if:あり得たかもしれない未来
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座ったままオプティマスを見上げるメガトロンを誰もが黙って見つめていた。メガトロンの側にはディセプティコン達がおり、現れた人間とオートボット達を鋭い目で睨み付けている。
双方共に何も言わないまま時間だけが過ぎていく。
ミソラはジャズの掌に上に座ったまま、不安げな面持ちで二人を見つめる事しか出来ない。
『また俺を殺しに来たか?』
小さな声であったがメガトロンの嘲笑混じりの言葉にオプティマスの拳が握られた。
『当然のことだな』
『メガトロン、私は・・・』
『お前と俺はわかり合えん。互いに抱く思想が違いすぎる・・・お前の綺麗事に俺は付き合えん』
『かつてお前も一度は、』
『全ては過去の事だ』
辛そうに身体を起こしたメガトロンに向かい、スタースクリームが何か言いたげに口を開こうとしたがソレよりも早くメガトロンの鉄拳が彼に振り下ろされる。
ギャッと悲鳴を上げて吹き飛んだスタースクリームを誰も案じることはしない。
『俺を再び殺せば終わるな』
『メガトロン!!!』
早まるなと言うかのようにオプティマスが名を呼ぶが赤い瞳は強い覚悟を抱いている。
自分一人の命で終わりにしようとするその姿に、オプティマスをはじめとしたオートボット達も何も言えない。
目の前にいるのは本当に破壊大帝と呼ばれたメガトロンなのだろうか、その思考を呼んだかのようにメガトロンが口を開く。
『一つ、約束しろ・・・必ずサイバトロン星を蘇らせると誓え。お前がそう誓うのならば俺はこの命を差しだそう』
センチネルとの協定でもメガトロンはサイバトロン星を蘇らせることを前提としていたのだ。
一瞬だけミソラへとメガトロンは視線を向ける。
オールスパークの力を持ってすれば故郷の復興が簡単に終わることは解りきっているのだ。メガトロンはオプティマスがミソラへと向ける感情に気づいている。
故に、彼が人一人のために故郷復興を遅らせていることも理解しているのだ。
『私は』
『もうプライムはお前しかいないのだろう?ならば果たすべき役目を思い出せ・・・お前はオートボットの繁栄のみを考えろ』
突き放すかのようなメガトロンの言葉にオプティマスが言葉を返せなかったときだった
「では、ディセプティコンはどうなるのですか?」
ためらいがちに声を掛けたミソラへとメガトロンをはじめとした者達の視線が向けられる。
赤い瞳と目が合ったことにミソラは身を竦ませるが、キュッと手を握ると真っ直ぐメガトロンを見つめた。
「蘇った彼らの命はどうするおつもりですか?」
『俺に意見するか、小娘』
鋭い歯を剥き出しにして笑ったメガトロンに対し、ミソラは怯えるかのように一歩だけ後ろに下がる。
不安定な足場に転びそうになったところをジャズが助けてくれる。
礼を告げようと顔を上げると、バイザー越しの青い瞳と目が合う。
『・・・続けなよ、オネェチャン。コレを始めたのはオネェチャンだろう?だったらどういうラストにするのかもオネェチャンだ。ハッピーエンドかバッドエンドか、どちらにしても結末を描けるのは執筆者だけだ。違うか?』
あの頑ななメガトロンを、変わってしまったオプティマスを、オートボットとディセプティコンを、全ての未来を託すと言うかのようなジャズの言葉にミソラは小さく頷くと前に視線を向けた。
双方共に何も言わないまま時間だけが過ぎていく。
ミソラはジャズの掌に上に座ったまま、不安げな面持ちで二人を見つめる事しか出来ない。
『また俺を殺しに来たか?』
小さな声であったがメガトロンの嘲笑混じりの言葉にオプティマスの拳が握られた。
『当然のことだな』
『メガトロン、私は・・・』
『お前と俺はわかり合えん。互いに抱く思想が違いすぎる・・・お前の綺麗事に俺は付き合えん』
『かつてお前も一度は、』
『全ては過去の事だ』
辛そうに身体を起こしたメガトロンに向かい、スタースクリームが何か言いたげに口を開こうとしたがソレよりも早くメガトロンの鉄拳が彼に振り下ろされる。
ギャッと悲鳴を上げて吹き飛んだスタースクリームを誰も案じることはしない。
『俺を再び殺せば終わるな』
『メガトロン!!!』
早まるなと言うかのようにオプティマスが名を呼ぶが赤い瞳は強い覚悟を抱いている。
自分一人の命で終わりにしようとするその姿に、オプティマスをはじめとしたオートボット達も何も言えない。
目の前にいるのは本当に破壊大帝と呼ばれたメガトロンなのだろうか、その思考を呼んだかのようにメガトロンが口を開く。
『一つ、約束しろ・・・必ずサイバトロン星を蘇らせると誓え。お前がそう誓うのならば俺はこの命を差しだそう』
センチネルとの協定でもメガトロンはサイバトロン星を蘇らせることを前提としていたのだ。
一瞬だけミソラへとメガトロンは視線を向ける。
オールスパークの力を持ってすれば故郷の復興が簡単に終わることは解りきっているのだ。メガトロンはオプティマスがミソラへと向ける感情に気づいている。
故に、彼が人一人のために故郷復興を遅らせていることも理解しているのだ。
『私は』
『もうプライムはお前しかいないのだろう?ならば果たすべき役目を思い出せ・・・お前はオートボットの繁栄のみを考えろ』
突き放すかのようなメガトロンの言葉にオプティマスが言葉を返せなかったときだった
「では、ディセプティコンはどうなるのですか?」
ためらいがちに声を掛けたミソラへとメガトロンをはじめとした者達の視線が向けられる。
赤い瞳と目が合ったことにミソラは身を竦ませるが、キュッと手を握ると真っ直ぐメガトロンを見つめた。
「蘇った彼らの命はどうするおつもりですか?」
『俺に意見するか、小娘』
鋭い歯を剥き出しにして笑ったメガトロンに対し、ミソラは怯えるかのように一歩だけ後ろに下がる。
不安定な足場に転びそうになったところをジャズが助けてくれる。
礼を告げようと顔を上げると、バイザー越しの青い瞳と目が合う。
『・・・続けなよ、オネェチャン。コレを始めたのはオネェチャンだろう?だったらどういうラストにするのかもオネェチャンだ。ハッピーエンドかバッドエンドか、どちらにしても結末を描けるのは執筆者だけだ。違うか?』
あの頑ななメガトロンを、変わってしまったオプティマスを、オートボットとディセプティコンを、全ての未来を託すと言うかのようなジャズの言葉にミソラは小さく頷くと前に視線を向けた。