3章:エピローグ
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この星に来たとき、あまりの光景に言葉を失っていた。
だが、誰よりも心を砕いて復興をしたのはオプティマスだ。そんな彼だからこそ元首という立場に任命され、この星を取り仕切っているのだ。
「貴方と一緒ならどんな星でも私には天国だもの」
にっこり微笑みそう告げるとオプティマスは困ったように排気をする。
オールスパークとなったミソラはサイバトロン星が円滑に回るよう、常にエネルゴンを供給する存在となった。
それこそ主要都市の警備が一番厳重な最深部一部のみ自由に出歩くことが許されているが、そこから出ることは許されては居ない。
地球と居た頃と同じ状況にオプティマスは苦しんでいたが、それ仕方の無いことだと言ってを諫めたのがミソラだった。時折、こうして自室を抜け出しては星を観察し、そんな彼女をオプティマスが連れ戻しに向かう。
サイバトロン星では恒例のものとなりつつある。
「昔、貴方にこの光景を見せてもらったことがあるけど、あの時よりも凄く綺麗だと私は思うよ。オプティマスが作りたいと願った星がここにある。その星で私は生きている・・・これ以上の幸せはないよ?」
にっこりと微笑みながらミソラはオプティマスに微笑んだ。
複雑な顔をしたオプティマスの姿にミソラは苦笑をすると、地面を軽く蹴る。
ふわりと浮かんだ体。
オプティマスの上に音もなく下りたミソラは彼の頬にそっとキスをする。
「私を探しに来てくれるのもオプティマスの仕事になっちゃったね」
『不満か?』
「・・・そんなことないよ。こんな機会が無いと貴方には会えないから」
二人の立場故に会うことは多いがこのように言葉を交わす事は無い。
誰かの目があるときは必ず互いの立場を自覚し、それを崩さないまま接しなければならないのだ。
気軽に会うことすら叶わない。
地球のようにこっそりドライブに行くことなどあり得ないのだ。
互いに無言のまま目の前に広がる景色を見つめる。
こうして会うことが出来たとしても二人の間に会話はない。
ただ、互いの存在が触れられる場所にあることを自覚しつつ過ごすのだ。
それを哀れだとラチェットは言うが、二人にはこれ以上無い幸せな時間だった。
『あー・・・・良い雰囲気の所申し訳ないんだがオプティマス』
困ったような、ためらったような声が聞こえたことに二人が視線を向けると、そこには銀色のオートボットの姿がある。
時々、こうしてやって来るこのオートボットは二人に対して寛容だ。
『すまないな。ちょっと問題発生だ。メガトロンがスタースクリームと喧嘩を始めてな・・・被害が酷くなる一方なんだ』
自分達では手が終えない。
そう言うかのように肩をすくめたオートボット、ジャズに向かいオプティマスは呆れたように排気をするとミソラの体を下ろす。
『全くあの二体はどうしようもない。先日、スクラップにしたばかりだというのに』
『そう言うなって!ラチェットのラボに今度は運ぼうぜ?今頃ジョルトと一緒に手ぐすね引いて待っているだろうからな!!・・・・ってことで悪いな、ミソラ』
「気にしないで?」
ヒラヒラと手を振ったミソラに向かいジャズはニヤニヤと笑いながら近づいてくる。
彼がこんな顔をするとき、いつも絶対に良くないことを言ってくるのだ。
『んで?かつて俺が教えたやったことは試したか?押し倒すことに成功したか?』
「してません!!!」
『なんだ、残念』
両手を上げたジャズの言葉にミソラは顔を真っ赤にして彼を睨んでいると、これ以上からかうなと言うかのようにオプティマスがジャズの頭を軽く叩く。
『行くぞ!!』
『了解!!』
飛び出していった二体のオートボットを見つめながらミソラは笑う。
今度こそ、この種族が争うことがないようにと願いながら。
この平和がずっと続くようにと祈りながら。
たくさんのオートボット達とディセプティコン達がこれからもずっと繋がっていけるようにと、誰もが幸せを共感出来るようにするのが自分の役目なのだと思いながらミソラは目の前に広がる光景に向かい微笑みかけた。
だが、誰よりも心を砕いて復興をしたのはオプティマスだ。そんな彼だからこそ元首という立場に任命され、この星を取り仕切っているのだ。
「貴方と一緒ならどんな星でも私には天国だもの」
にっこり微笑みそう告げるとオプティマスは困ったように排気をする。
オールスパークとなったミソラはサイバトロン星が円滑に回るよう、常にエネルゴンを供給する存在となった。
それこそ主要都市の警備が一番厳重な最深部一部のみ自由に出歩くことが許されているが、そこから出ることは許されては居ない。
地球と居た頃と同じ状況にオプティマスは苦しんでいたが、それ仕方の無いことだと言ってを諫めたのがミソラだった。時折、こうして自室を抜け出しては星を観察し、そんな彼女をオプティマスが連れ戻しに向かう。
サイバトロン星では恒例のものとなりつつある。
「昔、貴方にこの光景を見せてもらったことがあるけど、あの時よりも凄く綺麗だと私は思うよ。オプティマスが作りたいと願った星がここにある。その星で私は生きている・・・これ以上の幸せはないよ?」
にっこりと微笑みながらミソラはオプティマスに微笑んだ。
複雑な顔をしたオプティマスの姿にミソラは苦笑をすると、地面を軽く蹴る。
ふわりと浮かんだ体。
オプティマスの上に音もなく下りたミソラは彼の頬にそっとキスをする。
「私を探しに来てくれるのもオプティマスの仕事になっちゃったね」
『不満か?』
「・・・そんなことないよ。こんな機会が無いと貴方には会えないから」
二人の立場故に会うことは多いがこのように言葉を交わす事は無い。
誰かの目があるときは必ず互いの立場を自覚し、それを崩さないまま接しなければならないのだ。
気軽に会うことすら叶わない。
地球のようにこっそりドライブに行くことなどあり得ないのだ。
互いに無言のまま目の前に広がる景色を見つめる。
こうして会うことが出来たとしても二人の間に会話はない。
ただ、互いの存在が触れられる場所にあることを自覚しつつ過ごすのだ。
それを哀れだとラチェットは言うが、二人にはこれ以上無い幸せな時間だった。
『あー・・・・良い雰囲気の所申し訳ないんだがオプティマス』
困ったような、ためらったような声が聞こえたことに二人が視線を向けると、そこには銀色のオートボットの姿がある。
時々、こうしてやって来るこのオートボットは二人に対して寛容だ。
『すまないな。ちょっと問題発生だ。メガトロンがスタースクリームと喧嘩を始めてな・・・被害が酷くなる一方なんだ』
自分達では手が終えない。
そう言うかのように肩をすくめたオートボット、ジャズに向かいオプティマスは呆れたように排気をするとミソラの体を下ろす。
『全くあの二体はどうしようもない。先日、スクラップにしたばかりだというのに』
『そう言うなって!ラチェットのラボに今度は運ぼうぜ?今頃ジョルトと一緒に手ぐすね引いて待っているだろうからな!!・・・・ってことで悪いな、ミソラ』
「気にしないで?」
ヒラヒラと手を振ったミソラに向かいジャズはニヤニヤと笑いながら近づいてくる。
彼がこんな顔をするとき、いつも絶対に良くないことを言ってくるのだ。
『んで?かつて俺が教えたやったことは試したか?押し倒すことに成功したか?』
「してません!!!」
『なんだ、残念』
両手を上げたジャズの言葉にミソラは顔を真っ赤にして彼を睨んでいると、これ以上からかうなと言うかのようにオプティマスがジャズの頭を軽く叩く。
『行くぞ!!』
『了解!!』
飛び出していった二体のオートボットを見つめながらミソラは笑う。
今度こそ、この種族が争うことがないようにと願いながら。
この平和がずっと続くようにと祈りながら。
たくさんのオートボット達とディセプティコン達がこれからもずっと繋がっていけるようにと、誰もが幸せを共感出来るようにするのが自分の役目なのだと思いながらミソラは目の前に広がる光景に向かい微笑みかけた。