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140.会津への決意 (夢主・斎藤・時尾・張・剣心組・操・蒼紫)
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用を済ませ、手と顔を洗おうと井戸に行くと横の物干し竿に自分の寝間着が干してあるのを発見した。
はたはたと揺れるそれを武尊が触るとまだ幾分湿り気が残っていた。
居間に行くと斎藤がいつも通り煙草を吸っていた。
「おはようございます。」
武尊はいろいろ聞きたいのを我慢してとりあえずいつも通りを装って斎藤に挨拶をした。
「よく眠れたか。」
「え、ええ・・・。それより時尾さんは大丈夫ですか。」
「嗚呼、今朝も普通に起きて朝餉の準備をしている。もう大丈夫だろう。」
「そうですか、それならよかった。」
武尊は本当に安堵した。
そして部屋を見まわして時尾の姿がないのを確認すると、声を落として斎藤に、
「あの・・・斎藤さんですよね、昨晩私をお風呂に入れてくれたのは。」
と聞いた。
「覚えてないのか。」
「(うっ・・!)それが思いっきり寝てたようで・・・・。」
「そのようだったな。あれだけの事をされて起きないのはこっちが驚きだ。」
「え!?」
斎藤の含みのある言い方にぎょっとする武尊に斎藤はすらっと言葉を続けた。
「別にかまわん、そのまま寝かせようとも思ったんだがあんなことがあったんだ、身を清めたほうが心もすっきりするんじゃないかと思ったんでな。」
「・・・。」
「だが全身脱力状態には少々苦労したぞ。ずぶ濡れで寝かせるわけにもいかず寝間着で武尊をくるんで水気を取ったんだが濡れた襦袢を着せたままには出来んだろ、だから裸で寝かせたという訳だ。」
なるほど、だからそれが干してあったんだと納得したが寝てる間にやってもらったことを考えて顔を赤くした。
そんな武尊の顔を愛いなと斎藤は思いつつ、からかう様に言った。
「目が覚めて驚いたか。」
「そ、そりゃ・・・。」
目を白黒させて動揺している武尊を想像したのは斎藤は楽しそうにククと笑った。
「笑わないでくださいよ~、本当にびっくりしたんですから。」
「だったら起きろよ。武尊の所に来たのが俺じゃなく敵だったらどうなっていたと思っている。」
「はい・・。」
そう言われては身も蓋もない。
だが起きれない理由に武尊は心当たりがあった。
それは間違いなく【気】の放出だと思う武尊だったが、その事は斎藤には言わないでおこうと思った。
「案ずるな、あんな事があった夜だ。期待に沿えなかったようで悪いが手は出していない。」
「当たり前です!」
斎藤のいう事は時々冗談なのか本気なのか分からないからたちが悪いと武尊は思う。
「フッ、そう猫のように毛を逆立てるな。兎も角今日はまだ油断がならん、で、武尊。」
「はい。」
「今日の任務を言いつける。時尾を今日一日俺が帰るまで警護しろ、まあ昨晩仕掛けて来かなかった事を考えると多分何もないとは思うが。」
「わかりました。」
急に仕事モードで話をされても武尊はすぐにそれに反応する。
「昨日も言ったが俺の方で張を使い現場の状況を調べさせる。今後の対応はそれからだ。」
斎藤が話し終わるか終わらないかの所で時尾が朝餉を持って戻って来て武尊に深く頭を下げた。
「武尊さん、おはようございます。昨日はいろいろ御心配をおかけいたしました。」
「こちらこそすみませんでした、あの・・頭のお怪我の方は大丈夫ですか?」
「ええ、触ると痛みますが大丈夫です。あ、今武尊さんのお膳もお運びしますので待っていて下さいね。」
「あ、私手伝います!」
と武尊は時尾を追っかけた。
はたはたと揺れるそれを武尊が触るとまだ幾分湿り気が残っていた。
居間に行くと斎藤がいつも通り煙草を吸っていた。
「おはようございます。」
武尊はいろいろ聞きたいのを我慢してとりあえずいつも通りを装って斎藤に挨拶をした。
「よく眠れたか。」
「え、ええ・・・。それより時尾さんは大丈夫ですか。」
「嗚呼、今朝も普通に起きて朝餉の準備をしている。もう大丈夫だろう。」
「そうですか、それならよかった。」
武尊は本当に安堵した。
そして部屋を見まわして時尾の姿がないのを確認すると、声を落として斎藤に、
「あの・・・斎藤さんですよね、昨晩私をお風呂に入れてくれたのは。」
と聞いた。
「覚えてないのか。」
「(うっ・・!)それが思いっきり寝てたようで・・・・。」
「そのようだったな。あれだけの事をされて起きないのはこっちが驚きだ。」
「え!?」
斎藤の含みのある言い方にぎょっとする武尊に斎藤はすらっと言葉を続けた。
「別にかまわん、そのまま寝かせようとも思ったんだがあんなことがあったんだ、身を清めたほうが心もすっきりするんじゃないかと思ったんでな。」
「・・・。」
「だが全身脱力状態には少々苦労したぞ。ずぶ濡れで寝かせるわけにもいかず寝間着で武尊をくるんで水気を取ったんだが濡れた襦袢を着せたままには出来んだろ、だから裸で寝かせたという訳だ。」
なるほど、だからそれが干してあったんだと納得したが寝てる間にやってもらったことを考えて顔を赤くした。
そんな武尊の顔を愛いなと斎藤は思いつつ、からかう様に言った。
「目が覚めて驚いたか。」
「そ、そりゃ・・・。」
目を白黒させて動揺している武尊を想像したのは斎藤は楽しそうにククと笑った。
「笑わないでくださいよ~、本当にびっくりしたんですから。」
「だったら起きろよ。武尊の所に来たのが俺じゃなく敵だったらどうなっていたと思っている。」
「はい・・。」
そう言われては身も蓋もない。
だが起きれない理由に武尊は心当たりがあった。
それは間違いなく【気】の放出だと思う武尊だったが、その事は斎藤には言わないでおこうと思った。
「案ずるな、あんな事があった夜だ。期待に沿えなかったようで悪いが手は出していない。」
「当たり前です!」
斎藤のいう事は時々冗談なのか本気なのか分からないからたちが悪いと武尊は思う。
「フッ、そう猫のように毛を逆立てるな。兎も角今日はまだ油断がならん、で、武尊。」
「はい。」
「今日の任務を言いつける。時尾を今日一日俺が帰るまで警護しろ、まあ昨晩仕掛けて来かなかった事を考えると多分何もないとは思うが。」
「わかりました。」
急に仕事モードで話をされても武尊はすぐにそれに反応する。
「昨日も言ったが俺の方で張を使い現場の状況を調べさせる。今後の対応はそれからだ。」
斎藤が話し終わるか終わらないかの所で時尾が朝餉を持って戻って来て武尊に深く頭を下げた。
「武尊さん、おはようございます。昨日はいろいろ御心配をおかけいたしました。」
「こちらこそすみませんでした、あの・・頭のお怪我の方は大丈夫ですか?」
「ええ、触ると痛みますが大丈夫です。あ、今武尊さんのお膳もお運びしますので待っていて下さいね。」
「あ、私手伝います!」
と武尊は時尾を追っかけた。