5話:キミの為にできる事
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バンブルビーが元に戻った事にチャーリーは安堵の笑みを浮かべていると、バンブルビーはチャーリーが差し伸べている右手へと金属の指を伸ばす。
冷たい金属のはずなのにまるで生き物のような熱を放っているバンブルビーの指をチャーリーは両手で掴む。
「全部思い出したんだね」
出会う前の出来事全て。
だからこそ先程のような戦い方が出来たのだ。それはきっと記憶を失っていたバンブルビーには出来なかった事だ。
あの戦い方が出来たからこそ今こうして命があるのだが、けれど記憶を取り戻した以上は今までと同じように過ごすことはもう出来ない。
「ビー・・・」
縋るようにバンブルビーの指にチャーリーは額を押しつけたときだ。
こちらに向かってくる無数の光にセツナは気づく。
恐らく、先程の爆発音を聞いたらしい部隊が救援と、そして的を排除するためにやって来たのだ。
「さすがに数が多すぎる。逃げなきゃ」
確認できる光は両手で数え切れない程のものであることに気づいたセツナは、さすがにバンブルビーといえど多勢無勢だろうと思い、戦わずに逃げるべきだとバンブルビーへと告げる。
「そうね。今すぐここから安全な場所に逃げないと・・・・でも、どこに行けば良いのかしら?」
困惑したチャーリーが何か良いアイディアはないか?とセツナに視線で訴えてきたときだ。
逃げる、そんな事は出来ないと言うかのようにバンブルビーは機械音を鳴らしながらゆっくりと首を振ると、右腕から映像を映し出す。
そこに出されたのは塔であることにセツナは気づく。
シャッター達が自分達の所属する軍を呼ぶための手段を相談していたとき、その塔と衛星を見て居たのだ。
「シャッター達を止めにいくの?」
相手は2人だという時点でバンブルビーにとって不利だ。それだけではなく、その2人はかなり強いと解っているのだから勝算はかなり低い。
殺されに行くようなものだ。
「駄目よ」
震える声で拒絶したのはチャーリーで、バンブルビーの頬に手を添えたチャーリーは涙を浮かべながら首を振る。
記憶を失っている時ならばチャーリーの言葉に素直に従っただろうバンブルビーだが、今の彼は自分が成さねばならないことを、自分しか出来ない事を理解しており、そしてそれを実行することに対して迷いはない。
『”地球をディセプティコン達から守ってくれ”』
聞こえてきた音声、それはバンブルビーが映し出した映像の人物のものだ。
『”我らの希望は潰えてしまう”』
「そうだとしてもっ・・・・アンタ一人で何が出来るのよッ!?」
激昂したチャーリーの声にバンブルビーは困ったように目を静かに伏せる。
己に与えられた命令を果たすべきだと解っていて、今すぐシャッターを追いかけなければならないことも解っているのだが、バンブルビーにはそうすることが出来ない。
何とかしてチャーリーを説得しなければと思いながら必死にラジオチャンネルを回していたときだった。
「だから、私も一緒に行く」
チャーリーが告げたまさかの発言にその場に居る全員が言葉を失って彼女を見つめる事しか出来ない。
「チャーリー・・・それは危険すぎるよ!?」
「解ってる。一緒に行ったとしても私に出来る事なんてきっと何も無いくらい。でも、アイツ等と戦うっていうのにビー独りでいかせられない」
言い終えたチャーリーは荒れ果てたこの場所で浮かべるのには、随分と不釣り合いな清々しい笑みを浮かべた。
チャーリーの中ではもうバンブルビーと一緒に行くことは決定事項なのだ、そう理解したセツナはギュッと手を握ると口を開いた。
冷たい金属のはずなのにまるで生き物のような熱を放っているバンブルビーの指をチャーリーは両手で掴む。
「全部思い出したんだね」
出会う前の出来事全て。
だからこそ先程のような戦い方が出来たのだ。それはきっと記憶を失っていたバンブルビーには出来なかった事だ。
あの戦い方が出来たからこそ今こうして命があるのだが、けれど記憶を取り戻した以上は今までと同じように過ごすことはもう出来ない。
「ビー・・・」
縋るようにバンブルビーの指にチャーリーは額を押しつけたときだ。
こちらに向かってくる無数の光にセツナは気づく。
恐らく、先程の爆発音を聞いたらしい部隊が救援と、そして的を排除するためにやって来たのだ。
「さすがに数が多すぎる。逃げなきゃ」
確認できる光は両手で数え切れない程のものであることに気づいたセツナは、さすがにバンブルビーといえど多勢無勢だろうと思い、戦わずに逃げるべきだとバンブルビーへと告げる。
「そうね。今すぐここから安全な場所に逃げないと・・・・でも、どこに行けば良いのかしら?」
困惑したチャーリーが何か良いアイディアはないか?とセツナに視線で訴えてきたときだ。
逃げる、そんな事は出来ないと言うかのようにバンブルビーは機械音を鳴らしながらゆっくりと首を振ると、右腕から映像を映し出す。
そこに出されたのは塔であることにセツナは気づく。
シャッター達が自分達の所属する軍を呼ぶための手段を相談していたとき、その塔と衛星を見て居たのだ。
「シャッター達を止めにいくの?」
相手は2人だという時点でバンブルビーにとって不利だ。それだけではなく、その2人はかなり強いと解っているのだから勝算はかなり低い。
殺されに行くようなものだ。
「駄目よ」
震える声で拒絶したのはチャーリーで、バンブルビーの頬に手を添えたチャーリーは涙を浮かべながら首を振る。
記憶を失っている時ならばチャーリーの言葉に素直に従っただろうバンブルビーだが、今の彼は自分が成さねばならないことを、自分しか出来ない事を理解しており、そしてそれを実行することに対して迷いはない。
『”地球をディセプティコン達から守ってくれ”』
聞こえてきた音声、それはバンブルビーが映し出した映像の人物のものだ。
『”我らの希望は潰えてしまう”』
「そうだとしてもっ・・・・アンタ一人で何が出来るのよッ!?」
激昂したチャーリーの声にバンブルビーは困ったように目を静かに伏せる。
己に与えられた命令を果たすべきだと解っていて、今すぐシャッターを追いかけなければならないことも解っているのだが、バンブルビーにはそうすることが出来ない。
何とかしてチャーリーを説得しなければと思いながら必死にラジオチャンネルを回していたときだった。
「だから、私も一緒に行く」
チャーリーが告げたまさかの発言にその場に居る全員が言葉を失って彼女を見つめる事しか出来ない。
「チャーリー・・・それは危険すぎるよ!?」
「解ってる。一緒に行ったとしても私に出来る事なんてきっと何も無いくらい。でも、アイツ等と戦うっていうのにビー独りでいかせられない」
言い終えたチャーリーは荒れ果てたこの場所で浮かべるのには、随分と不釣り合いな清々しい笑みを浮かべた。
チャーリーの中ではもうバンブルビーと一緒に行くことは決定事項なのだ、そう理解したセツナはギュッと手を握ると口を開いた。