11章:ガールズトーク
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そこに居たのは可愛らしい1人の女性だった。
少しばかり癖のある色の濃いめのピンクの髪に青い目をした女性は若葉と目が合うとにっこりと微笑む。
「貴方がアーシーさん、ですか?」
「えぇそうよ。迎えに来るのが遅くなってごめんなさいね」
「いえ。こちらこそ急なお願い事をしてしまって・・・・」
時刻もだいぶ遅くなっていることに気づいた若葉は、夜分遅くに他人に迷惑を掛けてしまったことを悔いるかのように深々と頭を下げる。
申し訳ない、と言う感情を全身で伝えてくる若葉の姿を見たアーシーは驚いたように青い目を微かに見開いた後、そもそもの原因は若葉にはないのになぁと思いながら未だに子どものような喧嘩をしている両軍の司令官達を冷めた目で見つめた。
「気にしないで?それに私達姉妹も貴方とお話をしたかったのよ。他の姉妹は準備のために部屋で貴方を待ってるわ」
「私とですか?」
驚いたように下げていた頭を上げた若葉に対し、アーシーはそうだと言うかのようににっこりと微笑む。
「博士から貴方の事を色々と聞いていたから。貴方がここに来るって聞いて、お話しできれば良いなぁって思ってお菓子とか用意してたんだけど・・・・メガトロンから貴方への接近禁止命令が出されちゃって落ち込んでたのよ」
「そうだったんですか」
「えぇ。そうなの。だから今夜のお誘いはすっごく嬉しいの!!短い時間だけど楽しみましょうね?」
そう告げたアーシーは若葉の右手を両手で掴むとブンブンと激しく振る。
可愛らしい外見からは想像出来ないような行動に若葉は愛想笑いを浮かべながら「よろしくお願いします」という事しか出来ない。
「髪を乾かしたりする時間もあるだろうから行きましょうか。荷物はこれだけ?他にはないの?」
「え、あ、はい。一つだけです。ですがあの2人はあのままで良いのでしょうか?」
アーシーの誘いに素直に乗ることが出来ないのは未だに口汚く喧嘩をしている2人の事が気になったからだ。
「良いの良いの!報告はしておくから。それに頭に血が上っているあの2人に今何を言ったとしても聞き入れはしないわ」
若葉の後ろに回ったアーシーは肩に手を置くと「出発ー!」と言いながら歩き出したため、若葉は強制的に歩かされることとなる。
目的地へと向かって歩くアーシーは鼻歌を歌ながら歩いており、聞いたことのない歌を黙って聞きながら若葉は足を動かす。
肩に触れる手へと視線を向けると女性にしては少しばかり節くれだった手だ。
服越しに感じる掌も硬い事からアーシーも軍人なのだと若葉は理解する。
「アーシーさん」
「なぁに?」
「アーシーさんも軍人なのですか?」
「・・・・えぇそうよ。私はオプティマスの部下。あの人が命じれば戦場に立って、敵を排除する」
「本当の姿は金属のロボットですか?」
「そうよ。気持ち悪い?」
人間達が金属生命体をどんな目で見ているのかアーシーは知っている。勿論全員がそういう人達ではない事も解っているのだが、負の視線を向けられることの方があまりにも多い。
「今度、アーシーさんの本当の姿を見せて貰っても良いでしょうか?きっと綺麗なんでしょうね」
向けられた若葉の顔にはアーシーの本来の姿に対する期待するかのような感情が浮かんでいた。
偽りのない感情を向けられたアーシーは一瞬、驚いたためすぐさま反応が出来なかったが、すぐに満面の笑みを浮かべると頷いた。
少しばかり癖のある色の濃いめのピンクの髪に青い目をした女性は若葉と目が合うとにっこりと微笑む。
「貴方がアーシーさん、ですか?」
「えぇそうよ。迎えに来るのが遅くなってごめんなさいね」
「いえ。こちらこそ急なお願い事をしてしまって・・・・」
時刻もだいぶ遅くなっていることに気づいた若葉は、夜分遅くに他人に迷惑を掛けてしまったことを悔いるかのように深々と頭を下げる。
申し訳ない、と言う感情を全身で伝えてくる若葉の姿を見たアーシーは驚いたように青い目を微かに見開いた後、そもそもの原因は若葉にはないのになぁと思いながら未だに子どものような喧嘩をしている両軍の司令官達を冷めた目で見つめた。
「気にしないで?それに私達姉妹も貴方とお話をしたかったのよ。他の姉妹は準備のために部屋で貴方を待ってるわ」
「私とですか?」
驚いたように下げていた頭を上げた若葉に対し、アーシーはそうだと言うかのようににっこりと微笑む。
「博士から貴方の事を色々と聞いていたから。貴方がここに来るって聞いて、お話しできれば良いなぁって思ってお菓子とか用意してたんだけど・・・・メガトロンから貴方への接近禁止命令が出されちゃって落ち込んでたのよ」
「そうだったんですか」
「えぇ。そうなの。だから今夜のお誘いはすっごく嬉しいの!!短い時間だけど楽しみましょうね?」
そう告げたアーシーは若葉の右手を両手で掴むとブンブンと激しく振る。
可愛らしい外見からは想像出来ないような行動に若葉は愛想笑いを浮かべながら「よろしくお願いします」という事しか出来ない。
「髪を乾かしたりする時間もあるだろうから行きましょうか。荷物はこれだけ?他にはないの?」
「え、あ、はい。一つだけです。ですがあの2人はあのままで良いのでしょうか?」
アーシーの誘いに素直に乗ることが出来ないのは未だに口汚く喧嘩をしている2人の事が気になったからだ。
「良いの良いの!報告はしておくから。それに頭に血が上っているあの2人に今何を言ったとしても聞き入れはしないわ」
若葉の後ろに回ったアーシーは肩に手を置くと「出発ー!」と言いながら歩き出したため、若葉は強制的に歩かされることとなる。
目的地へと向かって歩くアーシーは鼻歌を歌ながら歩いており、聞いたことのない歌を黙って聞きながら若葉は足を動かす。
肩に触れる手へと視線を向けると女性にしては少しばかり節くれだった手だ。
服越しに感じる掌も硬い事からアーシーも軍人なのだと若葉は理解する。
「アーシーさん」
「なぁに?」
「アーシーさんも軍人なのですか?」
「・・・・えぇそうよ。私はオプティマスの部下。あの人が命じれば戦場に立って、敵を排除する」
「本当の姿は金属のロボットですか?」
「そうよ。気持ち悪い?」
人間達が金属生命体をどんな目で見ているのかアーシーは知っている。勿論全員がそういう人達ではない事も解っているのだが、負の視線を向けられることの方があまりにも多い。
「今度、アーシーさんの本当の姿を見せて貰っても良いでしょうか?きっと綺麗なんでしょうね」
向けられた若葉の顔にはアーシーの本来の姿に対する期待するかのような感情が浮かんでいた。
偽りのない感情を向けられたアーシーは一瞬、驚いたためすぐさま反応が出来なかったが、すぐに満面の笑みを浮かべると頷いた。