Epispde.3
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Episode.3 最悪の再会
--*--*--
雇われ遊撃隊に属しているにも関わらず、空中戦が大の苦手なランスのウルフェンは最早、移動専用のものになってしまっていた。
それに軽やかに跳躍し乗り込むと、ランスは惑星コーネリアへと出発した。
宇宙を全速力で駆る。
ウルフェンはスターウルフのメンバーの証。故に狙われて戦闘になってしまうとランスに勝ち目はない。
そうならない為にも、移動にエネルギーを集中させた。
「と、う、ちゃ、くーっと」
妙な輩に狙われる事もなく、惑星コーネリアに辿り着いたランスはウルフェンを人目につかない場所に着陸させて真夜中のセンター街を歩いていた。
「……真夜中じゃ、行く所は一つか」
コーネリアには24時間営業の小さな家電用品店が存在している。金銭をしっかり払うのなら、ならず者だろうとちゃんと商売してくれる店だ。
以前、ウルフと行った道を辿れば、今でもきっと開店しているに違いない。
「あ、でも……」
ふと立ち止まって、コーネリアの法律を思い出す。
【18歳未満の未成年は24時以降、規定範囲の店舗の入店を禁ずる】
ランスの年齢は17歳。紛れもない未成年でこの惑星の社会的には、まだ子供扱いされる年齢になる。
この法律を守るとなると、例の店舗は規制範囲に入ってしまう。
ならず者集団とも呼ばれる【スターウルフ】の一員でありながらも何故か社会の規則を守ってしまうのが、彼女の中に残っている良心である。
守るべきか、偽るべきか。
そんな事を考えていた時だ。
「あれあれぇ? こんな所に女の子が一人で居るなんて珍しいねぇ。田舎から出てきたばっかりなのかな~?」
無意識にふらふらと歩いているうちにどうやら危険な裏路地に入って来ていたらしい。
見知らぬ男二人組が馴れ馴れしい態度で話し掛けてきた。
一人は極端に小柄な、もう一人は極端に大柄な男。二人とも外見が如何にも軽いです、と語っているようにチャラチャラしている。
彼らはランスの行く手を塞ぐかのように立ち塞がる。
「お嬢ちゃん可愛いね~。もしかして一人なのぉ? だったらお兄さん達と楽しい事しに行こうよぉ!」
普段からウルフに「知らねぇ野郎には付いて行くな」と言い聞かされているランスは、
「嫌」