3章:全てを見ていた月
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ミソラは自分の横にある壁に飾られていた絵が動き出したことに気づく。
絵は鳥の形となりサムに向かい襲いかかった。
「サムッ!!」
「うわぁ!?」
背後から鳥、レーザービークに捕まったサムはそのまま外に向かって吹き飛ばされる。
彼の姿が見えなくなった事にカーリーは駆け寄ろうとするが、SPが彼女を拘束し、先程まで居た部屋へと連れ戻そうとしたときだった。
「カーリー!!!」
機械音と共に聞こえてきたサムの声にミソラは気づくと、カーリーを捕まえていた男に体当たりをする。
バランスを崩した男の手からカーリーは逃れる。
「行って!!」
バランスを崩した男はカーリーの代わりだと言うかのようにミソラを捕まえる。
後ろ手に拘束をされてしまったミソラは逃げることが出来ないと悟り、カーリーに向かいもう一度声を掛ける。
「カーリー、行って!サムの所に走って!!」
「でもッ!」
「私なら大丈夫だから」
殺されることはない。
安心させるかのように微笑みかけると、カーリーは涙を流し、小さく謝罪の言葉を告げると走り出す。
彼女が無事にサムの元に到着したのを確認しホッと胸をなで下ろした時だった。
『見捨てられたなぁ?』
レーザービークの声がすぐ近くで聞こえた事にミソラが視線を上げると、ギラリと光る赤い目と視線が合う。
彼はニヤリと器用にも笑うと無言のままミソラの喉に噛みついた。
「ッ・・・・」
『あぁ、やっぱり我慢が出来なかった!!』
喉から出た血をレーザービークが飲んでいく。
歓喜に体を震わせていたレーザービークの姿にミソラを拘束していたSPの一人が恐怖故、彼に向かい発砲する。
ギャッと悲鳴を上げたレーザービークはミソラの喉から離れると、食事の邪魔をした人間めがけて襲いかかったため、辺りが騒然とする。
這うようにしてその場から離れたミソラはレーザービークに噛まれた喉に手を添えたときだった
「ミソラ!ミソラ、こっちに!!!」
サムの声が聞こえたため視線を動かすと必死に手を伸ばしているサムの姿見えた。
てっきり、もうここから離脱をしたと思っていたのに自分を助けるチャンスを待っていた彼の優しさにミソラは泣きそうになったが、今は泣くよりもここから逃げるべきだと判断し立ち上がるのと同時に駆けだした。
「逃がすな!!彼女だけは絶対に逃がすな!!多少手荒になってもいい、逃げられるよりもマシだ!!!」
切羽詰まったディランの声にSP達がミソラの足下めがけて発砲をする。
聞こえている発砲音に足が止まりそうになるが必死に足を動かし続けたミソラは、床を強く蹴ると目の前にあるサムへと抱きついた。
「逃げるぞ!!」
サムがそう叫ぶのと同時に待機していた船が動き始める。
お返しだと言うかのように攻撃をした瞬間、部屋の中からレーザービークが飛び出してくる。
突然のことにサムは動転しつつも、ミソラを自分の背中にかばうと襲ってきたレーザービークを押さえ込む。
絵は鳥の形となりサムに向かい襲いかかった。
「サムッ!!」
「うわぁ!?」
背後から鳥、レーザービークに捕まったサムはそのまま外に向かって吹き飛ばされる。
彼の姿が見えなくなった事にカーリーは駆け寄ろうとするが、SPが彼女を拘束し、先程まで居た部屋へと連れ戻そうとしたときだった。
「カーリー!!!」
機械音と共に聞こえてきたサムの声にミソラは気づくと、カーリーを捕まえていた男に体当たりをする。
バランスを崩した男の手からカーリーは逃れる。
「行って!!」
バランスを崩した男はカーリーの代わりだと言うかのようにミソラを捕まえる。
後ろ手に拘束をされてしまったミソラは逃げることが出来ないと悟り、カーリーに向かいもう一度声を掛ける。
「カーリー、行って!サムの所に走って!!」
「でもッ!」
「私なら大丈夫だから」
殺されることはない。
安心させるかのように微笑みかけると、カーリーは涙を流し、小さく謝罪の言葉を告げると走り出す。
彼女が無事にサムの元に到着したのを確認しホッと胸をなで下ろした時だった。
『見捨てられたなぁ?』
レーザービークの声がすぐ近くで聞こえた事にミソラが視線を上げると、ギラリと光る赤い目と視線が合う。
彼はニヤリと器用にも笑うと無言のままミソラの喉に噛みついた。
「ッ・・・・」
『あぁ、やっぱり我慢が出来なかった!!』
喉から出た血をレーザービークが飲んでいく。
歓喜に体を震わせていたレーザービークの姿にミソラを拘束していたSPの一人が恐怖故、彼に向かい発砲する。
ギャッと悲鳴を上げたレーザービークはミソラの喉から離れると、食事の邪魔をした人間めがけて襲いかかったため、辺りが騒然とする。
這うようにしてその場から離れたミソラはレーザービークに噛まれた喉に手を添えたときだった
「ミソラ!ミソラ、こっちに!!!」
サムの声が聞こえたため視線を動かすと必死に手を伸ばしているサムの姿見えた。
てっきり、もうここから離脱をしたと思っていたのに自分を助けるチャンスを待っていた彼の優しさにミソラは泣きそうになったが、今は泣くよりもここから逃げるべきだと判断し立ち上がるのと同時に駆けだした。
「逃がすな!!彼女だけは絶対に逃がすな!!多少手荒になってもいい、逃げられるよりもマシだ!!!」
切羽詰まったディランの声にSP達がミソラの足下めがけて発砲をする。
聞こえている発砲音に足が止まりそうになるが必死に足を動かし続けたミソラは、床を強く蹴ると目の前にあるサムへと抱きついた。
「逃げるぞ!!」
サムがそう叫ぶのと同時に待機していた船が動き始める。
お返しだと言うかのように攻撃をした瞬間、部屋の中からレーザービークが飛び出してくる。
突然のことにサムは動転しつつも、ミソラを自分の背中にかばうと襲ってきたレーザービークを押さえ込む。