Episode.2
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Episode.2 情報
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翌日の晩。個人任務で留守にしていたレオンが、漸くサルガッソーのコロニーに戻ってきた。
「戻ったぞ」
コモンルーム。帰還したレオンを待っていたのは、それぞれのソファーに座るランス・ウルフ・パンサーだった。
「お帰りレオン」
パンサーがそう言うとレオンは「あぁ」と一言で返答すると、二人掛けのソファーに座るランスの隣に静かに座った。
「……何?」
ランスが不思議そうな表情で首を傾げると、レオンは妖しい微笑を浮かべて言う。
「あんなに寂しそうな声で通信をしてきておきながら、何もない……訳はなかろう?」
その言葉を聞いて、まず口を開いたのは向かい側にいるウルフだった。
「何だぁ? またてめぇはレオンに通信してやがったのか」
「……うん」
「また」とウルフが言ったように、実はランスはレオンが個人任務で留守にする度に必ず通信で連絡を取っている。
それを踏まえて今回の事を見抜かれたランスは、右上に瞳を泳がせ、考えるような仕種を見せてから頷いた。
「へぇ。意外だね、レオンに対しても素直だなんて」
「……黙ってろよ新入り」
「君、俺の扱い酷くない?」
相変わらずパンサーには冷たく接するランス。それに対して彼は少し涙目になっているように見えた。
「私に感謝の意を伝え、更にそれを行動に表すのが礼儀ではないのか?」
「あ、ありが、とう?」
言っている意味の全ては理解出来ていなかったが、とりあえず“感謝の意”というのはこの事だろうと判断して少しきごちなく礼を述べる。
「フム。行動は?」
「行動……?」