9章:お友達大作戦
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相変わらず感情を浮かべないショックウェーブの顔だが、その頬だけは何かに満ち足りているかのように微かに赤くなっている。
若葉以外の者達が気持ちの悪いものを見た、と言うかのように盛大に顔を歪める中、ショックウェーブは若葉を抱きかかえたまま軽快な足取りでどこかへと向かって歩き出す。
ショックウェーブが玄関へと向かって移動している事に気づいた若葉はもしかしてこれは色々と拙いのかもしれない、と判断すると身を捩りショックウェーブの腕の中から逃れようとする。
「降ろして下さい」
「却下だ。動くと危ない」
逃れようとする若葉の身体を力強い腕が拘束するかのように身体を押さえつける。
なんとかショックウェーブの肩まで顔を上げた若葉は、こちらを見て固まっているメガトロンに向かい叫ぶ。
「閣下ッ!!ボーッとしてないで助けてよッ!!!」
若葉の声が合図になったかのように呆然としていた者達が一斉に動き出す。
「待て!ショックウェーブ!」
「その命令には従えない」
「ふざけるなッ!!貴様、何を考えている!?」
「ドリラーと若葉を今後どうやって育てていこうかと・・・・安心しろ、メガトロン。どこに出しても恥ずかしくないように教育しておく。明日中に具体的な教育プランを考え、あげておくから確認してくれ」
淡々とした口調でショックウェーブが告げる言葉。
それは気心の知れた者同士のジョークとしてならば面白かったのかもしれない。
だがショックウェーブと若葉は今日初めて会ったばかりの関係だ。
そして何となくだがこのショックウェーブという人は冗談や軽口などを口にするようなタイプには思えなかった。
故にショックウェーブが本気で今言ったことを実行する気であると悟った若葉は、自分の身が色々な意味で危険に晒されると瞬時に判断すると必死に抵抗を開始する。
拳を握り筋肉質な身体を叩いてみるが、強靱な身体はそんな攻撃でひるむことはない。
若葉の全力の抵抗はショックウェーブにしてみれば可愛らしいささやかなものでしかないらしく、気にもとめずに足を動かし続ける。
「・・・閣下!!ちょっと!!この人マジでやばいって!!!!」
言葉で言い表せない恐怖を抱いた若葉は、引きつった声でメガトロンに対し助けを求めるかのように手を伸ばした時、メガトロンの隣に立ったレノックスが拳銃を取り出してこちらに構えた事に気づく。
「え・・・?」
今まで生きてきて銃口を向けられたことのない若葉の顔が恐怖で歪む。
ソレに気づいたメガトロンはレノックスの拳銃を手で叩き払う。
「愚か者めが!!そのテーザー銃は我々用のものだろう!?人間の若葉に擦りでもしたら危険だということがわからんのかッ!?」
「・・・・!?・・・!!!・・・・・!!!!!」
メガトロンの怒号に若葉は驚き身を竦ませる。
銃を叩き払われたレノックスが苛ついた顔をしてメガトロンに何かを言うと、レノックスの発言はどうやらメガトロンに対して言ってはいけない発言だったらしく、スッと顔から表情を消したメガトロンがレノックスへと手を伸ばす。
ソレに気づいたオプティマスがメガトロンの腕を掴み、アイアンハイドがレノックスの肩を叩いて何かを言っているという姿を若葉は黙って見ていることしか出来なかった時だ。
明るかった室内からショックウェーブがついに出てしまう。
「え、嘘でしょ?」
夜の冷たい風が頬を撫でたことに若葉はこのままどこかに連れて行かれる、そう判断すると再度抵抗を開始したが拘束は解かれることはない。
頭の中が焦りからか白くなり始め、パニック状態になった時だった。
「ショックウェーブ。落ち着けよ」
ショックウェーブの行く手を遮るかのように立ちふさがったのは青バイザーの男だった。
若葉以外の者達が気持ちの悪いものを見た、と言うかのように盛大に顔を歪める中、ショックウェーブは若葉を抱きかかえたまま軽快な足取りでどこかへと向かって歩き出す。
ショックウェーブが玄関へと向かって移動している事に気づいた若葉はもしかしてこれは色々と拙いのかもしれない、と判断すると身を捩りショックウェーブの腕の中から逃れようとする。
「降ろして下さい」
「却下だ。動くと危ない」
逃れようとする若葉の身体を力強い腕が拘束するかのように身体を押さえつける。
なんとかショックウェーブの肩まで顔を上げた若葉は、こちらを見て固まっているメガトロンに向かい叫ぶ。
「閣下ッ!!ボーッとしてないで助けてよッ!!!」
若葉の声が合図になったかのように呆然としていた者達が一斉に動き出す。
「待て!ショックウェーブ!」
「その命令には従えない」
「ふざけるなッ!!貴様、何を考えている!?」
「ドリラーと若葉を今後どうやって育てていこうかと・・・・安心しろ、メガトロン。どこに出しても恥ずかしくないように教育しておく。明日中に具体的な教育プランを考え、あげておくから確認してくれ」
淡々とした口調でショックウェーブが告げる言葉。
それは気心の知れた者同士のジョークとしてならば面白かったのかもしれない。
だがショックウェーブと若葉は今日初めて会ったばかりの関係だ。
そして何となくだがこのショックウェーブという人は冗談や軽口などを口にするようなタイプには思えなかった。
故にショックウェーブが本気で今言ったことを実行する気であると悟った若葉は、自分の身が色々な意味で危険に晒されると瞬時に判断すると必死に抵抗を開始する。
拳を握り筋肉質な身体を叩いてみるが、強靱な身体はそんな攻撃でひるむことはない。
若葉の全力の抵抗はショックウェーブにしてみれば可愛らしいささやかなものでしかないらしく、気にもとめずに足を動かし続ける。
「・・・閣下!!ちょっと!!この人マジでやばいって!!!!」
言葉で言い表せない恐怖を抱いた若葉は、引きつった声でメガトロンに対し助けを求めるかのように手を伸ばした時、メガトロンの隣に立ったレノックスが拳銃を取り出してこちらに構えた事に気づく。
「え・・・?」
今まで生きてきて銃口を向けられたことのない若葉の顔が恐怖で歪む。
ソレに気づいたメガトロンはレノックスの拳銃を手で叩き払う。
「愚か者めが!!そのテーザー銃は我々用のものだろう!?人間の若葉に擦りでもしたら危険だということがわからんのかッ!?」
「・・・・!?・・・!!!・・・・・!!!!!」
メガトロンの怒号に若葉は驚き身を竦ませる。
銃を叩き払われたレノックスが苛ついた顔をしてメガトロンに何かを言うと、レノックスの発言はどうやらメガトロンに対して言ってはいけない発言だったらしく、スッと顔から表情を消したメガトロンがレノックスへと手を伸ばす。
ソレに気づいたオプティマスがメガトロンの腕を掴み、アイアンハイドがレノックスの肩を叩いて何かを言っているという姿を若葉は黙って見ていることしか出来なかった時だ。
明るかった室内からショックウェーブがついに出てしまう。
「え、嘘でしょ?」
夜の冷たい風が頬を撫でたことに若葉はこのままどこかに連れて行かれる、そう判断すると再度抵抗を開始したが拘束は解かれることはない。
頭の中が焦りからか白くなり始め、パニック状態になった時だった。
「ショックウェーブ。落ち着けよ」
ショックウェーブの行く手を遮るかのように立ちふさがったのは青バイザーの男だった。