19章:キミが居ない
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若葉が座っているベッドへと飛び乗ったフレンジーはここがサウンドウェーブの部屋で、気を失った若葉をメガトロンがここまで運んできたらしいと説明を受けた若葉は色々な意味で真っ青になった。
若葉がサウンドウェーブに抱く印象とはとても優秀な秘書であり、そして人の携帯を盗聴するようなちょっとヤバい人だ。
あまりじっくりと話した事は無いのだが無表情で淡々としているその雰囲気から近寄りがたい印象を抱く。
そしてこれはあくまでも若葉の憶測でしかないが、サウンドウェーブは何となく潔癖症のような印象を抱いていた。そんな人物のプライベート空間、それもベッドを使ったとなれば色々と拙いような気がした。
「どうした?」
急に黙り込んでしまった若葉に対してフレンジーは気分でも悪いのか?と言うかのように小首を傾げて心配をしており、若葉の側で丸くなっていた猫のラヴィッジも不安げな目をして見つめてきていた。
レーザービークは2人とは違っているのか若葉が考えている事が何となく解っているらしく、何とも言えない目をして見つめてきている。
「いえ・・・あの、このベッドはサウンドウェーブさんのなんですよね?」
「そうだぜ?寝具カバーはアンタが使うって事で新しいのに変えたから安心しろよ?」
妙なところを気を遣ったな。
そう思うのと同時にきっとメガトロンが居たからだろうなぁと若葉は思う。
あの人が以外と過保護である事をサウンドウェーブは気づいているだろうから、あえて寝具カバーを変えた可能性が高い。
「そうなんですか?わざわざありがとうございます・・・って違います!!ヤバいよね、私なんかがサウンドウェーブさんのベッドを使うなんてヤバいですよね?」
サウンドウェーブ相手にそんな気を遣わせたとなれば後で色々とヤバい事になりそうだと若葉は思い、慌ててベッドから居りようとするがそうはさせないと言うかのようにラヴィッジが若葉の膝の上に座る。
「ちょっ・・・!?」
『ナイスだ。ラヴィッジ!まぁまぁ落ち着けよ。サウンドウェーブは確かに潔癖だし、プライベート空間には俺達以外誰も入れないことで有名だな』
「やっぱり!?私ってばヤバいよね!?」
『ケケケ!!今のうちに辞世の句の準備でもしておくんだなぁ!!』
ケラケラと耳障りな笑い声を上げながらバサバサと羽を動かすレーザービークの言葉を聞いた瞬間、若葉の顔から完全に血の気が引いてしまう。
それを見たフレンジーが呆れたような眼差しでレーザービークのくちばしを掴み強制的に黙らせる。
「若葉。安心しろよ。サウンドウェーブもお前にベッドを使わせるのは承知したからさ」
「でもそれって閣下が居るからですよね?閣下の手前逆らえないからなんですよね?そもそも、なんでサウンドウェーブさんの部屋に私連れて来られたんですか?オプティマスさんの部屋に連れて行ってくれればまだ精神的に楽だったのに・・・」
オプティマスならば若葉がベッドを使う事に関して苦笑を浮かべながら了承してくれそうだったのになぁと思っていたときだ。
「そうか。俺よりもオプティマス・プライムの方が精神的に楽なのか?」
「だってそうでしょ?潔癖な人のベッドを使うなんて後で色々と言われそうだし・・・それに、サウンドウェーブさんって後で陰湿な仕返しをしてきそうで怖いんですよ」
はぁっとため息を吐きながら若葉は今後の展開を想像して項垂れる。
だから気づかない。
部屋の中に居る者達が誰一人として口を開いていないことを。
自分が今、誰と話しているのかということを。
「別に何も言わない。だから寝具カバーを変えたのだからな。それにストレス発散は違う部分で行うから安心しろ。まぁお前に関しては俺のベッドを貸したということでこれから色々と協力をして貰う予定だ」
「ほらほら、やっぱり陰湿じゃないですかぁ。・・・ん?」
ようやく若葉は何かが可笑しいという事に気づき、フレンジーへと視線を向けると彼は憐憫の眼差しで若葉を見て居たが赤い目をゆっくりとある方向へと動かしたため、若葉もその方向へと視線を向けて今自分が誰と話していたのか理解し、そして絶望した。
若葉がサウンドウェーブに抱く印象とはとても優秀な秘書であり、そして人の携帯を盗聴するようなちょっとヤバい人だ。
あまりじっくりと話した事は無いのだが無表情で淡々としているその雰囲気から近寄りがたい印象を抱く。
そしてこれはあくまでも若葉の憶測でしかないが、サウンドウェーブは何となく潔癖症のような印象を抱いていた。そんな人物のプライベート空間、それもベッドを使ったとなれば色々と拙いような気がした。
「どうした?」
急に黙り込んでしまった若葉に対してフレンジーは気分でも悪いのか?と言うかのように小首を傾げて心配をしており、若葉の側で丸くなっていた猫のラヴィッジも不安げな目をして見つめてきていた。
レーザービークは2人とは違っているのか若葉が考えている事が何となく解っているらしく、何とも言えない目をして見つめてきている。
「いえ・・・あの、このベッドはサウンドウェーブさんのなんですよね?」
「そうだぜ?寝具カバーはアンタが使うって事で新しいのに変えたから安心しろよ?」
妙なところを気を遣ったな。
そう思うのと同時にきっとメガトロンが居たからだろうなぁと若葉は思う。
あの人が以外と過保護である事をサウンドウェーブは気づいているだろうから、あえて寝具カバーを変えた可能性が高い。
「そうなんですか?わざわざありがとうございます・・・って違います!!ヤバいよね、私なんかがサウンドウェーブさんのベッドを使うなんてヤバいですよね?」
サウンドウェーブ相手にそんな気を遣わせたとなれば後で色々とヤバい事になりそうだと若葉は思い、慌ててベッドから居りようとするがそうはさせないと言うかのようにラヴィッジが若葉の膝の上に座る。
「ちょっ・・・!?」
『ナイスだ。ラヴィッジ!まぁまぁ落ち着けよ。サウンドウェーブは確かに潔癖だし、プライベート空間には俺達以外誰も入れないことで有名だな』
「やっぱり!?私ってばヤバいよね!?」
『ケケケ!!今のうちに辞世の句の準備でもしておくんだなぁ!!』
ケラケラと耳障りな笑い声を上げながらバサバサと羽を動かすレーザービークの言葉を聞いた瞬間、若葉の顔から完全に血の気が引いてしまう。
それを見たフレンジーが呆れたような眼差しでレーザービークのくちばしを掴み強制的に黙らせる。
「若葉。安心しろよ。サウンドウェーブもお前にベッドを使わせるのは承知したからさ」
「でもそれって閣下が居るからですよね?閣下の手前逆らえないからなんですよね?そもそも、なんでサウンドウェーブさんの部屋に私連れて来られたんですか?オプティマスさんの部屋に連れて行ってくれればまだ精神的に楽だったのに・・・」
オプティマスならば若葉がベッドを使う事に関して苦笑を浮かべながら了承してくれそうだったのになぁと思っていたときだ。
「そうか。俺よりもオプティマス・プライムの方が精神的に楽なのか?」
「だってそうでしょ?潔癖な人のベッドを使うなんて後で色々と言われそうだし・・・それに、サウンドウェーブさんって後で陰湿な仕返しをしてきそうで怖いんですよ」
はぁっとため息を吐きながら若葉は今後の展開を想像して項垂れる。
だから気づかない。
部屋の中に居る者達が誰一人として口を開いていないことを。
自分が今、誰と話しているのかということを。
「別に何も言わない。だから寝具カバーを変えたのだからな。それにストレス発散は違う部分で行うから安心しろ。まぁお前に関しては俺のベッドを貸したということでこれから色々と協力をして貰う予定だ」
「ほらほら、やっぱり陰湿じゃないですかぁ。・・・ん?」
ようやく若葉は何かが可笑しいという事に気づき、フレンジーへと視線を向けると彼は憐憫の眼差しで若葉を見て居たが赤い目をゆっくりとある方向へと動かしたため、若葉もその方向へと視線を向けて今自分が誰と話していたのか理解し、そして絶望した。