1章:それは必然的な出会い
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なんだコレは。
全く見覚えの無い金属が自分の腰にしがみついている、という状況に対し、絶句したミソラが銀色のソレを凝視していることしか出来ずにいると、視線に気づいたらしいソレはケケケという笑い声に似た音を出す。
「ッ・・・・嫌ぁぁぁぁ!!!やだ!!やだやだ!!コレ何!?」
ようやく自分の身に何が起っているのか理解したらしいミソラが悲鳴を上げる。
その声に走っていたサムとミカエラが立ち止まり振り返った。
ミソラの腰にしがみついていたソレを見た瞬間、二人の顔が引きつった。
「な、なにソレ!?」
「知るかよ!!」
ミカエラとサムの声にソレは視線を二人に向けた。
人で言う指先の部分がミソラの体に微かに突き立てられ、傷口から血が出る。その痛みに思わず座り込んだミソラからソレは離れるとサムを狙う。
『メガネヲヨコセ!!』
「う、うわぁぁぁぁ!!!」
サムに向かい襲いかかったソレは容赦が無かった。
何かサムを助けるものは無いかとミカエラはあたりを見渡していたが、プレハブ小屋を見付けるとそこに向かい走り出す。
「・・・サム!!!」
立ち上がったミソラは腰と腹部に走る痛みに顔を顰めつつも、逃げたサムを助けるために走り出す。
サムは意外にもすぐ見付けられた。
フェンスに押しつけられる形になっていたサムに対し、ソレは容赦なく攻撃をしていた。
助けなければ、そう思ったミソラは小石と砂を手に持てるだけ持つ。
「サムから離れてよ!!」
そう叫ぶのと同時にミソラは持っていた小石と砂をソレに投げつけたが、金属で出来ているソレはその程度のことでひるむことはしない。
むしろ反対に助けるはずのサムを窮地へと追いやる結果となる。
「ちょっ!?痛い!!殆ど僕に当たってるよ!?目に砂が入った!!!」
「え、あ・・・そ、その、ご、ごめん!!」
悪気は無い、むしろ善意でやった事がサムの命を逆に危険に晒してしまった。
何か他に手は無いか、そう思いながらあたりを見渡していると、何かを手にしたミカエラが走ってくる。
なぜだか解らないが彼女から後光が差し込んでいるかのようにミソラには見えた。
ミカエラはサムを未だに襲っているソレに対し、持っていた武器を容赦なく振り下ろす。
「離れなさいよ、化け物!!!」
『ギャァァァァ!!!』
バチバチと火花を散らしながらソレは頭と胴体が切り離されてしまう。
頭と切り離された胴体は地面に落ちるとぴくりとも動かなくなった。頭だけとなったソレは逃げることも戦うことも出来ず、意味不明な音を出しているだけであったが自身が優位になったと悟ったサムに蹴られ遠くに飛ばされてしまった。
「・・・あれ、なんだったの?」
「解らない」
三人が三人とも疲れたようなため息を吐くとその場に座り込む。
ミソラはジクジクと痛む腹部と腰に手を添えてみると、濡れた衣服の感触がしたため慌てて掌を見ると、掌は真っ赤に染まっていた。
「ミソラ、怪我をしたの!?病院に行かなきゃ!!」
顔色を変えたミカエラの言葉にミソラは血で染まっている手を背中に隠す。
大丈夫だと言おうとしたとき、丁度戦いを終えたらしいカマロが三人の前に姿を現した。
全く見覚えの無い金属が自分の腰にしがみついている、という状況に対し、絶句したミソラが銀色のソレを凝視していることしか出来ずにいると、視線に気づいたらしいソレはケケケという笑い声に似た音を出す。
「ッ・・・・嫌ぁぁぁぁ!!!やだ!!やだやだ!!コレ何!?」
ようやく自分の身に何が起っているのか理解したらしいミソラが悲鳴を上げる。
その声に走っていたサムとミカエラが立ち止まり振り返った。
ミソラの腰にしがみついていたソレを見た瞬間、二人の顔が引きつった。
「な、なにソレ!?」
「知るかよ!!」
ミカエラとサムの声にソレは視線を二人に向けた。
人で言う指先の部分がミソラの体に微かに突き立てられ、傷口から血が出る。その痛みに思わず座り込んだミソラからソレは離れるとサムを狙う。
『メガネヲヨコセ!!』
「う、うわぁぁぁぁ!!!」
サムに向かい襲いかかったソレは容赦が無かった。
何かサムを助けるものは無いかとミカエラはあたりを見渡していたが、プレハブ小屋を見付けるとそこに向かい走り出す。
「・・・サム!!!」
立ち上がったミソラは腰と腹部に走る痛みに顔を顰めつつも、逃げたサムを助けるために走り出す。
サムは意外にもすぐ見付けられた。
フェンスに押しつけられる形になっていたサムに対し、ソレは容赦なく攻撃をしていた。
助けなければ、そう思ったミソラは小石と砂を手に持てるだけ持つ。
「サムから離れてよ!!」
そう叫ぶのと同時にミソラは持っていた小石と砂をソレに投げつけたが、金属で出来ているソレはその程度のことでひるむことはしない。
むしろ反対に助けるはずのサムを窮地へと追いやる結果となる。
「ちょっ!?痛い!!殆ど僕に当たってるよ!?目に砂が入った!!!」
「え、あ・・・そ、その、ご、ごめん!!」
悪気は無い、むしろ善意でやった事がサムの命を逆に危険に晒してしまった。
何か他に手は無いか、そう思いながらあたりを見渡していると、何かを手にしたミカエラが走ってくる。
なぜだか解らないが彼女から後光が差し込んでいるかのようにミソラには見えた。
ミカエラはサムを未だに襲っているソレに対し、持っていた武器を容赦なく振り下ろす。
「離れなさいよ、化け物!!!」
『ギャァァァァ!!!』
バチバチと火花を散らしながらソレは頭と胴体が切り離されてしまう。
頭と切り離された胴体は地面に落ちるとぴくりとも動かなくなった。頭だけとなったソレは逃げることも戦うことも出来ず、意味不明な音を出しているだけであったが自身が優位になったと悟ったサムに蹴られ遠くに飛ばされてしまった。
「・・・あれ、なんだったの?」
「解らない」
三人が三人とも疲れたようなため息を吐くとその場に座り込む。
ミソラはジクジクと痛む腹部と腰に手を添えてみると、濡れた衣服の感触がしたため慌てて掌を見ると、掌は真っ赤に染まっていた。
「ミソラ、怪我をしたの!?病院に行かなきゃ!!」
顔色を変えたミカエラの言葉にミソラは血で染まっている手を背中に隠す。
大丈夫だと言おうとしたとき、丁度戦いを終えたらしいカマロが三人の前に姿を現した。