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138.大きな三角 (斎藤・夢主・時尾)
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一方、斎藤は洗う所はきちんと洗い、どっぷり湯船につかっていた。
その頭の中は帰宅前にさんざん説明された蝦夷地での新任務のこと・・ではなく、武尊と妻を襲った者達の事だった。
「悪い予感が当たったな・・。」
と、普通の人なら五秒も入っていたらあっちっちとなるような温度も全く気にならず思考にふけっていた。
【若しも武尊を十六夜丸に変えてしまう方法を今も知っている奴がいたら】
という最大の懸案事項が現実に起こってしまった。
それが今回の件。
時尾の話では家元は薬の件は一言二言しか武尊に言っていなかったという事だが時尾がいつもお茶を習っていたという先生とやらは裏社会とは全く関係のない真っ当真面目の人物だったはず。
そして自分の調べに落ち度はなかったはずだと、そこがどうしても腑に落ちない斎藤だった。
「どうなっているんだ、まあ今あれこれ推測するには判断材料が少なすぎるな。どっちにしても明日張を現場に向かわせてからの話だな。」
フウー、っと斎藤は大いに息を吐いた。
「武尊のやつ、俺に心配をかけさせまいとしているだろが、これは俺が決着をつけるべきことだという事を分からせる必要があるな。武尊を狙う奴は俺が許さん。」
と、斎藤はざざっと湯面を波立たせながら立ち上がった。
2014. 3.17
その頭の中は帰宅前にさんざん説明された蝦夷地での新任務のこと・・ではなく、武尊と妻を襲った者達の事だった。
「悪い予感が当たったな・・。」
と、普通の人なら五秒も入っていたらあっちっちとなるような温度も全く気にならず思考にふけっていた。
【若しも武尊を十六夜丸に変えてしまう方法を今も知っている奴がいたら】
という最大の懸案事項が現実に起こってしまった。
それが今回の件。
時尾の話では家元は薬の件は一言二言しか武尊に言っていなかったという事だが時尾がいつもお茶を習っていたという先生とやらは裏社会とは全く関係のない真っ当真面目の人物だったはず。
そして自分の調べに落ち度はなかったはずだと、そこがどうしても腑に落ちない斎藤だった。
「どうなっているんだ、まあ今あれこれ推測するには判断材料が少なすぎるな。どっちにしても明日張を現場に向かわせてからの話だな。」
フウー、っと斎藤は大いに息を吐いた。
「武尊のやつ、俺に心配をかけさせまいとしているだろが、これは俺が決着をつけるべきことだという事を分からせる必要があるな。武尊を狙う奴は俺が許さん。」
と、斎藤はざざっと湯面を波立たせながら立ち上がった。
2014. 3.17