40章:君を助けに来たヒーローです
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胸元を押さえながらネメシスはその場に膝を突く。
額に汗を滲ませ、肩で荒く息をしているネメシスの姿を見た若葉が再度逃げだす。
先ほどよりも少しだけ動くようになった足を動かした若葉は玄関に向かい駆け出そうした瞬間、首に微かな衝撃が走ったかと思えば急速に視界が動く。
何が起こったのか解らぬまま、背中が硬いものに叩きつけられた。
「いっ……!!」
一瞬だけ呼吸が詰まる。
痛みと苦痛による生理的な涙で視界が歪む中、若葉は何度か瞬きをして視界を正常な状態に戻す。
「逃がすか」
顔を歪ませたネメシスの腕が若葉の首元へと伸ばされていたのと、逃亡を阻止させる発言に若葉が視線を落とす。
ネメシスの手が若葉の胸ぐらを掴んでおり、しっかりと握り込まれているのを見た若葉はこの拘束から逃れるのは難しそうだと判断した。
「俺が、俺こそがプライムだ」
若葉の服を掴む手は震えており、明らかにネメシスの身に何かが起こっていることは明らかだ。
若葉が逃げることもできず、ネメシスも動く事ができぬ膠着状態。
互いに相手の顔を見つめることしかできない。
若葉はネメシスを見つめていたとき、彼の目がチカチカと点滅していることに気づく。
紫から青へと激しく色が変わる度、ネメシスの顔が苦悶で歪む。
次第に色が青になる回数が多くなる。
「オプティマスさん?」
恐る恐る若葉が名を呼んだ瞬間、ネメシスの体がビクリと大きく震えた。
驚いた若葉もまた肩を大きく震わせた瞬間、ネメシスの体から力が抜けガクリと項垂れる。
「オプティマスさん?」
再度名を呼んだ直後、項垂れていた頭がゆっくりと起き上がる。
「若葉嬢」
聞き慣れた声で名を呼ばれる。
若葉の衣服からゆっくりと手が離れていく。
青い目と視線が合った若葉が安堵の笑みを浮かべ、オプティマスへと近づこうしたがソレをオプティマスが手で制する。
「今のうちに、にげるんだ」
「でも」
「若葉嬢」
何かを堪えるかのように震える声でオプティマスは若葉に告げると玄関を指さす。
「いきなさい」
痛みを堪えたかのような笑みを浮かべながらオプティマスは若葉にこの場から逃げるように再度告げる。
青い目にじわりと広がっていく赤い光。青と赤が交わった部分が紫色になり始め、次第に青い色が消えていく。
「わたしが彼になるまえに」
言い終わるとオプティマスは自身の胸元を押さえつけ、その場に身を丸めて倒れ込む。
痛みからなのか体を痙攣させているオプティマスの姿を見た若葉は近づこうとしたが、オプティマスが望んだことがなんなのか考える。
彼の為に自分が今しなければならないこと。
「ごめんなさいッ!!」
オプティマスを再び見捨てるという罪悪感に押しつぶされそうになりながら、若葉は玄関へと向かう。
去って行く若葉の後ろ姿を見つめながらオプティマスは満足そうに唇を上げた。
額に汗を滲ませ、肩で荒く息をしているネメシスの姿を見た若葉が再度逃げだす。
先ほどよりも少しだけ動くようになった足を動かした若葉は玄関に向かい駆け出そうした瞬間、首に微かな衝撃が走ったかと思えば急速に視界が動く。
何が起こったのか解らぬまま、背中が硬いものに叩きつけられた。
「いっ……!!」
一瞬だけ呼吸が詰まる。
痛みと苦痛による生理的な涙で視界が歪む中、若葉は何度か瞬きをして視界を正常な状態に戻す。
「逃がすか」
顔を歪ませたネメシスの腕が若葉の首元へと伸ばされていたのと、逃亡を阻止させる発言に若葉が視線を落とす。
ネメシスの手が若葉の胸ぐらを掴んでおり、しっかりと握り込まれているのを見た若葉はこの拘束から逃れるのは難しそうだと判断した。
「俺が、俺こそがプライムだ」
若葉の服を掴む手は震えており、明らかにネメシスの身に何かが起こっていることは明らかだ。
若葉が逃げることもできず、ネメシスも動く事ができぬ膠着状態。
互いに相手の顔を見つめることしかできない。
若葉はネメシスを見つめていたとき、彼の目がチカチカと点滅していることに気づく。
紫から青へと激しく色が変わる度、ネメシスの顔が苦悶で歪む。
次第に色が青になる回数が多くなる。
「オプティマスさん?」
恐る恐る若葉が名を呼んだ瞬間、ネメシスの体がビクリと大きく震えた。
驚いた若葉もまた肩を大きく震わせた瞬間、ネメシスの体から力が抜けガクリと項垂れる。
「オプティマスさん?」
再度名を呼んだ直後、項垂れていた頭がゆっくりと起き上がる。
「若葉嬢」
聞き慣れた声で名を呼ばれる。
若葉の衣服からゆっくりと手が離れていく。
青い目と視線が合った若葉が安堵の笑みを浮かべ、オプティマスへと近づこうしたがソレをオプティマスが手で制する。
「今のうちに、にげるんだ」
「でも」
「若葉嬢」
何かを堪えるかのように震える声でオプティマスは若葉に告げると玄関を指さす。
「いきなさい」
痛みを堪えたかのような笑みを浮かべながらオプティマスは若葉にこの場から逃げるように再度告げる。
青い目にじわりと広がっていく赤い光。青と赤が交わった部分が紫色になり始め、次第に青い色が消えていく。
「わたしが彼になるまえに」
言い終わるとオプティマスは自身の胸元を押さえつけ、その場に身を丸めて倒れ込む。
痛みからなのか体を痙攣させているオプティマスの姿を見た若葉は近づこうとしたが、オプティマスが望んだことがなんなのか考える。
彼の為に自分が今しなければならないこと。
「ごめんなさいッ!!」
オプティマスを再び見捨てるという罪悪感に押しつぶされそうになりながら、若葉は玄関へと向かう。
去って行く若葉の後ろ姿を見つめながらオプティマスは満足そうに唇を上げた。
