if:あり得たかもしれない未来
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強い決意を宿して言われた言葉にオプティマスは何も反応を示さない。
きっと納得していないのだろうなとミソラは思いながらハンドルを見つめ続ける。自分の身体にあるオールスパークの力は完全に扱うことは出来ていない、だからアイアンハイドを復活させたとき、身体が耐えきれず倒れたのだ。
そう考えたミソラはあることに気づき目を輝かせる。
「(オールスパークの力に耐えられる身体になれば・・・)」
そうなれば倒れることもなく、誰にも迷惑を掛けない。
良い考えだと思ったがすぐにどうやって耐えられる身体にしたら良いのだろうかと考える。
『一つ私から提案がある』
「・・・・うん」
『オールスパークの力に君は耐えられない。人の身である君では』
奇遇にも同じ考えに至っていたことにミソラは驚き、大きく目を開いていたが、楽しそうにクスクスと笑いながら口元と押さえる。
突然のことにオプティマスが困惑したかのように沈黙をする。
「違うの、私もね・・・同じ事を考えていたから。オールスパークの力に耐えられるような身体になればって。でも私の身体をどうやって耐えられるようにしたら良いのか解らなくて」
『それならば私に任せて欲しい』
「どういう意味?」
『君の身体が耐えられないのであれば、過剰分の力を他の何かに逃がしてしまえば良いだけだ』
そんなことが可能なのかと思いながらミソラはハンドルを見つめる。
恐らく、可能だからこそオプティマスは口にしたのだ。
ならば残る問題は何に過剰分の力を逃がすのかという事だけだ。
『君の痛みは私が引き受けよう』
何を言っているのだ、抗議をするかのようにミソラはシートベルトを握りしめる。
過剰分の力は恐らく尋常ではないだろう。
「危ないよ」
『君だって同じ条件だろう、ミソラ』
「私とオプティマスとじゃ条件が違いすぎるよ」
少なくともオールスパークがミソラを器として認識している間は、命の危険は無いだろう。
『君に辛い思いをさせているのは私だ。ミソラ、私は君に約束をしただろう?』
必ず、守るという約束。
声にならない言葉、吐息に近いような声を出しながらミソラは自身の顔を覆う。
嬉しいと思うのと同時に罪悪感を抱く。
特別だと思われている、愛されているという実感も抱ける。だが、オプティマスはオートボット達の司令官だ。その彼に司令官としての立場を放棄させるような事の原因となっている自分に対して。
『それに蘇生させることに同意をしたのは私だ・・・それに、私も起こしてみたくなったのだ』
「起こすって?」
『人間のいう奇跡とやらを。君と一緒に奇跡を起こしてみたくなった。だから私に協力をさせてくれないか?』
「・・・・オプティマス、ずるいよ」
そんな言い方をされてしまえば断ることなんて出来ないと解った上で、オプティマスは告げてきたのだ。
最初からオプティマスは決めていたのだろう。
「うん。解った。一緒に奇跡を起こそう」
よろしくね、と言うかのようにそっと目の前にあるダッシュボードを撫でる。
オプティマスと一緒ならば、どんな奇跡でも起こせるとミソラは思いながら笑った。
きっと納得していないのだろうなとミソラは思いながらハンドルを見つめ続ける。自分の身体にあるオールスパークの力は完全に扱うことは出来ていない、だからアイアンハイドを復活させたとき、身体が耐えきれず倒れたのだ。
そう考えたミソラはあることに気づき目を輝かせる。
「(オールスパークの力に耐えられる身体になれば・・・)」
そうなれば倒れることもなく、誰にも迷惑を掛けない。
良い考えだと思ったがすぐにどうやって耐えられる身体にしたら良いのだろうかと考える。
『一つ私から提案がある』
「・・・・うん」
『オールスパークの力に君は耐えられない。人の身である君では』
奇遇にも同じ考えに至っていたことにミソラは驚き、大きく目を開いていたが、楽しそうにクスクスと笑いながら口元と押さえる。
突然のことにオプティマスが困惑したかのように沈黙をする。
「違うの、私もね・・・同じ事を考えていたから。オールスパークの力に耐えられるような身体になればって。でも私の身体をどうやって耐えられるようにしたら良いのか解らなくて」
『それならば私に任せて欲しい』
「どういう意味?」
『君の身体が耐えられないのであれば、過剰分の力を他の何かに逃がしてしまえば良いだけだ』
そんなことが可能なのかと思いながらミソラはハンドルを見つめる。
恐らく、可能だからこそオプティマスは口にしたのだ。
ならば残る問題は何に過剰分の力を逃がすのかという事だけだ。
『君の痛みは私が引き受けよう』
何を言っているのだ、抗議をするかのようにミソラはシートベルトを握りしめる。
過剰分の力は恐らく尋常ではないだろう。
「危ないよ」
『君だって同じ条件だろう、ミソラ』
「私とオプティマスとじゃ条件が違いすぎるよ」
少なくともオールスパークがミソラを器として認識している間は、命の危険は無いだろう。
『君に辛い思いをさせているのは私だ。ミソラ、私は君に約束をしただろう?』
必ず、守るという約束。
声にならない言葉、吐息に近いような声を出しながらミソラは自身の顔を覆う。
嬉しいと思うのと同時に罪悪感を抱く。
特別だと思われている、愛されているという実感も抱ける。だが、オプティマスはオートボット達の司令官だ。その彼に司令官としての立場を放棄させるような事の原因となっている自分に対して。
『それに蘇生させることに同意をしたのは私だ・・・それに、私も起こしてみたくなったのだ』
「起こすって?」
『人間のいう奇跡とやらを。君と一緒に奇跡を起こしてみたくなった。だから私に協力をさせてくれないか?』
「・・・・オプティマス、ずるいよ」
そんな言い方をされてしまえば断ることなんて出来ないと解った上で、オプティマスは告げてきたのだ。
最初からオプティマスは決めていたのだろう。
「うん。解った。一緒に奇跡を起こそう」
よろしくね、と言うかのようにそっと目の前にあるダッシュボードを撫でる。
オプティマスと一緒ならば、どんな奇跡でも起こせるとミソラは思いながら笑った。