9章:お友達大作戦
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妨害するかのような青バイザーの行動にショックウェーブは不快だと言うかのような目をして睨み付けるが、その視線を向けられた青バイザーは肩をすくめてその視線を受け流す。
「そのお嬢ちゃんをドリラーの友達にするってのは良い考えだと思う。だが、会わせるなら明日の方が良いんじゃないか?今日はもう遅いし、そのお嬢ちゃんだってそろそろ眠くなってきてると思うぜ?」
ニコニコと微笑みながらショックウェーブの行動を阻止しようとしている青バイザーに対し、若葉は是非とも頑張って彼を説得してくれと懇願していた。
若葉の顔を見て言いたいことを悟ってくれた青バイザーの男は任せておけと言うかのように頷く。
「若葉」
「・・・なんでしょうか?」
「眠いのか?」
「はい。出来ればベッドで早く寝たいですね」
その為には自分を解放してくれと願いながら若葉はショックウェーブを見つめながら告げれば、ショックウェーブは何かを考えるかのように視線を少し彷徨わせていた。
時間にして数秒でしかなかったが、彼の中で答えが出たらしく小さく何度か頷いたかと思えばショックウェーブは口を開いた。
「ならば急ぎ俺の部屋に行くべきか」
「「・・・え?」」
ショックウェーブの中で出された意外すぎる答えに青バイザーと若葉は驚きのあまり間抜けな声でそう言うことしか出来なかった。
「来い。ドリラー」
家の側で待機させてたのかよ!?そう思った若葉はドリラーという人物がどんな者なのか確認するため、辺りを見渡すがそこには誰も居ない。
聞き間違いか?そう思っていた若葉の耳に地響きのような音が聞こえてくるのと同時に、地面がグラグラと揺れる感覚がした。
「ショックウェーブ、お前まさかここにドリラーを呼ぶつもりかッ!?」
「当然だ」
「お前ッ!!俺達の事情はこのお嬢ちゃんに今はまだ伏せておくってメガトロンが言っていただろう!!!」
気になる発言をした青バイザーの男は酷く焦った様子でショックウェーブに話しかけるが、肝心のショックウェーブはそんな事などお構いなしという顔をして立っている。
段々と強くなる揺れに若葉は目を白くさせることしか出来ずにいた時だ。
目の前の地面が砕ける音と共に大量の土が宙を舞う。
飛んでいた土砂から顔を背けた若葉がキツく目を閉じて迫り来る土砂に備えていると、頭上から容赦なく大量の土がかけられた。
土がかけられる感触が止ったのを確認した若葉は軽く頭を振って土を吹き飛ばすと、何が起きたのか確認するため目を開いて顔を上げたときだ。
「・・・え?」
目の前に居たのは金属で出来た不気味なミミズだった。
ギチギチという不気味な音を響かせながら身を捩っているミミズを若葉は唖然とした顔をして見つめる事しか出来ずにいると、頭上にいた金属のミミズが大きく身体を左右に動かしたかと思えば、口らしき部分を大きく開きショックウェーブと若葉を食らうかのように迫ってきた。
「あのッ!!逃げないんですか?」
「必要ない」
「あるってば!!!食べられるなら貴方1人で食べられてよッ!!!」
必死にショックウェーブの元から逃れようとする若葉だったが、少しずつ迫り来る金属音に気づき視線を上げてみるとそこには密集した金属の塊があった。
「あ、あははは」
若葉は恐怖で顔を引きつらせながら乾いた笑い声を上げることしかできぬまま、金属のミミズの口の中に吸い込まれる。
グルグルと回る視界、身体の至る所をぶつける度に走る痛みに顔をしかめつつ、頭に強い衝撃が走った直後、若葉の意識はプツリと途切れた。
「そのお嬢ちゃんをドリラーの友達にするってのは良い考えだと思う。だが、会わせるなら明日の方が良いんじゃないか?今日はもう遅いし、そのお嬢ちゃんだってそろそろ眠くなってきてると思うぜ?」
ニコニコと微笑みながらショックウェーブの行動を阻止しようとしている青バイザーに対し、若葉は是非とも頑張って彼を説得してくれと懇願していた。
若葉の顔を見て言いたいことを悟ってくれた青バイザーの男は任せておけと言うかのように頷く。
「若葉」
「・・・なんでしょうか?」
「眠いのか?」
「はい。出来ればベッドで早く寝たいですね」
その為には自分を解放してくれと願いながら若葉はショックウェーブを見つめながら告げれば、ショックウェーブは何かを考えるかのように視線を少し彷徨わせていた。
時間にして数秒でしかなかったが、彼の中で答えが出たらしく小さく何度か頷いたかと思えばショックウェーブは口を開いた。
「ならば急ぎ俺の部屋に行くべきか」
「「・・・え?」」
ショックウェーブの中で出された意外すぎる答えに青バイザーと若葉は驚きのあまり間抜けな声でそう言うことしか出来なかった。
「来い。ドリラー」
家の側で待機させてたのかよ!?そう思った若葉はドリラーという人物がどんな者なのか確認するため、辺りを見渡すがそこには誰も居ない。
聞き間違いか?そう思っていた若葉の耳に地響きのような音が聞こえてくるのと同時に、地面がグラグラと揺れる感覚がした。
「ショックウェーブ、お前まさかここにドリラーを呼ぶつもりかッ!?」
「当然だ」
「お前ッ!!俺達の事情はこのお嬢ちゃんに今はまだ伏せておくってメガトロンが言っていただろう!!!」
気になる発言をした青バイザーの男は酷く焦った様子でショックウェーブに話しかけるが、肝心のショックウェーブはそんな事などお構いなしという顔をして立っている。
段々と強くなる揺れに若葉は目を白くさせることしか出来ずにいた時だ。
目の前の地面が砕ける音と共に大量の土が宙を舞う。
飛んでいた土砂から顔を背けた若葉がキツく目を閉じて迫り来る土砂に備えていると、頭上から容赦なく大量の土がかけられた。
土がかけられる感触が止ったのを確認した若葉は軽く頭を振って土を吹き飛ばすと、何が起きたのか確認するため目を開いて顔を上げたときだ。
「・・・え?」
目の前に居たのは金属で出来た不気味なミミズだった。
ギチギチという不気味な音を響かせながら身を捩っているミミズを若葉は唖然とした顔をして見つめる事しか出来ずにいると、頭上にいた金属のミミズが大きく身体を左右に動かしたかと思えば、口らしき部分を大きく開きショックウェーブと若葉を食らうかのように迫ってきた。
「あのッ!!逃げないんですか?」
「必要ない」
「あるってば!!!食べられるなら貴方1人で食べられてよッ!!!」
必死にショックウェーブの元から逃れようとする若葉だったが、少しずつ迫り来る金属音に気づき視線を上げてみるとそこには密集した金属の塊があった。
「あ、あははは」
若葉は恐怖で顔を引きつらせながら乾いた笑い声を上げることしかできぬまま、金属のミミズの口の中に吸い込まれる。
グルグルと回る視界、身体の至る所をぶつける度に走る痛みに顔をしかめつつ、頭に強い衝撃が走った直後、若葉の意識はプツリと途切れた。