if:あり得たかもしれない未来
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目の前に居るオプティマスをミソラは見上げていた。
先程のように言葉が出てこないのではなく、ただ久しぶりに会う大好きな人との再会を喜んでいた。
けれどこれ以上黙って居ることは出来ない。
そう思ったミソラは腹を括る。
「オプティマス・・・ごめんなさい」
NESTにいるときもずっとオプティマスに言いたかった言葉。
ここに来てからずっと心の奥底にあった感情。
もしもオプティマスが来てくれたのならば、オプティマスに会えたのならば、最初に謝罪の言葉を言おうとずっとミソラは考えていたのだ。
「私は貴方とちゃんと話すべきだった。隠し事なんてしないで、私の思っていることや考えている事、そして私自身がしたいことを言葉にして伝えるべきだった」
オプティマスがディセプティコンの復活に関して反対していたのならば、何故生き返らせたいのか、何故反対するのかを2人で話し合うべきだった。
ラチェットと密かに相談して決めてはいけなかったのだとミソラは思いながら目の前のトラックを見つめる。
「勝手な事ばかりして、貴方に迷惑をかけて・・・そして貴方を傷つけてしまった。謝って許されることでは無いと解っている。だけど、本当にごめんなさい」
言い終わるのと同時にミソラは深々と頭を下げた。
何一つとして言葉が返ってこないことに段々と不安になり始めたとき、何かが組み上がっていくかのような金属音が聞こえ始めた。
『ミソラ。君の顔が見たい』
恐る恐る頭を上げたミソラの前にはオプティマスが居た。
青い目が自分へとヒタリと向けられており、固く閉ざされた口からどんな言葉が出てくるのだろうかと緊張した面持ちでミソラは身構えていた時だ。
『・・・謝るのは私の方だ。感情的になり君を責めた』
もっと他に言い方もやり方もあったはずだった。
後になって自分のした事が一方的にミソラを責めただけだったことに気づいた。話をしようにも互いに思うように言葉が見つけられず、次第に気まずい雰囲気になって言ってしまった。
そして最後には顔を合わせることもなくなった。
「悪いのはオプティマスじゃない!私が自分の感情だけでみんなを生き返らせたいって言ったから・・・オプティマスは私のことを思って反対してくれていたのに、私は勝手な事ばかりした」
『切っ掛けは君だったのかもしれないが、その後の事に関しては私にも非がある。私は君の語る夢を、君の望む未来を、見たいと思った。それが困難な事であると解っていながら私は君に協力をした・・・ミソラ一人だけが悪いわけではない』
一人で責任を背負う必要ないのだとオプティマスは告げるが、ミソラはそれは違うと言うかのように首を振ると項垂れる。
『ミソラ。君も私も互いに信じるものの為に行動を起こした。私はその事を間違いだとは思えない・・・二度と会えなかった者達に会えた。それで良いのではないか?』
「私だってみんなにまた会えたことは嬉しい・・・だけど、私は貴方に重荷ばかり押しつけてる。蘇生の時だって貴方が負荷を引き受けてくれたでしょう?私はいつだってオプティマスに助けられてばかり・・・」
『君の言ったことは全て君を失わないようにするために必要なことだった。蘇生を了承したからには私が責任を背負うのは当然のことだろう?』
「私ね、ずっと思っていたの。貴方の力になりたいって。貴方の後ろで守られて居るだけじゃなくて、私は貴方の隣に立って、貴方と同じ目線で同じものを見たいの。だから・・・私が背負うべきものを貴方が背負う必要はないよ」
一方的に守られるだけはもう止めて互いに支え合えるようになりたいのだ。
そう思いながらミソラはオプティマスを見上げると、驚いたように微かにカメラアイを動かしていた。
『一つ君に言いたいことがある』
いつもよりも幾分か強ばった声で言われた言葉にミソラは泣きそうな顔になる。
出しゃばるな。思い上がるな。と言われるのだろうかと思ったミソラは何を言われても動じないようにするために身構えた。
先程のように言葉が出てこないのではなく、ただ久しぶりに会う大好きな人との再会を喜んでいた。
けれどこれ以上黙って居ることは出来ない。
そう思ったミソラは腹を括る。
「オプティマス・・・ごめんなさい」
NESTにいるときもずっとオプティマスに言いたかった言葉。
ここに来てからずっと心の奥底にあった感情。
もしもオプティマスが来てくれたのならば、オプティマスに会えたのならば、最初に謝罪の言葉を言おうとずっとミソラは考えていたのだ。
「私は貴方とちゃんと話すべきだった。隠し事なんてしないで、私の思っていることや考えている事、そして私自身がしたいことを言葉にして伝えるべきだった」
オプティマスがディセプティコンの復活に関して反対していたのならば、何故生き返らせたいのか、何故反対するのかを2人で話し合うべきだった。
ラチェットと密かに相談して決めてはいけなかったのだとミソラは思いながら目の前のトラックを見つめる。
「勝手な事ばかりして、貴方に迷惑をかけて・・・そして貴方を傷つけてしまった。謝って許されることでは無いと解っている。だけど、本当にごめんなさい」
言い終わるのと同時にミソラは深々と頭を下げた。
何一つとして言葉が返ってこないことに段々と不安になり始めたとき、何かが組み上がっていくかのような金属音が聞こえ始めた。
『ミソラ。君の顔が見たい』
恐る恐る頭を上げたミソラの前にはオプティマスが居た。
青い目が自分へとヒタリと向けられており、固く閉ざされた口からどんな言葉が出てくるのだろうかと緊張した面持ちでミソラは身構えていた時だ。
『・・・謝るのは私の方だ。感情的になり君を責めた』
もっと他に言い方もやり方もあったはずだった。
後になって自分のした事が一方的にミソラを責めただけだったことに気づいた。話をしようにも互いに思うように言葉が見つけられず、次第に気まずい雰囲気になって言ってしまった。
そして最後には顔を合わせることもなくなった。
「悪いのはオプティマスじゃない!私が自分の感情だけでみんなを生き返らせたいって言ったから・・・オプティマスは私のことを思って反対してくれていたのに、私は勝手な事ばかりした」
『切っ掛けは君だったのかもしれないが、その後の事に関しては私にも非がある。私は君の語る夢を、君の望む未来を、見たいと思った。それが困難な事であると解っていながら私は君に協力をした・・・ミソラ一人だけが悪いわけではない』
一人で責任を背負う必要ないのだとオプティマスは告げるが、ミソラはそれは違うと言うかのように首を振ると項垂れる。
『ミソラ。君も私も互いに信じるものの為に行動を起こした。私はその事を間違いだとは思えない・・・二度と会えなかった者達に会えた。それで良いのではないか?』
「私だってみんなにまた会えたことは嬉しい・・・だけど、私は貴方に重荷ばかり押しつけてる。蘇生の時だって貴方が負荷を引き受けてくれたでしょう?私はいつだってオプティマスに助けられてばかり・・・」
『君の言ったことは全て君を失わないようにするために必要なことだった。蘇生を了承したからには私が責任を背負うのは当然のことだろう?』
「私ね、ずっと思っていたの。貴方の力になりたいって。貴方の後ろで守られて居るだけじゃなくて、私は貴方の隣に立って、貴方と同じ目線で同じものを見たいの。だから・・・私が背負うべきものを貴方が背負う必要はないよ」
一方的に守られるだけはもう止めて互いに支え合えるようになりたいのだ。
そう思いながらミソラはオプティマスを見上げると、驚いたように微かにカメラアイを動かしていた。
『一つ君に言いたいことがある』
いつもよりも幾分か強ばった声で言われた言葉にミソラは泣きそうな顔になる。
出しゃばるな。思い上がるな。と言われるのだろうかと思ったミソラは何を言われても動じないようにするために身構えた。