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141.届いた果たし状 (蒼紫・恵・斎藤・張・剣心組)
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赤べこに剣心組が到着する少し前、蒼紫は皆に合流した。
そして何故か場を暗くする蒼紫中心とした半径1mより外側の空間で剣心組は大いに盛り上がり、腹いっぱい牛鍋を食べると大満足で神谷道場へ戻って行った。
その後暫く剣心は部屋へ閉じこもっていたが、書き上げた物を懐に入れると立ち上がって廊下に出て道場へ向かった。
その途中の廊下で蒼紫が座禅をしていた。
「出かけるのか。」
「嗚呼・・・少し遅くなりそうでござる。」
「・・・。」
蒼紫には剣心が何処へ行くのか分かっていた。
緋村剣心という人物が考えそうな事。
それは己の全てを懸けて闘った者同士だからこそ分かる蒼紫であった。
蒼紫は剣心の返事を聞いても何も言わず目を閉じた。
剣心は蒼紫に軽く会釈をすると道場へ行って弥彦に稽古をつけている薫の所へ行った。
「薫殿、ちょっと出かけて来るでござる。」
「わかったわ剣心、気をつけてね。」
「・・ありがとうでござる。」
剣心と薫は顔を見合わせてにっこりと笑った。
それを横目に、
(へっ、昼間っから何やってんだよ、剣心も薫も。)
と、時折早熟な面を見せる弥彦がぼそっと横を向いて呟くと、
「弥彦!余所見しない! 面ーーぇん!」
そんな二人を微笑ましく剣心は眺めると、スッと向きを変えて道場を出た。
向かった先は東京警視庁。
剣心は門番で立っていた若い巡査に懐から出した手紙を渡すと『藤田警部補に渡すように。』と、言付けた。
そして何故か場を暗くする蒼紫中心とした半径1mより外側の空間で剣心組は大いに盛り上がり、腹いっぱい牛鍋を食べると大満足で神谷道場へ戻って行った。
その後暫く剣心は部屋へ閉じこもっていたが、書き上げた物を懐に入れると立ち上がって廊下に出て道場へ向かった。
その途中の廊下で蒼紫が座禅をしていた。
「出かけるのか。」
「嗚呼・・・少し遅くなりそうでござる。」
「・・・。」
蒼紫には剣心が何処へ行くのか分かっていた。
緋村剣心という人物が考えそうな事。
それは己の全てを懸けて闘った者同士だからこそ分かる蒼紫であった。
蒼紫は剣心の返事を聞いても何も言わず目を閉じた。
剣心は蒼紫に軽く会釈をすると道場へ行って弥彦に稽古をつけている薫の所へ行った。
「薫殿、ちょっと出かけて来るでござる。」
「わかったわ剣心、気をつけてね。」
「・・ありがとうでござる。」
剣心と薫は顔を見合わせてにっこりと笑った。
それを横目に、
(へっ、昼間っから何やってんだよ、剣心も薫も。)
と、時折早熟な面を見せる弥彦がぼそっと横を向いて呟くと、
「弥彦!余所見しない! 面ーーぇん!」
そんな二人を微笑ましく剣心は眺めると、スッと向きを変えて道場を出た。
向かった先は東京警視庁。
剣心は門番で立っていた若い巡査に懐から出した手紙を渡すと『藤田警部補に渡すように。』と、言付けた。