if:あり得たかもしれない未来
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キューの蘇生は無事に終了した。
彼らを蘇らせる際、ミソラの身体にかかる負荷を減らすため、オプティマスにも配線が繋がれた。
司令官であるオプティマスに何かあれば、ということもあり反対する声も上がったがオプティマスはそれらの言葉を全て無視をした。
『私が彼女を守りたいのだ』
司令官として相応しくない発言、個人的な感情を込めて告げた発言で立場が悪くなることを理解していながら、オプティマスははっきりと言い放ったのだ。
プライムらしくない、そう言って笑った者も居た。
それでもオプティマスは己の意志を貫き通した。
蘇生されたキューは最初こそ、自分の身に何が起きたのか理解をしていなかった。しかし、ラチェットから事のあらましを聞くと悲痛な面持ちになり、自身の顔を片手で覆った。
『ミソラ、随分と無茶をする。オプティマスもだ。その力が過ぎるものだということくらい理解しているだろうに・・・』
心から二人の身を案じていたキューの発言にミソラとオプティマスは何も言えなかった。
キューはラチェットへと視線を向けると、二人にかかる負荷を少しでも減らすため自分も協力をすると告げたのだ。
次の蘇生予定となっている双子には悪いが、少しばかり予定を延ばしキューとラチェットの手により装置が作られることとなった。
「あと少しで装置が完成するらしいよ」
オプティマスの肩に乗りながらミソラは呟く。
二人が今いる場所はオートボットへと与えられた格納庫だ。
他のオートボット達は訓練や点検に出かけているため、ここに居るのはミソラとオプティマスしかいない。
『らしいな。流石はキューとラチェットだ』
予定よりも遙かに早いスピードで装置は完成されていた。
それだけ二人が休むことなく動いてくれたおかげだ。任務も蘇ったアイアンハイドを中心としたメンバーで行われているため、オプティマスにもこうして休暇が与えられて身体を休ませることも出来るようになっている。
「サイドスワイプが嘆いていたよ?蘇った師匠がよりスパルタになったって・・・・でも、凄く嬉しそうだった」
今までは戦闘技術に関する事しか教えてもらっていなかったサイドスワイプだったが、最近では副官として何をすべきか、指揮する立場のものがすべき行動やら心得やらをアイアンハイドから叩き込まれている。
不在の間、彼なりに考えて行ってきた行動を知ったアイアンハイドは何か思うところがあったらしく、自身の知っている知恵を授けていた。
『それだけ彼には期待しているということだろう。彼が成長してくれれば部隊を編成し直す必要があるだろう』
一個部隊を持たせる日も近いかもしれない。
そう呟いたオプティマスの言葉にミソラは嬉しそうに微笑む。
「・・・変わっていくねぇ」
『あぁ』
人と同じく、オートボット達にも変化が現れてきている。
地球に来て成長している者達が多く居るのだ。
互いに与え、与えられるという関係になりつつある。
「みんなが蘇ったら、もっと変わっていくんだろうね」
ミソラが呟いた”みんな”という単語の中にディセプティコンが含まれていないことをオプティマスは理解している。
今は亡き友の姿を思い出す。共に同じ夢を見ていた頃を。
そんなオプティマスをミソラは複雑な眼差しで見つめていた。
彼らを蘇らせる際、ミソラの身体にかかる負荷を減らすため、オプティマスにも配線が繋がれた。
司令官であるオプティマスに何かあれば、ということもあり反対する声も上がったがオプティマスはそれらの言葉を全て無視をした。
『私が彼女を守りたいのだ』
司令官として相応しくない発言、個人的な感情を込めて告げた発言で立場が悪くなることを理解していながら、オプティマスははっきりと言い放ったのだ。
プライムらしくない、そう言って笑った者も居た。
それでもオプティマスは己の意志を貫き通した。
蘇生されたキューは最初こそ、自分の身に何が起きたのか理解をしていなかった。しかし、ラチェットから事のあらましを聞くと悲痛な面持ちになり、自身の顔を片手で覆った。
『ミソラ、随分と無茶をする。オプティマスもだ。その力が過ぎるものだということくらい理解しているだろうに・・・』
心から二人の身を案じていたキューの発言にミソラとオプティマスは何も言えなかった。
キューはラチェットへと視線を向けると、二人にかかる負荷を少しでも減らすため自分も協力をすると告げたのだ。
次の蘇生予定となっている双子には悪いが、少しばかり予定を延ばしキューとラチェットの手により装置が作られることとなった。
「あと少しで装置が完成するらしいよ」
オプティマスの肩に乗りながらミソラは呟く。
二人が今いる場所はオートボットへと与えられた格納庫だ。
他のオートボット達は訓練や点検に出かけているため、ここに居るのはミソラとオプティマスしかいない。
『らしいな。流石はキューとラチェットだ』
予定よりも遙かに早いスピードで装置は完成されていた。
それだけ二人が休むことなく動いてくれたおかげだ。任務も蘇ったアイアンハイドを中心としたメンバーで行われているため、オプティマスにもこうして休暇が与えられて身体を休ませることも出来るようになっている。
「サイドスワイプが嘆いていたよ?蘇った師匠がよりスパルタになったって・・・・でも、凄く嬉しそうだった」
今までは戦闘技術に関する事しか教えてもらっていなかったサイドスワイプだったが、最近では副官として何をすべきか、指揮する立場のものがすべき行動やら心得やらをアイアンハイドから叩き込まれている。
不在の間、彼なりに考えて行ってきた行動を知ったアイアンハイドは何か思うところがあったらしく、自身の知っている知恵を授けていた。
『それだけ彼には期待しているということだろう。彼が成長してくれれば部隊を編成し直す必要があるだろう』
一個部隊を持たせる日も近いかもしれない。
そう呟いたオプティマスの言葉にミソラは嬉しそうに微笑む。
「・・・変わっていくねぇ」
『あぁ』
人と同じく、オートボット達にも変化が現れてきている。
地球に来て成長している者達が多く居るのだ。
互いに与え、与えられるという関係になりつつある。
「みんなが蘇ったら、もっと変わっていくんだろうね」
ミソラが呟いた”みんな”という単語の中にディセプティコンが含まれていないことをオプティマスは理解している。
今は亡き友の姿を思い出す。共に同じ夢を見ていた頃を。
そんなオプティマスをミソラは複雑な眼差しで見つめていた。