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121.九月三十日夜(小田原の影、そして神谷道場)(伊藤卿、剣心、薫、左之助、操、弥彦、蒼紫)
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一方この日(九月三十日)の昼ごろ、剣心と薫を乗せた船は横浜沖まで来ていた。
「剣心、陸が見えて来たわ。」
「そうでござるな薫殿、何だかこの風、落ち着くでござるな。」
「そうね、風も何だか京都とは違う感じがするわ。ああ~、いいわねー!やっぱり東京は!」
「そうでござるな・・・。」
剣心と薫は甲板で近づく陸を見ながら海風に吹かれていた。
昨日薫の立てた【道場再建作戦】、それは比古の弟子の陶芸家に作品をちょちょいと作ってもらって売り飛ばすといったものであったが、剣心曰く、師匠の弟子がそんな素直にいう事を聞いてくれるはずがない、という事でその作戦は却下となった。
「あの師匠の弟子でござる、きっと師匠並にひねくれているのでござろうな・・・。」
「そうね剣心、比古清十郎は悪い人ではないと思うけど・・・剣心に対しては厳しいものね。」
「そうなんでござるよ。」
と、むしろ逆にいじめられそうでござると剣心はため息をついた。
あの比古清十郎の弟子、剣心も薫もどんな人物なのか全く想像つかなかった、その性格以外は。
「ほら、剣心、もう着くわ。横浜でお土産買って帰りましょうね。」
「剣心、陸が見えて来たわ。」
「そうでござるな薫殿、何だかこの風、落ち着くでござるな。」
「そうね、風も何だか京都とは違う感じがするわ。ああ~、いいわねー!やっぱり東京は!」
「そうでござるな・・・。」
剣心と薫は甲板で近づく陸を見ながら海風に吹かれていた。
昨日薫の立てた【道場再建作戦】、それは比古の弟子の陶芸家に作品をちょちょいと作ってもらって売り飛ばすといったものであったが、剣心曰く、師匠の弟子がそんな素直にいう事を聞いてくれるはずがない、という事でその作戦は却下となった。
「あの師匠の弟子でござる、きっと師匠並にひねくれているのでござろうな・・・。」
「そうね剣心、比古清十郎は悪い人ではないと思うけど・・・剣心に対しては厳しいものね。」
「そうなんでござるよ。」
と、むしろ逆にいじめられそうでござると剣心はため息をついた。
あの比古清十郎の弟子、剣心も薫もどんな人物なのか全く想像つかなかった、その性格以外は。
「ほら、剣心、もう着くわ。横浜でお土産買って帰りましょうね。」