丞とその彼女(11話/未完)
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07.遠出 ※未完
次の連休には遠出を。
―――春の夜にそんな約束を交わしてから早数ヶ月の時が過ぎ、未だ果たされてはいない。
アスファルトさえ溶けるような灼熱の夏を越え、りんりんと虫の声が響く初秋の秋を越え、季節は晩秋へと向かっていた。
約束が果たされなかったのは純粋に、丞、エリカ共に仕事が忙しく、休みの都合が合わなかったからである。
丞が求めたのは連休であったから殊更であった。
それでもすれ違いを乗り越えるように、互いの距離を埋めるように、
わずかに取れた時間を互いの為に使っていた。
会える時間は短い。けれども、だからこそ大切に出来るという皮肉な結果と言えばその通りだ。
結果として、外出を兼ねたデートを重ねずとも満足していた。
ソファに座る大きな背中に。
あるいは、しなやかな首筋に―――胸を高鳴らせるより穏やかな心地を感じていたからに他ならなかった。
「準備はいいな」
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この後 丞のバイクで岐阜県に行く話の予定でした
道の駅数が北海道に次ぐ2位の岐阜県
東京から岐阜までの道路を検索したけれど
その道中の描写が難しくて断念してしまった(25.12.18公開)