッ!!』
このタイミングで現れたロックダウンに対しオプティマスは戦況の不利を悟った。
先程の一撃はオプティマスの内部システムにエラーを起こしているため、トランスフォームをして逃げるのは難しい。
「オプティマス、動ける!?」
足下にいるミソラの問いかけにオプティマスが答えようとしたときだった。
センサーが敵の攻撃対象にされたことを伝えてくる。
再度、放たれるだろう攻撃を避けることは不可能だとブレインが冷静に判断を下してくる。今、何をすべきなのか、何を優先すべきなのかオプティマスは必死に考え、そして決断をする。
『ミソラ、君だけは逃げろ。ヤツに捕まっては駄目だ』
「オプティマス?」
どういう意味だと、何をするつもりだと自分を見つめてくるミソラへとオプティマスは穏やかな視線を向けると、小さなその身体を掴み上げた。
『私は君を守ると約束をした』
「いやだ、いやだよ、オプティマス」
涙を流すその姿にスパークに締め付けられるような痛みが走る。
本当ならば最後までミソラを守り通したいが、それが不可能なことくらいオプティマスには解ってしまう。
きっと最期になるだろうミソラの顔をメモリーに焼き付ける。
最期のメモリーは笑顔が良かったと願いながら。
『最期まで約束を守れず、すまない・・・バンブルビーを頼りなさい。彼はきっと君の力になってくれるだろう』
「私は、私はッ!!!」
言いたいことがあるのに何故かそれが声にならない。
ただ、何か嫌な予感がしているのだ。
ミソラは縋るようにオプティマスへと手を伸ばした瞬間、ミソラの身体が宙へと投げられる。
必死に伸ばした指先は触れることが出来ないと解っていながらも、ミソラは何度も何度も手を伸ばしていた時、ロックダウンの放ったミサイルがオプティマスに命中する。
胸部の外装が破壊されたオプティマスの身体が倒れていくのが、コマ送りのように見える。
オプティマスの手がミソラへと向かい伸ばされるが、それはすぐに地面に落ちてしまう。
「オプティマス!!!!」
彼の名前を呼んだのと同時に ミソラは草の上に投げ出され、勢いがあったため数回転がってからミソラの身体は動きを止めた。
オプティマスの持つエナジーブレードがメガトロンの胸を引き裂く。本来ならばスパークがあったその場所には何もない。
それはすなわち、今のメガトロンには魂が無いということになる。
『まがい物が!!!お前に魂はない!!!!』
『そうだ、だから俺は恐怖を感じない!臆することもない!!
ニヤリと笑ったその顔はやはりメガトロンのもので間違いがない。
新たな身体を手に入れたメガトロンは勝ち誇った顔をしてオプティマスに攻撃をする。魂のない身体故、破壊される事への恐怖がない今のメガトロンの攻撃は迷いがない。次第に押され始めるオプティマスであったが、隙を突いてメガトロンを地面に叩付ける。
そのまま動けなくなるまで破壊しようとしたその時だった。
どこからか飛んできたミサイルが背後からオプティマスに命中する。
装甲をいとも簡単に破壊してしまうほどその威力は凄まじく、衝撃により内部パーツがいくつか吹き飛ばされる。
道路に落下する金属音を聞いた瞬間、ミソラは無意識の内に車から降りるとオプティマスへと向かって駆け寄った。
「オプティマスッ!!!!」
命中した右肩を押さえながらオプティマスが背後へと視線を向けると、そこには宇宙船が一隻あった。
その宇宙船を背にした何かが近づいてくる。
黒を基準としたそれに気づいたミソラは息を呑む。
『ロックダウンかッ!!』
このタイミングで現れたロックダウンに対しオプティマスは戦況の不利を悟った。
先程の一撃はオプティマスの内部システムにエラーを起こしているため、トランスフォームをして逃げるのは難しい。
「オプティマス、動ける!?」
足下にいるミソラの問いかけにオプティマスが答えようとしたときだった。
センサーが敵の攻撃対象にされたことを伝えてくる。
再度、放たれるだろう攻撃を避けることは不可能だとブレインが冷静に判断を下してくる。今、何をすべきなのか、何を優先すべきなのかオプティマスは必死に考え、そして決断をする。
『ミソラ、君だけは逃げろ。ヤツに捕まっては駄目だ』
「オプティマス?」
どういう意味だと、何をするつもりだと自分を見つめてくるミソラへとオプティマスは穏やかな視線を向けると、小さなその身体を掴み上げた。
『私は君を守ると約束をした』
「いやだ、いやだよ、オプティマス」
涙を流すその姿にスパークに締め付けられるような痛みが走る。
本当ならば最後までミソラを守り通したいが、それが不可能なことくらいオプティマスには解ってしまう。
きっと最期になるだろうミソラの顔をメモリーに焼き付ける。
最期のメモリーは笑顔が良かったと願いながら。
『最期まで約束を守れず、すまない・・・バンブルビーを頼りなさい。彼はきっと君の力になってくれるだろう』
「私は、私はッ!!!」
言いたいことがあるのに何故かそれが声にならない。
ただ、何か嫌な予感がしているのだ。
ミソラは縋るようにオプティマスへと手を伸ばした瞬間、ミソラの身体が宙へと投げられる。
必死に伸ばした指先は触れることが出来ないと解っていながらも、ミソラは何度も何度も手を伸ばしていた時、ロックダウンの放ったミサイルがオプティマスに命中する。
胸部の外装が破壊されたオプティマスの身体が倒れていくのが、コマ送りのように見える。
オプティマスの手がミソラへと向かい伸ばされるが、それはすぐに地面に落ちてしまう。
「オプティマス!!!!」
彼の名前を呼んだのと同時に ミソラは草の上に投げ出され、勢いがあったため数回転がってからミソラの身体は動きを止めた。