4話:支配者
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何かを決意したかのようにキツく拳を握るセツナの姿を見たシャッターは、セツナが何かしらの情報を得ていることを理解すると楽しげに笑う。
「シャッター殿。貴方達と協力する際に、持てる情報は全て開示するという約束で我々は衛星と電話回線を提供したはずだろう?それなのにそんな大切な情報を伏せられたままだと我々としても不本意だ」
約束が違うと言うかのように##NAME2##博士が強い声でシャッターを咎めると、シャッターは静かに頷く。
『下手なことを言って怖がらせては悪いと思って伏せていたのだ。だが確かに最初に伝えるべきだった。こちらの配慮が足らず申し訳なかった・・・だがな##NAME2##博士、一つ考えてみて欲しい』
「なにをだね?」
気分を害しつつも話を聞く様子を見せる##NAME2##に対し、シャッターは密かにほくそ笑む。
『最初から反乱軍の一員を捕まえに来たと言って、貴方達は快く受け入れてくれたか?恐らく貴方達は他の星で起きた戦争に地球を巻き込むなと思われるはずだろう?故に我々はあえてB-127の事を伏せたのだよ。・・・さて##NAME2##博士、話を戻そうか。アレは我らの星でいらぬ戦争を引き起こしている者達の一員なのだ。平和を乱す存在、これを聞いても尚、##NAME2##博士はB-127を擁護すると?』
人間とて反乱分子を見つければ大義名分をかざしながらそれらを排除するだろう?それなのに我々の行動を咎めるのか?
だとしたらそれはとても愚かな事だ。
暗にそう告げたシャッターの言葉に対して、##NAME2##博士は少しの間何も言わなかったが、彼の中で決断が出るのと同時に口を開く。
「セツナ」
娘の方を見ることはしないまま告げる言葉、その言葉の意味を悟ったセツナは嘘だと言うかのように何度も首を振る。
「彼の事は忘れなさい」
全部全部、夢の話だと、映画の世界だと思ってしまえ父からの言葉はセツナを傷つけるのには十分すぎる程の威力があった。
この場にて唯一と言って良い程の味方が去ってしまった事にセツナは父に向かい、再度考え直すように説得を試みようとしたときだ。
『##NAME2##博士。どうやらご息女はB-127に都合の良いように洗脳されてしまったらしい』
シャッターの言葉にセツナの方を父は驚いたような顔をして見つめる。
まさか信じられない、けれど異様なくらいB-127を擁護することから、その可能性は捨てきれないと言うかのように父の顔が歪む。
「父さんッ!!私は、洗脳なんてされてない!!」
コレは全てシャッターが仕組んでいることだ。
そう訴えるが父はこれまでの話し合いからシャッターの方が正しい事をしている、偽りのない発言をしていると判断しているらしく、娘に対して懐疑的な気持ちを抱いているらしく味方になってくれる素振りは見せない。
『・・・どうやらかなり重度のものらしいな』
「シャッター殿。娘の洗脳を解くことは可能か?」
縋るようにシャッターへと視線を向ける父に対してセツナが駆け寄ろうとしたとき、背後から軍人達が拘束してくる。
それを見たシャッターは満足そうに微笑みながら、セツナを地獄へと突き落とすかのような発言をした。
『勿論。ただ、ご息女を少しの間預けて頂くことになるのだが構わないだろうか?』
「お願いしたい」
「父さん!!」
止めてくれ、そう懇願するのに父はその言葉が聞こえないかのように背を向けたまま、どこかへと向かって去って行く。
それをセツナは絶望したかのような顔をして見つめていた時、ゆっくりと伸ばされるシャッターの金属の指がセツナを捕まえた。
「シャッター殿。貴方達と協力する際に、持てる情報は全て開示するという約束で我々は衛星と電話回線を提供したはずだろう?それなのにそんな大切な情報を伏せられたままだと我々としても不本意だ」
約束が違うと言うかのように##NAME2##博士が強い声でシャッターを咎めると、シャッターは静かに頷く。
『下手なことを言って怖がらせては悪いと思って伏せていたのだ。だが確かに最初に伝えるべきだった。こちらの配慮が足らず申し訳なかった・・・だがな##NAME2##博士、一つ考えてみて欲しい』
「なにをだね?」
気分を害しつつも話を聞く様子を見せる##NAME2##に対し、シャッターは密かにほくそ笑む。
『最初から反乱軍の一員を捕まえに来たと言って、貴方達は快く受け入れてくれたか?恐らく貴方達は他の星で起きた戦争に地球を巻き込むなと思われるはずだろう?故に我々はあえてB-127の事を伏せたのだよ。・・・さて##NAME2##博士、話を戻そうか。アレは我らの星でいらぬ戦争を引き起こしている者達の一員なのだ。平和を乱す存在、これを聞いても尚、##NAME2##博士はB-127を擁護すると?』
人間とて反乱分子を見つければ大義名分をかざしながらそれらを排除するだろう?それなのに我々の行動を咎めるのか?
だとしたらそれはとても愚かな事だ。
暗にそう告げたシャッターの言葉に対して、##NAME2##博士は少しの間何も言わなかったが、彼の中で決断が出るのと同時に口を開く。
「セツナ」
娘の方を見ることはしないまま告げる言葉、その言葉の意味を悟ったセツナは嘘だと言うかのように何度も首を振る。
「彼の事は忘れなさい」
全部全部、夢の話だと、映画の世界だと思ってしまえ父からの言葉はセツナを傷つけるのには十分すぎる程の威力があった。
この場にて唯一と言って良い程の味方が去ってしまった事にセツナは父に向かい、再度考え直すように説得を試みようとしたときだ。
『##NAME2##博士。どうやらご息女はB-127に都合の良いように洗脳されてしまったらしい』
シャッターの言葉にセツナの方を父は驚いたような顔をして見つめる。
まさか信じられない、けれど異様なくらいB-127を擁護することから、その可能性は捨てきれないと言うかのように父の顔が歪む。
「父さんッ!!私は、洗脳なんてされてない!!」
コレは全てシャッターが仕組んでいることだ。
そう訴えるが父はこれまでの話し合いからシャッターの方が正しい事をしている、偽りのない発言をしていると判断しているらしく、娘に対して懐疑的な気持ちを抱いているらしく味方になってくれる素振りは見せない。
『・・・どうやらかなり重度のものらしいな』
「シャッター殿。娘の洗脳を解くことは可能か?」
縋るようにシャッターへと視線を向ける父に対してセツナが駆け寄ろうとしたとき、背後から軍人達が拘束してくる。
それを見たシャッターは満足そうに微笑みながら、セツナを地獄へと突き落とすかのような発言をした。
『勿論。ただ、ご息女を少しの間預けて頂くことになるのだが構わないだろうか?』
「お願いしたい」
「父さん!!」
止めてくれ、そう懇願するのに父はその言葉が聞こえないかのように背を向けたまま、どこかへと向かって去って行く。
それをセツナは絶望したかのような顔をして見つめていた時、ゆっくりと伸ばされるシャッターの金属の指がセツナを捕まえた。