if:あり得たかもしれない未来
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今まで見たことないほど激昂しているオプティマスに対し、ミソラはどれだけ理由を言ったも無駄だと悟る。
「私が彼らを蘇らせたいと願ったの」
『・・・君が?』
「そう。オートボット達が全員蘇ったら、ディセプティコン達も蘇らせようと考えていたの。本当は彼等の蘇生はオプティマスに相談してから決行しようと思っていたの」
『ミソラ、君はいつからここの司令官になった?』
突き放すかのようなオプティマスの言葉に誰も何も言わない。
何か言おうとするとオプティマスから凄まじい視線が向けられるのだ。関わるな、というかのようなオプティマスの威圧に誰も何も言えないでいた。
『勝手な行動により仲間達の命が危険に晒されるとは思わなかったのか?』
「それは、」
『蘇ったオートボット達とディセプティコンが戦うとは思わなかったのか?現に蘇ったディセプティコン達を排除せようという意見も上がっている。戦闘になれば被害が出る、その時の責任を君が背負えるのか?』
「ッ・・・」
『君が密かに行っていたこと、万が一が起きた場合の最低最悪の結果となった時のことを想定したことはあるのか?』
「オプティマス、私は!!」
『全員殺されていたかもしれないという結果を君は考えたことがあるのか?』
口調こそいつもと変わらないものだ。
だが、オプティマスの口から出てくる言葉はミソラに一度も向けられたことのない厳しいものだった。
全員殺されていた可能性もある、その発言にミソラの顔から血の気が引く。足の感覚が消え、その場にへたり込んでしまったミソラは今になり自分がやろうとしていたことの恐ろしさを感じてしまった。
『私は司令官だ。部下達を生かすための選択をしなければならない』
その結果として友を失うことになろうとも。
オプティマスの決意にミソラはきつく唇を噛みしめる。
あまりにも違いすぎるのだ。
目の奥が熱くなり始め、視界が揺らぎ始めた事に気づいたミソラはギュッときつく目をつぶる。
泣いては駄目だとミソラは自分に必死に言い聞かせる。ここで泣いてしまうことはオプティマスをきっと傷つけることになる。
『君が何を望もうとも私は君の望みを砕こう。そうすることが君を守ることになる』
何か言い返さなくてはと思うのに口は全く動いてくれない。
オプティマスが厳しいことを言う理由が分ってしまった今となっては、自分が何を言おうとも彼を説得出来ないと悟ってしまったのだ。
『ディセプティコンはどうするつもりだ?』
アイアンハイドの問いかけにオプティマスは予め考えていた答えを告げる。
『このままエネルゴンが尽きるのを待つ。その後、人間達が手が出せない場所に彼らの身体を隠す。二度と彼等が地上に戻ってこられないように処理をして』
『・・・・了解』
動かなくなるのであれば、人間に危害を加えないのであれば問題ないと判断したアイアンハイドの言葉を皮切りに、他のオートボット達も同意をする。
『ミソラ、異論はないな』
逆らうことは許さないと言うかのようなオプティマスの言葉にミソラが何も返答出来なかったときだった。
『無理強いは良くないんじゃないのか?オプティマス』
場違いなほど軽快な声が聞こえたことに誰もが視線を向けたその場所には、銀色のオートボットが立っていた。
全員の視線を一身に受けたそのオートボットはニッと笑みを浮かべると片手を上げた。
「私が彼らを蘇らせたいと願ったの」
『・・・君が?』
「そう。オートボット達が全員蘇ったら、ディセプティコン達も蘇らせようと考えていたの。本当は彼等の蘇生はオプティマスに相談してから決行しようと思っていたの」
『ミソラ、君はいつからここの司令官になった?』
突き放すかのようなオプティマスの言葉に誰も何も言わない。
何か言おうとするとオプティマスから凄まじい視線が向けられるのだ。関わるな、というかのようなオプティマスの威圧に誰も何も言えないでいた。
『勝手な行動により仲間達の命が危険に晒されるとは思わなかったのか?』
「それは、」
『蘇ったオートボット達とディセプティコンが戦うとは思わなかったのか?現に蘇ったディセプティコン達を排除せようという意見も上がっている。戦闘になれば被害が出る、その時の責任を君が背負えるのか?』
「ッ・・・」
『君が密かに行っていたこと、万が一が起きた場合の最低最悪の結果となった時のことを想定したことはあるのか?』
「オプティマス、私は!!」
『全員殺されていたかもしれないという結果を君は考えたことがあるのか?』
口調こそいつもと変わらないものだ。
だが、オプティマスの口から出てくる言葉はミソラに一度も向けられたことのない厳しいものだった。
全員殺されていた可能性もある、その発言にミソラの顔から血の気が引く。足の感覚が消え、その場にへたり込んでしまったミソラは今になり自分がやろうとしていたことの恐ろしさを感じてしまった。
『私は司令官だ。部下達を生かすための選択をしなければならない』
その結果として友を失うことになろうとも。
オプティマスの決意にミソラはきつく唇を噛みしめる。
あまりにも違いすぎるのだ。
目の奥が熱くなり始め、視界が揺らぎ始めた事に気づいたミソラはギュッときつく目をつぶる。
泣いては駄目だとミソラは自分に必死に言い聞かせる。ここで泣いてしまうことはオプティマスをきっと傷つけることになる。
『君が何を望もうとも私は君の望みを砕こう。そうすることが君を守ることになる』
何か言い返さなくてはと思うのに口は全く動いてくれない。
オプティマスが厳しいことを言う理由が分ってしまった今となっては、自分が何を言おうとも彼を説得出来ないと悟ってしまったのだ。
『ディセプティコンはどうするつもりだ?』
アイアンハイドの問いかけにオプティマスは予め考えていた答えを告げる。
『このままエネルゴンが尽きるのを待つ。その後、人間達が手が出せない場所に彼らの身体を隠す。二度と彼等が地上に戻ってこられないように処理をして』
『・・・・了解』
動かなくなるのであれば、人間に危害を加えないのであれば問題ないと判断したアイアンハイドの言葉を皮切りに、他のオートボット達も同意をする。
『ミソラ、異論はないな』
逆らうことは許さないと言うかのようなオプティマスの言葉にミソラが何も返答出来なかったときだった。
『無理強いは良くないんじゃないのか?オプティマス』
場違いなほど軽快な声が聞こえたことに誰もが視線を向けたその場所には、銀色のオートボットが立っていた。
全員の視線を一身に受けたそのオートボットはニッと笑みを浮かべると片手を上げた。