if:あり得たかもしれない未来
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その申し出を彼女からされた時、オプティマスは考えることをせず却下したのだ。
ミソラからの申し出を断ることは辛かった、悲しそうに歪められた顔も、悲痛な眼差しも、悔しげに噛みしめられた唇、それら全てをさせてしまっているのは自分であることをオプティマスは理解している。
『ミソラ』
「オプティマスが反対しているのも解っているよ。でも、でもね!!私は私の持てる力を有効活用したい。誰かの役に立てたいの!!」
『君の言いたいことも気持ちも解っている。だが、そうする事で君が危険なんだ。オールスパークの力は強大すぎる。君の身体がその力に対して完全に馴染むまで時間がかかるのだ・・・・行動をするのはそれからでも遅くはない』
「それだと遅いの」
『・・・遅い?』
「私は、それこそ永く生きられる。でも人はそうじゃないでしょう?」
チラリとミソラが視線を向けた先に居たのはレノックスだ。
彼は指揮官として優秀な働きをずっとしている。
しかし、時折なにかに迷うことがあると掌をジッと見つめているのだ。
その掌にあるモノ、それはアイアンハイドの欠片だ。錆びてボロボロになった欠片、無事だった一部を彼はずっと持ち歩いている。
「あの欠片と私の力を使えばアイアンハイドを蘇らせる事が出来る。アイアンハイドだけじゃない、たくさんのオートボット達が蘇るんだよ!?」
『そうだとしても私は賛成出来ない。君の体にかかる負担があまりに大きすぎる。君を危険に晒すことはできない』
「・・・オプティマスが私を気遣ってくれることは嬉しいよ。でも、でもね、私はそれでも彼らを蘇らせたい。平和な時間を彼らと過ごしたい!!!リスクも解った上で私は頼んでいる。それでも駄目だって言うの!?」
『ミソラ!!!!』
今までに無い大声でオプティマスがミソラを呼ぶ。
まるで戦闘時のような声に周りに居た軍人達が驚いたように慌てて駆け寄ってきたり、事の重大さに気づいたらしいオートボット達が駆けつけてくる。
彼等の目に飛び込んできたのは一触即発なオプティマスとミソラの姿だ。
普段とはかけ離れた二人の雰囲気に誰もが口を噤む。
この二人がこんな風に言い争うのは珍しい。
いつもは必ずどちらかが相手の言い分を受け入れるのだから。
『私は君を失いたくない』
「・・・どうして、私が死ぬのが前提で話をするの!?生き残るかもしれないでしょう!?みんな、私も含めてみんな生き返るんだよ!?」
『私が言いたいのはそういう意味ではない』
「じゃあ、どういうことなの!?解らないよ、オプティマス!!」
互いにヒートアップしている二人の姿にそろそろ限界だと悟ったらしいレノックスとラチェットが二人の間に割り込む。
意外なことにレノックスがオプティマスに、ラチェットがミソラに向き合い落ち着けと言うかのように二人に話しかける。
『ミソラ、オプティマスが言いたいのはオールスパークの力だけではない。彼が恐れているのはもっと違う事だ・・・場合によって、君が誰よりも傷つくだろうからね。だからオプティマスは反対をしている』
「・・・ラチェット」
『仮に君が全てのオートボット達を蘇らせたとしよう・・・喜ぶのは我々とごく一部の人間だけだ』
「どうして?みんな、地球を守るために戦ってくれたでしょう?」
解らない、そう言うかのように顔を歪めたミソラに向かい、ラチェットは視線を合わせるこのようにかがみ込む。
『戦ったのは我々だけではないだろう?』
彼の青い瞳が後ろに居るNESTの人達を見つめる。
その視線でようやくミソラはオプティマスとラチェットの言いたいことを理解した。
ミソラからの申し出を断ることは辛かった、悲しそうに歪められた顔も、悲痛な眼差しも、悔しげに噛みしめられた唇、それら全てをさせてしまっているのは自分であることをオプティマスは理解している。
『ミソラ』
「オプティマスが反対しているのも解っているよ。でも、でもね!!私は私の持てる力を有効活用したい。誰かの役に立てたいの!!」
『君の言いたいことも気持ちも解っている。だが、そうする事で君が危険なんだ。オールスパークの力は強大すぎる。君の身体がその力に対して完全に馴染むまで時間がかかるのだ・・・・行動をするのはそれからでも遅くはない』
「それだと遅いの」
『・・・遅い?』
「私は、それこそ永く生きられる。でも人はそうじゃないでしょう?」
チラリとミソラが視線を向けた先に居たのはレノックスだ。
彼は指揮官として優秀な働きをずっとしている。
しかし、時折なにかに迷うことがあると掌をジッと見つめているのだ。
その掌にあるモノ、それはアイアンハイドの欠片だ。錆びてボロボロになった欠片、無事だった一部を彼はずっと持ち歩いている。
「あの欠片と私の力を使えばアイアンハイドを蘇らせる事が出来る。アイアンハイドだけじゃない、たくさんのオートボット達が蘇るんだよ!?」
『そうだとしても私は賛成出来ない。君の体にかかる負担があまりに大きすぎる。君を危険に晒すことはできない』
「・・・オプティマスが私を気遣ってくれることは嬉しいよ。でも、でもね、私はそれでも彼らを蘇らせたい。平和な時間を彼らと過ごしたい!!!リスクも解った上で私は頼んでいる。それでも駄目だって言うの!?」
『ミソラ!!!!』
今までに無い大声でオプティマスがミソラを呼ぶ。
まるで戦闘時のような声に周りに居た軍人達が驚いたように慌てて駆け寄ってきたり、事の重大さに気づいたらしいオートボット達が駆けつけてくる。
彼等の目に飛び込んできたのは一触即発なオプティマスとミソラの姿だ。
普段とはかけ離れた二人の雰囲気に誰もが口を噤む。
この二人がこんな風に言い争うのは珍しい。
いつもは必ずどちらかが相手の言い分を受け入れるのだから。
『私は君を失いたくない』
「・・・どうして、私が死ぬのが前提で話をするの!?生き残るかもしれないでしょう!?みんな、私も含めてみんな生き返るんだよ!?」
『私が言いたいのはそういう意味ではない』
「じゃあ、どういうことなの!?解らないよ、オプティマス!!」
互いにヒートアップしている二人の姿にそろそろ限界だと悟ったらしいレノックスとラチェットが二人の間に割り込む。
意外なことにレノックスがオプティマスに、ラチェットがミソラに向き合い落ち着けと言うかのように二人に話しかける。
『ミソラ、オプティマスが言いたいのはオールスパークの力だけではない。彼が恐れているのはもっと違う事だ・・・場合によって、君が誰よりも傷つくだろうからね。だからオプティマスは反対をしている』
「・・・ラチェット」
『仮に君が全てのオートボット達を蘇らせたとしよう・・・喜ぶのは我々とごく一部の人間だけだ』
「どうして?みんな、地球を守るために戦ってくれたでしょう?」
解らない、そう言うかのように顔を歪めたミソラに向かい、ラチェットは視線を合わせるこのようにかがみ込む。
『戦ったのは我々だけではないだろう?』
彼の青い瞳が後ろに居るNESTの人達を見つめる。
その視線でようやくミソラはオプティマスとラチェットの言いたいことを理解した。