5話:キミの為にできる事
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黄色の身体に突き刺さったアンカーにはロープが結ばれていた。
グンッとロープが引っ張られたかと思えばバンブルビーの身体は地面へと叩付けられてる。
バンブルビーの身体を引きずるのは軍用ジープで、周りに居る軍人達は敵意と怯えの混じった顔をしながら引きずられていくバンブルビーを見つめていた。
「抵抗してよ、ビー!!」
その気になれば人間の作った物なんて簡単に破壊できるだろう?と言うかのようにチャーリーは叫ぶ。
事実、バンブルビーと敵対しているシャッター達は自らの腕を銃へと変形させて攻撃を行っていたのだ。彼等と同じ種族であるバンブルビーにも恐らく戦う為の力があるはずだとチャーリーは確信を抱きながら抵抗するように声を張り上げるのだが、バンブルビーは抵抗はしない。
青い目はチャーリーの身を案じているだけで人間から行われる非道な暴力を当たり前のことのように受け入れていた。
「いい加減目を覚ませ!!アレはただの金属の塊だ」
チャーリーを背後から羽交い締めにしている男の声にセツナは聞き覚えがあった為、2人の方へと視線を向けるとそこには指揮官らしき男の姿があった。
「アンタなんかよりもよっぽどビーの方が人間らしいよッ!!」
そう言うのと同時にチャーリーは男の鳩尾へと肘鉄を叩き込む。
突然すぎる攻撃に男、バーンズはグッと一瞬痛みで顔を歪めたが、常日頃から身体を鍛えているためかそれほどダメージを与えられはしなかった。
けれど非力な女の子からの攻撃に気を悪くしたらしくチャーリーの身体をコンクリートの上に倒す。
その姿を見たセツナは自分を捕まえている男のブーツの爪先を踵で思い切り踏みつけた。
突然の痛みに背後に居た軍人が絶叫をするのと同時に、高速が緩んだ隙をセツナは逃さない。
軍人の腕を全力で払いのけると倒れているチャーリーへと駆け寄る。
「チャーリー!!」
大丈夫か?そう思いながらセツナはチャーリーを抱き起こしながら、バーンズに対し軽蔑の籠もった眼差しを向ければ、その反抗的な態度が気に入らなかったらしいバーンズはセツナの胸ぐらを掴み上げる。
「これ以上我々の邪魔をするな!!いくら子どもとは言え、次からは容赦しないぞ!!」
言い終わるのと同時にセツナの身体を乱暴に突き飛ばしたときだ。
何かが砕けるような音が聞こえた直後、金属の軋むような音が基地の中に響いたため、何事だと思いながらセツナが音の方を見るとそこにはバンブルビーの姿があった。
地面に指を突き立てて引きずられるのを阻止したバンブルビーはゆっくりと立ち上がると、チャーリーとセツナに対して危害を加えたバーンズを睥睨する。
「・・・ビー?」
いつもとなんだか様子が違う。
そう思ったセツナが名前を呼んだ時だった。
青かった目の色が変わっていく。
赤い血のような色に変色したかと思えば、どこからか音も無くバトルマスクが現れたかと思えばそれを装着したのと同時にバンブルビーはバーンズへと向かい大きく腕を振った。
吹き飛ばされたバーンズが側にあった木箱へと激突する音がセツナにはやけに大きく聞こえ、思わずビクリと身を震わせてしまう。
「チャーリー・・・ビーの様子がなんだか変だよ」
縋るようにチャーリーへと抱きつきながらセツナは恐怖で上擦った声でそう話しかけることしか出来ない。
チャーリーも同じ気持ちらしく縋るように握ってくる彼女の手は氷のように冷たく、目の前で起きている事は現実なのだと嫌でも認識させられる。
動揺して身動きが出来ない2人の存在など見えていないかのように、バンブルビーは腕の装甲の中から刃物のような物を取り出すと自分を拘束するかのようにロープを切りつけ、自由の身になると次に行ったのは自身の腕を銃へと変えることだった。
「ッ・・・」
シャッターやドロップキックと同じだ。
そう理解したのと同時にセツナはチャーリーと共に近くにあったコンテナの影に滑り込んだ直後、次々と聞こえてきたのは爆発音だった。
グンッとロープが引っ張られたかと思えばバンブルビーの身体は地面へと叩付けられてる。
バンブルビーの身体を引きずるのは軍用ジープで、周りに居る軍人達は敵意と怯えの混じった顔をしながら引きずられていくバンブルビーを見つめていた。
「抵抗してよ、ビー!!」
その気になれば人間の作った物なんて簡単に破壊できるだろう?と言うかのようにチャーリーは叫ぶ。
事実、バンブルビーと敵対しているシャッター達は自らの腕を銃へと変形させて攻撃を行っていたのだ。彼等と同じ種族であるバンブルビーにも恐らく戦う為の力があるはずだとチャーリーは確信を抱きながら抵抗するように声を張り上げるのだが、バンブルビーは抵抗はしない。
青い目はチャーリーの身を案じているだけで人間から行われる非道な暴力を当たり前のことのように受け入れていた。
「いい加減目を覚ませ!!アレはただの金属の塊だ」
チャーリーを背後から羽交い締めにしている男の声にセツナは聞き覚えがあった為、2人の方へと視線を向けるとそこには指揮官らしき男の姿があった。
「アンタなんかよりもよっぽどビーの方が人間らしいよッ!!」
そう言うのと同時にチャーリーは男の鳩尾へと肘鉄を叩き込む。
突然すぎる攻撃に男、バーンズはグッと一瞬痛みで顔を歪めたが、常日頃から身体を鍛えているためかそれほどダメージを与えられはしなかった。
けれど非力な女の子からの攻撃に気を悪くしたらしくチャーリーの身体をコンクリートの上に倒す。
その姿を見たセツナは自分を捕まえている男のブーツの爪先を踵で思い切り踏みつけた。
突然の痛みに背後に居た軍人が絶叫をするのと同時に、高速が緩んだ隙をセツナは逃さない。
軍人の腕を全力で払いのけると倒れているチャーリーへと駆け寄る。
「チャーリー!!」
大丈夫か?そう思いながらセツナはチャーリーを抱き起こしながら、バーンズに対し軽蔑の籠もった眼差しを向ければ、その反抗的な態度が気に入らなかったらしいバーンズはセツナの胸ぐらを掴み上げる。
「これ以上我々の邪魔をするな!!いくら子どもとは言え、次からは容赦しないぞ!!」
言い終わるのと同時にセツナの身体を乱暴に突き飛ばしたときだ。
何かが砕けるような音が聞こえた直後、金属の軋むような音が基地の中に響いたため、何事だと思いながらセツナが音の方を見るとそこにはバンブルビーの姿があった。
地面に指を突き立てて引きずられるのを阻止したバンブルビーはゆっくりと立ち上がると、チャーリーとセツナに対して危害を加えたバーンズを睥睨する。
「・・・ビー?」
いつもとなんだか様子が違う。
そう思ったセツナが名前を呼んだ時だった。
青かった目の色が変わっていく。
赤い血のような色に変色したかと思えば、どこからか音も無くバトルマスクが現れたかと思えばそれを装着したのと同時にバンブルビーはバーンズへと向かい大きく腕を振った。
吹き飛ばされたバーンズが側にあった木箱へと激突する音がセツナにはやけに大きく聞こえ、思わずビクリと身を震わせてしまう。
「チャーリー・・・ビーの様子がなんだか変だよ」
縋るようにチャーリーへと抱きつきながらセツナは恐怖で上擦った声でそう話しかけることしか出来ない。
チャーリーも同じ気持ちらしく縋るように握ってくる彼女の手は氷のように冷たく、目の前で起きている事は現実なのだと嫌でも認識させられる。
動揺して身動きが出来ない2人の存在など見えていないかのように、バンブルビーは腕の装甲の中から刃物のような物を取り出すと自分を拘束するかのようにロープを切りつけ、自由の身になると次に行ったのは自身の腕を銃へと変えることだった。
「ッ・・・」
シャッターやドロップキックと同じだ。
そう理解したのと同時にセツナはチャーリーと共に近くにあったコンテナの影に滑り込んだ直後、次々と聞こえてきたのは爆発音だった。