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138.大きな三角 (斎藤・夢主・時尾)
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「じゃ、斎藤さんごゆっくり。」
「別に武尊が先に行ってもいいんだぞ。」
時尾が寝ている部屋・・・つまり藤田夫婦の寝室に戻った二人はひそひそと声を小さくして喋る。
「先に行かせていただいても熱湯風呂には入れません。」
「・・・無理やり連れて行って浸からせるのも面白そうだな。」
「馬鹿言ってないで早く行ってください!」
と、ジェスチャーで風呂場の方へ指をさされ、やれやれと言いながら斎藤は着替えを持って風呂場へ行った。
(もー、分かってるのかな、寝ているからって妻の横で何て事言うんだよ。)
と思いながら武尊は部屋の壁にもたれかかり時尾の様子を見守った。
(ツイテイキタイ・・・。)
ふと胸に湧きあがった想いに武尊は視線を天井へ向けた。
(何処までも・・・。)
この身を捨ててついてゆけるのなら今すぐにでも捨てていい。
だけど・・・。
やっぱり現実斎藤さんは藤田五郎であって、今回みたいに自分の事で迷惑をかけるわけにはいかないと再び時尾を見て思った。
(迷惑なんてもんじゃないよね、命が危なかったんだもの。すみません時尾さん、私の所為で・・。)
やはり十六夜丸の事を調べて自分の過去に蹴りをつけなければいけないと武尊は思った。
そうしなければこの世界(明治時代)でも安心して暮らしていけない。
これ以上利用されるのもするのもごめんだ。
自分を利用しようとする輩との悪しき縁を今度こそ断ち切る、断ち切らねば、と武尊は強く思った。
(だからサヨナラです・・・時尾さん、斎藤さんを頼みますね。史実通り末永くお幸せに・・。)
と、武尊は寝ている時尾に微笑んだ。
「別に武尊が先に行ってもいいんだぞ。」
時尾が寝ている部屋・・・つまり藤田夫婦の寝室に戻った二人はひそひそと声を小さくして喋る。
「先に行かせていただいても熱湯風呂には入れません。」
「・・・無理やり連れて行って浸からせるのも面白そうだな。」
「馬鹿言ってないで早く行ってください!」
と、ジェスチャーで風呂場の方へ指をさされ、やれやれと言いながら斎藤は着替えを持って風呂場へ行った。
(もー、分かってるのかな、寝ているからって妻の横で何て事言うんだよ。)
と思いながら武尊は部屋の壁にもたれかかり時尾の様子を見守った。
(ツイテイキタイ・・・。)
ふと胸に湧きあがった想いに武尊は視線を天井へ向けた。
(何処までも・・・。)
この身を捨ててついてゆけるのなら今すぐにでも捨てていい。
だけど・・・。
やっぱり現実斎藤さんは藤田五郎であって、今回みたいに自分の事で迷惑をかけるわけにはいかないと再び時尾を見て思った。
(迷惑なんてもんじゃないよね、命が危なかったんだもの。すみません時尾さん、私の所為で・・。)
やはり十六夜丸の事を調べて自分の過去に蹴りをつけなければいけないと武尊は思った。
そうしなければこの世界(明治時代)でも安心して暮らしていけない。
これ以上利用されるのもするのもごめんだ。
自分を利用しようとする輩との悪しき縁を今度こそ断ち切る、断ち切らねば、と武尊は強く思った。
(だからサヨナラです・・・時尾さん、斎藤さんを頼みますね。史実通り末永くお幸せに・・。)
と、武尊は寝ている時尾に微笑んだ。