4章:逃走の果てに得たものは
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煙幕を撒かれたと理解したのと同時に視界が煙で覆われてしまう。
前に何があるのか解らないミソラとは対照的に、オプティマスは冷静にセンサーを使い辺りの状態確認する。
センサーは近づいてくる熱源反応を探知し、それを避けることが不可能だとオプティマスは判断した。
『ミソラ、衝撃に備えてくれ!!』
その言葉を合図に凄まじい衝撃がオプティマスを襲う。
銃弾のいくつかが身体を貫く。
人間の武器ではあり得ないその威力にオプティマスのブレインが一瞬だけ止まる。ディセプティコンだろうかと考えるが、彼らが人間と力を合わせることは絶対にない。
ならばこの攻撃を行っている者は一体誰だ?その疑問にブレインが支配された瞬間を待っていたかのように、オプティマスの身体を三弾のミサイルが貫く。
そのうちの一発は彼の重要なパーツであるスパークの近くに命中する。
『ッ・・・・!!』
ビーグルモードからトランスフォームをしたオプティマスは地面を転がる。
助手席に乗っていたミソラを手で掴むと、巻き添えを受けないように少し離れた草の上へと投げることしか出来ない。
「オプティマスッ!!!」
自分に向かって伸ばされるミソラの指先をオプティマスは見つめる事しか出来なかった。
草の上に投げ出されたミソラは何度か転がってようやく止まった。
慌てて身体を起こすと全身が痛んだが、自分よりも銃弾を受けたオプティマスのことが酷く気にかかった。
「オプティマス!!」
辺りに立ちこめる砂煙にミソラは嫌な予感を抱く。
聞こえてくる火花の音と微かに見える青い光、それだけを頼りにオプティマスの元へと向かう。
たどり着いた場所に居たオプティマスは酷い状態であった。
胸元から大量のオイルを流しており、青い目がチカチカと点灯している。急いで癒やさなければ、そう思いオプティマスに近づいたミソラは彼の外装に触れる。
少しずつ治っていく外装にホッと胸をなで下ろしたとき、背後からガシャリと音がしたことに気がつく。
『珍しいものを飼っているな』
『お前と一緒にするな』
口からオイルを吐きながらオプティマスはそう告げると、自分の側に居たミソラを隠すかのように手で引き寄せる。
オプティマスの指の隙間から見えたのは大柄なトランスフォーマーだ。
一瞬だけ見えたカメラアイはオートボットともディセプティコンとも違う、緑色をしていた。彼は一体何者だろうか、そんな疑問を抱きながらミソラがオプティマスを見上げると彼はらしくもなく焦った表情を浮かべていた。
『何が違う?貴様はそれを他の者に渡したくないのだろう?俺と同じではないか』
『私は彼女の意思を常に尊重している』
『・・・洗脳か。プライムらしからぬ行動だな。まぁいい、貴様を倒し、それを俺の手元に置いてやる。人間なんぞコレクションに値しないがそれは特別だ』
『ふざけるな!!!』
怒りで顔をがめたオプティマスが立ち上がった瞬間、それを待っていたと言うかのようにトランスフォーマーの顔が変形する。
ライフルの形をしたそれは迷うことなくオプティマスを狙撃した。
前に何があるのか解らないミソラとは対照的に、オプティマスは冷静にセンサーを使い辺りの状態確認する。
センサーは近づいてくる熱源反応を探知し、それを避けることが不可能だとオプティマスは判断した。
『ミソラ、衝撃に備えてくれ!!』
その言葉を合図に凄まじい衝撃がオプティマスを襲う。
銃弾のいくつかが身体を貫く。
人間の武器ではあり得ないその威力にオプティマスのブレインが一瞬だけ止まる。ディセプティコンだろうかと考えるが、彼らが人間と力を合わせることは絶対にない。
ならばこの攻撃を行っている者は一体誰だ?その疑問にブレインが支配された瞬間を待っていたかのように、オプティマスの身体を三弾のミサイルが貫く。
そのうちの一発は彼の重要なパーツであるスパークの近くに命中する。
『ッ・・・・!!』
ビーグルモードからトランスフォームをしたオプティマスは地面を転がる。
助手席に乗っていたミソラを手で掴むと、巻き添えを受けないように少し離れた草の上へと投げることしか出来ない。
「オプティマスッ!!!」
自分に向かって伸ばされるミソラの指先をオプティマスは見つめる事しか出来なかった。
草の上に投げ出されたミソラは何度か転がってようやく止まった。
慌てて身体を起こすと全身が痛んだが、自分よりも銃弾を受けたオプティマスのことが酷く気にかかった。
「オプティマス!!」
辺りに立ちこめる砂煙にミソラは嫌な予感を抱く。
聞こえてくる火花の音と微かに見える青い光、それだけを頼りにオプティマスの元へと向かう。
たどり着いた場所に居たオプティマスは酷い状態であった。
胸元から大量のオイルを流しており、青い目がチカチカと点灯している。急いで癒やさなければ、そう思いオプティマスに近づいたミソラは彼の外装に触れる。
少しずつ治っていく外装にホッと胸をなで下ろしたとき、背後からガシャリと音がしたことに気がつく。
『珍しいものを飼っているな』
『お前と一緒にするな』
口からオイルを吐きながらオプティマスはそう告げると、自分の側に居たミソラを隠すかのように手で引き寄せる。
オプティマスの指の隙間から見えたのは大柄なトランスフォーマーだ。
一瞬だけ見えたカメラアイはオートボットともディセプティコンとも違う、緑色をしていた。彼は一体何者だろうか、そんな疑問を抱きながらミソラがオプティマスを見上げると彼はらしくもなく焦った表情を浮かべていた。
『何が違う?貴様はそれを他の者に渡したくないのだろう?俺と同じではないか』
『私は彼女の意思を常に尊重している』
『・・・洗脳か。プライムらしからぬ行動だな。まぁいい、貴様を倒し、それを俺の手元に置いてやる。人間なんぞコレクションに値しないがそれは特別だ』
『ふざけるな!!!』
怒りで顔をがめたオプティマスが立ち上がった瞬間、それを待っていたと言うかのようにトランスフォーマーの顔が変形する。
ライフルの形をしたそれは迷うことなくオプティマスを狙撃した。